ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ――ここに見ざ
……待ってください、スペース足りないんですけど!?
プロフィール
真名 | ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ |
---|---|
クラス | ランサー |
性別 | 女性 |
身長 | 141cm |
体重 | 39kg |
出典 | 史実(史実……?) |
地域 | サンタランド(自称) |
属性 | 混沌・善・人 |
好きなもの | サンタ行為 |
嫌いなもの | ハロウィン |
設定担当 | 東出祐一郎 |
ILLUST | 武内崇 |
CV | 坂本真綾 |
大人になった私とは、訳が違います!えへん!
概要
2016年クリスマスイベント『二代目はオルタちゃん』に登場するジャンヌ・オルタのサンタ版(でありリリィ版)。レアリティは☆4。ランサークラスの配布サーヴァントは今回が初となる。
「・」(中黒点)だらけで分かり辛いが「ジャンヌ・ダルク」が「オルタ」化したやつが「サンタ」をやろうとした結果「幼児化」になったということになる。つまりジル・ド・レェが聖杯に願ってジャンヌ・オルタが誕生し、そこに更に子ギルの胡散臭い薬が加わったことで、この幼児化したジャンヌ・ダルク・オルタが誕生し、その幼児化したジャンヌ・ダルク・オルタがサンタを志したゆえに生まれた……らしい。おかげで創造神もキャラ名を『ジャンヌ・ダルク・サンタ・オルタ・リリィ』と間違える破目に……因みに『竹箒日記』内での略称は「J・D・A・S・L」。
ちなみにこの時点でジャンヌにランサー適性がある事が確定している……まあ今までの宝具も平時は槍として扱ってきてた事を見れば今更彼女がランサーでも別段驚くことではなかったりする。
とりあえず状況をかいつまんで説明すると、
- ジャンヌ・オルタがサンタオルタの寝込みを襲い、彼女の代わりにサンタをやろうとする。
- その為に子ギルから『透明になる水薬(?)』を貰う。
- それを飲んだら、何故か幼くなる。
- 幼くなった後にサンタオルタの部屋に突入するも、就寝を邪魔されたサンタオルタにモルガンを撃たれた模様(そのせいでエクスカリバーに怯えている)。
……という事になる。どうしてこうなった。
同イベントにおける配布サーヴァント。メインクエスト第一夜をクリアすることで期間限定加入しメインクエスト第七夜をクリア後にプレゼント5回目の当たりアイテムである「白銀の交換券」を「イベントアイテムを交換」にて交換することで、正式にプレイヤーパーティーに加入する……のだが、クリスマスプレゼントをあしらった衣装にしてはリリィに有るまじき煽情的な見た目から在らぬ事を連想する紳士もいる模様。ギリシャの姐さんに射抜かれるぞ。
ちなみにオルタ化と幼児化の状態が重複したキャラはこれが初めてであり2018年6月現在未だに唯一でもある。これが彼女のキャラクターの根幹部分に関わっている(後述)。良く誤解されるがサンタを除いた「ジャンヌ・ダルク・オルタ・リリィ」なるキャラクターは存在しない。
後に『巡霊の祝祭 第7弾』にて、恒常入手が可能となった。
人物
まず彼女について語る前に、その存在の補足説明として、彼女の元になったジャンヌ・オルタ、およびさらにそのオリジナルであるジャンヌ・ダルクについて語っておく。
ジャンヌ・ダルクは活躍年数は僅か二年程度と極めて短いが実在した人物であり、生まれ故郷もそこで暮らした少女時代も確かに存在する。ジャンヌ・オルタは本来存在しないジャンヌ・ダルクの黒化した存在だが、人々の「ジャンヌが生きていたら復讐に染まっても当然だ」という思いは確かにあった上、特異点で多大な悲劇を引き起こした記録がある。加えて贋作英霊の事件で主人公らと縁を結ぶことができたため辛うじてサーヴァントとしての存在を保てていた。(謂わば「実在人物を基にした架空の人物」というカーミラや(死徒ではなく)吸血鬼となった方のヴラド三世、幻想のカール大帝に近い存在と言える)
しかしジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィはそのいずれもが無い。
元となったジャンヌ・オルタが「本来存在しないもの」である以上、その少女時代も存在しない。
バニヤンやナーサリーの様な「完全な架空の人物」とするにしても人々はこんな存在がいるとは思いもしない上、彼女はまだ何もしていない。
いかなる特異点、時間軸にも彼女の如き存在があった記録はない。
誰かの空想にはいたかも知れないが、本来なら幻霊にも満たず、自身の存在を確立することもできないため亡霊ですらない
一人称は「私(わたし)」。
性格はどちらかといえば本来のジャンヌに似る。
即ち生真面目で融通が利かずたまに無茶をする、いざとなれば非合法的手段に訴えるしいざとではなくとも効率が良ければ非合法的手段も吝かではない等々。本来のジャンヌと異なる点はパニックになると慌てふためいた挙げ句泣き出し始め周囲を混沌に陥れることだろうか。
本人としては大人になったジャンヌ・オルタはそのやさぐれっぷりが見ていて恥ずかしいらしい。
「未だ自分がサーヴァントになったことが恥ずかしいみたいでマスターにどう対応したらいいのか分からないみたいですよ、まったくしょうがないんだから!」
とはジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィの弁。かくいう本人もマスターにどう甘えたいのにどうやって甘えればいいのか分からないあたり、ジャンヌ・オルタの成長前という事だろう。
サンタオルタに対しては対抗心が旺盛で「自分こそはその人に相応しいプレゼントを配って上げられる」と豪語する。しかしそのセンスは、サンタオルタに負けず劣らず割とひどい有様で“相手を喜ばせる”ことよりも“相手を戒め悔い改めさせる”方向に傾倒しており、本当の意味でブラックサンタな状態である。悔い改めさせる必要が無い相手でもそのプレゼントのチョイスは実用性一辺倒。夢を与えるだとか喜びを与えるだとかいう概念が理解できず、殆どの相手にとって「ありがた迷惑」に成り果ててしまう。本人もそのことに段々と気が付き始めていき……
尚、マイルームによれば嫌いなものはハロウィンとのことだが、パンプキンプディングはなんだかんだ言いながらも美味しかった模様。やっぱりそこら辺は子供か……
能力
モーション中では、旗槍を用いた槍術(攻撃と同時に粉雪が飛び散る)を主体としつつ、手を翳して蒼炎で敵を燃やしたり、エクストラアタックでは『ツインアーム・リトルクランチ』なる、両手に形成した赤と緑の光弾を投げつけるというお師匠さま譲りの技を使ったりする。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | D | A | B | A++ | A+ |
保有スキル
対魔力(A+) | ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。A+ランクならばおよその魔術が通じず、現代の魔術師では傷付ける事は不可能。オルタ・サンタ・リリィになった事でアヴェンジャー時には消えた『対魔力』スキルが復活した。 |
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聖者の贈り物(C) | サンタクロースになりきる事で取得したスキル。プレゼントを配り、心を潤す。未熟であるが、何事も真面目に取り組む姿勢がサンタ的に評価されたのか、初心者サンタにしてはランクは中々のもの。サンタオルタから継承した。 |
自己変革(A) | 本来、全盛期で召喚されるサーヴァントであるが、彼女は例外的に「これから先、成長していく」存在として召喚された。悪を望めば悪に、善を望めば善に。彼女の未来は明るくは無いかもしれない。それでも望めば聖者の灯火は与えられるのだ。この『可能性の飛躍』をスキル化したものと思われる。 |
うたかたの夢(EX) | 個人の願望から生み出された夢が、更なる夢を無意識に生み出したという出鱈目さも此処に極まったスキル。いずれにせよ、消失という運命には変わりはない。けれど、それを知っていてなお、彼女は海への扉を求めるのだ。 |
宝具
優雅に歌え、かの聖誕を(ラ・グラスフィーユ・ノエル)
- ランク:A+→EX
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜10
- 最大捕捉:10人
「真のサンタ道、見せてあげます!」
「聖なる夜、素敵(ステキ)で無敵(ムテキ)な奇跡(キセキ)の一瞬。『優雅に舞え、かの生誕を(ラ・グラスフィーユ・ノエル)』!!シャンシャンシャーン、シャンシャンシャーン ♪ シャンシャンシャーン、シャンシャンシャーン ♪」
JDASLがノリノリになった時に発動する聖歌宝具。
悪い子にはお説教(ダメージ)を、良い子には贈り物(バフ)を。
雪の如く降り積もる贈り物は、クリスマスを待つ子供たちに大ウケだとかなんとか。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
HP:11,870/ATK:9261と同ランク内ではエリちゃんとほぼ互角の攻撃寄りのステータス。
《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のランサーらしいカード配分で〈Q:3/A:3/B:1/Ex:5〉とヒット数も良好なことからスター稼ぎやNPチャージもランサーとしては優秀な部類に入る。
高い対魔力スキルからデバフやバステへの抵抗力が高く安定した立ち回りが可能。
固有スキルによる生存力の高さと相まって見掛け以上に粘ってくれる。
保有スキルはそれぞれ、味方単体のHP回復&3ターンスター発生率アップの「聖者の贈り物(C)」、自身のNP20%獲得&弱体耐性アップの「自己変革(A)」、HP:1,200を代償として1ターンBuster性能アップ&無敵付与の「うたかたの夢(EX)」の三つとなっている。
「聖者の贈り物」は最大3,000のHPを回復させて最短5ターンでそれが回せるという優秀な回復技能スキル。スター発生率アップも多段ヒット攻撃を有する味方へ付与されるとスター稼ぎを補助できるほか、自身に使えば耐久性とスター稼ぎを加速させることが可能。
「自己変革」はNP獲得量が20%固定で副次効果も弱体耐性の補強と地味な印象。しかし宝具解放までの間隔を短縮しさらに元から高い弱体耐性を強固にできることを考えると意外に優秀ではある。
「うたかたの夢」はジャンヌ・オルタからの継承スキルで効果も同じものとなっている。しかしスキル性能はさらに向上しているため、瞬間火力の倍率ではこちらに分がある。その代わりHP消費も1,200と大きくなるため自前の回復スキルや見方からのサポートが欲しいところである。
ちなみに、1,200以下でも発動しHPが1だけ残るのもジャンヌ・オルタと同様の効果。
宝具は上記の通り。高倍率のBuster性能アップで威力がさらに加速できるうえ、続けざまにBuster&Braveチェインを叩き込めれば宝具のバフ効果も相俟って☆5級にも迫る爆発力を発揮する。ただ副次効果のバフが発動したターンしか保たなかったため、完全消化しようとするとパーティー構成に縛りが生まれてしまうのが悩みどころであった。後に『巡霊の祝祭』追加と同時に宝具強化が行われ、バフ発動が1Tから3Tに延長されたことで取り回し易さが格段に向上している。
弱点は器用貧乏といえる宝具性能。性能そのものは万能型だが宝具のバフ効果をどう捉えて活かすかマスターの戦術眼が問われることになる。NP効率も「ランサーとしては」という前口上が前提なので、宝具主体で動かすならサポートできる概念礼装やサポーターが欲しいところである。
何気にジャンヌ一色で構成すると、宝具効果を余すことなく利用できるうえに姉(?)二人の宝具効果も加速して強烈な宝具チェインが完成する。しかし全員が条件付きの激レアサーヴァントという壁があるため編成難易度も非常に高いドリームチームでもある。
以上のように攻撃と補助の両面で秀でた万能アタッカー。
とりあえずNP+20から宝具ぶっぱの周回用としては☆4でそこそこのステータスが確保されている上に宝具Lv5が標準なので確殺を取れる範囲が広く便利。
関連人物
見ていて恥ずかしい、未来の自分。
元はと言えば去年のクリスマスの意趣返しと、クリスマスの到来に向けて浮かれながら準備する彼女からの二次被害の仕返しにプレゼント袋を簒奪して自分がサンタとなって仕事を完遂させ悔し泣きさせるつもりだった。つまりリリィ化は諸々ひっくるめると邪ンヌの自業自得。
ちなみに去年のクリスマスではサンタオルタから「ジャンヌ・リリィもあり得る」と焚き付けられた一件もあるので「オルタ(対象)」で「サンタ(発端)」で「リリィ(伏線)」と自ら全て回収したことにもなったとも言える。また、後に『Samurai Remnant』にてジャンヌ・オルタがランサークラスで登場する事が判明し、クラス被りが発生することとなった。
JDASL誕生の瞬間に立ち会ったジャンヌ・オルタの共犯者。
しかしCOOOOLな割にまともにジャンヌへのツッコミ役をこなしている。
そして幼くなった彼女を見た彼はこれ以上ないほどの至福の表情をしていた(あまりの歓喜っぷりに何故か第3再臨に変化した。本人曰く「プレラーティもニッコリ」との事)。
JDASLの霊基再臨用アイテムはジルの人形であるが、ジル本人は第一夜のみの登場である。
自身が「正しく成長した姿」と見ており、オルタと違って懐いている(しかし、後述の交友関係からリリィが成長したとしてもこのジャンヌになることは決して有り得ない)。初見では「ジル・ド・レェが子供を誘拐してきた」と勘違いした……まぁ、前科もあるので疑われて当然。
余談だが、明らかになった彼女のかつての願いは『海を見に行きたい』事。つまり……
JDASLからは「ギルくん」呼び。
ジャンヌ・オルタに就寝中に叩き起こされて「サンタオルタ妨害作戦」に加担させられ“寝ぼけていた”ので“うっかり”『透明化の霊薬』と間違えて『若返りの霊薬』を渡してしまい結果としてJDASLを爆誕させる。なお当人は「反省してまーす」とのこと。嘘だ。
当人からするとにっくきライバルだがマイルームでは先代サンタと見方を変えている。
しかしサンタオルタさんからすると、一つ思うところがあるらしく……
昨年サンタオルタのドタバタに巻き込まれ今年も結局クリスマスにトナカイになる運命に……
しかし今回は“サンタクロースの相棒”ではなく“見習いサンタの教導者”としてサンタオルタからJDASLの相棒を一任されている。それもそのはず実は今回のサンタ道中記の黒幕。
風魔小太郎の元を去った上空でいつの間にかサンタの橇に乗り込んでいた謎の男。
当人曰く「サンタアイランドに住む謎のサーヴァント」だが、その仮面は既視感を覚えざるを得ない。赤いがエミヤやシロウという名前とは無関係だとか。一体何者なんだ……
妙に胡散臭いがJDASLにサンタの何たるかを教えんと彼女の師匠となる。登場の際は薔薇の黒鍵を投げる。わざわざBGMとカットインまで背負ってくるとか、お前はどこの礼服マスク紳士だ。ちなみにJDASLの最終再臨のセリフでは「サンタアイランド天草仮面」と言われている。
事態収束後も交流があり相変わらず師匠として慕っているし、師匠もリリィを可愛がっている。
とある迷宮でパーティの準備を行っていた。
サンタオルタに前回にプレゼントをたくさん貰ったお礼が言いたかったとの事。
因みに希望のプレゼントは「自分達の人形が発売されたらしいので、それが欲しい」らしいが
「いや、それ人形というより……」とエミヤから突っ込まれている。
とある事情によりJDASLに同行し海を見に行くことになる。
ジャック、エミヤ、アステリオスと共にパーティ会場の設営を行っていた。
JDASLの正式名称が長すぎるのをネタに「まるでスパムみたいな名前」と言って、もはや人名とは思えないほど余計に長すぎる名前にしていた(その文字数、実に20字→36字)。
具体的には中点の次に必ずスパムが入る感じ。モンティ・パイソンじゃないんだから……
自分のプレゼントに自信を喪失し逃げ出してしまったJDASLを追いかけ、プレゼントを突っ返した後に「代わりに海が見てみたい」と言いジャックと共にJDASLに同行することになる。
前回は礼装としても登場した雷光のトナカイ君。迷宮区のパーティ会場でジャック達と共に登場。
彼自身は欲しいプレゼントは無いようでJDASLに何が欲しいか聞かれた際に「こんな風に楽しい時ができるだけ長く続いてほしい」と答えた。アステリオスちゃんマジ天使。
オケアノスでの記憶が有り海に行く事を提案したのも彼である。
サンタの妨害者その1。
一行の乗るラムレイ2世を謎の力で墜落させた(実際にはサンタオルタによる人為的な故障)。
一行の「何でこんな事をするのか」という問いにとっさに答えられなかったり、ナーサリー達の非難に対し「私も辛いのです!」と逆ギレしたりと役割的にはあまり乗り気ではなかった模様。
サンタの妨害者その2。後述のサンタムと共に登場。
レオニダァスよりかは乗り気なものの、とっさのアドリブが効かない事は同じでトナカイさんに助け舟を出される始末である。そして、サンタムの稚拙な変装に突っ込んだ。
サンタの妨害者その3にしてJDASL達の前に現れた謎(?)の男その2。
どっかで聞いたようなセリフと共にノリノリで現れたものの、(ぶっちゃけ変装と言うのが失礼な位)稚拙な変装の為か同行者のハサンは元よりその場のほぼ全ての面々から突っ込まれた。
本人は「サンタアイランド仮面の正体はばれないのに、何故だ!」と納得がいかない模様。
鏡見てから言おうねサンタム。JDASLとは「自身のオリジナルを嫌う」という共通点がある。
お師匠さんに四六時中毒を吐いているため、割と本気で嫌っている。
季節サーヴァントでオリジナルが嫌いという似た者同士。
違う所はJDASLはオルタのオリジナルのジャンヌに憧れているがこちらはオリジナルのエリザベートとカーミラ両方を無価値な存在としている所だろうか。
第三段階の姿を見た為か「トナカイさん二号」だと認識している模様。
なお、彼からは「どちらかというと爬虫類なのだ、すまない」と困惑されている。
また、彼とクリームヒルトの関係を仲悪いと勘違いした模様。
2018年クリスマスイベント『ホーリー・サンバ・ナイト』にて、フランス代表としてタッグを組んで出場した。どちらかと言えば、まだ未熟なJDASLの保護者的立ち位置。
2018年クリスマスイベント『ホーリー・サンバ・ナイト』にて、イベント終盤でブラック・ケツァルマスクに対抗する為に自身のサンタパワーを彼女に託す事にした。
余談
名前について
名前が初代サンタオルタ並に長い。どんだけてんこ盛りなんだよ。
良く間違われるが「ジャンヌ・ダルク・サンタ・オルタ・リリィ」ではなく「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ」である。ややこしい。というか本人ですら間違えた。
なのでプレイヤーからは専ら縮めて「ジャンタちゃん」の愛称で呼ばれている。
※ 初代サンタオルタを『アルトリア・ペンドラゴン・オルタ・サンタ』とすると「・」を含めた文字数が一致する。もし〔〕とかも含めたらサンタオルタの方が長いが。
このてんこ盛りについては2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』の最終章でクリスマスにいじけながら、オリジナルを処刑したピエール・コーション司祭を某ボードゲームで蹂躙(ただし自分ルールでやりたい放題)するジャンヌ・オルタをサンタオルタさんがなじった際の発言とサンタオルタの絆礼装のテキストが元と思われる……だからって全部マシマシの盛りもりにするあたり、ジャンヌ・オルタらしいというか型月らしいというか……
バトルキャラについて
バトルキャラの立ち姿がブリュンヒルデと非常に良く似ている。
槍を一回転させての突きや青い炎による攻撃、ブリュンヒルデの宝具のようなQuickと幾つかのモーションにも共通する箇所がある。イベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』でお姉さm……相棒だった彼女の構えを無意識下で参考にしているのかもしれない。
また、エクストラアタックでは別の宝具と思われる「ツインアーム・リトルクランチ」なる必殺技を使い両腕に赤と緑のエネルギーを収束し敵に投射、極小のブラックホールらしき何かによってダメージを与える。これについては、天k……サンタアイランド仮面から教授されたと思われる。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder サーヴァント ランサー(Fate)
ジャンヌ・ダルク(Fate) ジャンヌ・オルタ サンタサーヴァント
- セイバー・リリィ:初代リリィ
- メディア・リリィ:二代目リリィ
- メドゥーサ(ランサー):四代目リリィ
ジャンヌ姉妹(ジャンヌ三騎による組み合わせ)
小さなサンタクロースの深層
本来あり得なかった贋作、ジャンヌ・オルタのさらにその可能性の欠片として顕現したJDASL。
しかしそれゆえに彼女にはよすがになる明確な霊基も願望すらも存在しない。
サンタクロースを目指したのはジャンヌ・オルタの「サンタオルタへの逆襲」の執念がリリィ化に際して残留し、それを存在理由として仮初めの楔に代用したからにすぎない。
願望も欲求もない、その上根底にある『“信仰者”ジャンヌ・ダルク』として「清貧」を尊ぶ姿勢から、自らに禁欲を課して願望を得ようとする心理まで封印してしまっている。
これが巡り巡って彼女のプレゼントのセンスに影響しており、先述のような「贈る相手に役立つもの≒その人物の研鑚を促すもの」にプレゼントが偏っているのは、当人が何の願望も“持てない”せいで他者の欲求・願望に対する共感まで持てなくなってしまっていたためである。
このあり方は何処ぞの人間のふりをしたロボットの在り方と瓜二つであり、彼は正義、彼女はサンタを遂行するためだけのロボットでありそれこそが理想と化してしまっていた。
裏を返せばそれは“人に施しをしたい”という願いを遂行するサンタクロースの骨子を理解できていないことを意味している。彼女にその自覚もないため今回のサンタとしての仕事を終えると彼女としては二度と現界出来ないという最悪のシナリオが待っていた(サンタオルタが危惧していたのもここ)。
その打開策としてナーサリーとジャックのチビッ子二人との海への旅行が利用され、さらにその合間に上記の邪魔者が入ることでジャックとナーサリーの願望をかなえてやりたいという“サンタクロースとしての願い”を自覚させようというのが目的だったのである。
……というのもまだ表向き。
サンタ修行の本懐は彼女がまだサンタクロースに願いを求める“子供”だと自覚させること。
その仕掛け人はサーヴァントたちを最も把握している者だった。
そしてJDASLにも忘れ去っていたが小さな願望はあった。それこそが“海を見ること”だった。
これは聖処女ジャンヌ・ダルク自身がまだ神託を得るまえの幼い日に抱いた“小さな夢”だったが、これがジャンヌ・オルタの因子の内部に極々小さくはあるが残っていたらしい。※
サンタ修行の道中は、この小さな願望を思い起こさせるためのお膳立てだったのだ。
最後に立ちはだかったサンタアイランドを退け、遂に海岸に到って彼女は海を臨み――泣いた。
自分が本当は願い欲するだけの小さな存在だと認め、サンタ修行をその言い訳に使っていた稚拙で身勝手な自身を恥じて泣いたのだ。だが最後にはそれを許すことができた。
その悲喜交々を分かち合う、小さな二つの友情がそれを認めてくれたから。
かくして運命の日を控えた一足早い聖夜の前日、一人の小さなサンタクロースが現界した。
生真面目でおしゃまな、まだまだ修行中のかわいらしいサンタクロースであった。
※ これについて「ジル・ド・レェが知るジャンヌより前すぎて設定齟齬では?」という批判もあるが、生前にジャンヌは海に近い地方に幾度か進軍しており、そこを鑑みてジャンヌがその近くで海を見て幼少期を思い起こしている可能性があるなら強引だがジャンヌ・オルタに海への憧憬を内包させることは可能である。そして元になったジャンヌ・オルタはアヴェンジャーとしての霊基を確立するために「英霊ジャンヌ・ダルク」の一部を強引に取り込んでおり、その影響で本物のジャンヌの幼年期としての属性を無自覚に得ていたとする説もある。
ちなみにリリィが「正しく育った」というジャンヌになるには「今現在得ているジャックを始めとする友の存在を全否定しなければならない」ためほぼ有り得ないと言える。
仮にリリィがオルタではないジャンヌになったならそれは「心を捨てきった本家よりも機械的なジャンヌ」である。
そうなれば彼女は「救済の聖女」ではない「フランスを救うためならば本来砦に向ける大砲を人に向けることも、卑怯な夜襲を行うことも厭わない野蛮で無礼で世間知らずな指導者」即ち「見方を変えたジャンヌの別側面」と言える存在となり、それはある意味で正しくジャンヌ・ダルク・オルタになるのだろう。
その後のイベントでも現界している様子が度々描かれている。ジャックやナーサリー、天草等、上記の関連人物達の絡みで登場することが多くカルデアライフを満喫しているようだ。