「刃にて、その心を断つ。行くぞ!」
プロフィール
真名 | 風魔小太郎 |
---|---|
クラス | アサシン |
性別 | 男性 |
身長 | 158(286)cm ※ |
体重 | 49(195)kg ※ |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・悪・人 |
好きなもの | 手裏剣と刀、鎖鎌、身代わりの木材に火薬玉、薬草の手入れ |
嫌いなもの | 風魔の誇りを汚す者 |
設定担当 | 東出祐一郎 |
ILLUST | 佐々木少年 |
CV | 花江夏樹 |
※「北条五代記」の記述とは差違がある。括弧内の数値は恐らく第二宝具による変身時の数値。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』の開始と共に実装。
同イベントのシナリオでは、後述の因縁によってはぐれサーヴァントとして召喚された。冒頭で鬼達に取り囲まれていた所を主人公達に助けられ、本気で己を案じてくれた彼らに"風魔の頭領"としてではなく"一人の友"として力を貸した。
メインシナリオでは第1.5部3章『屍山血河舞台 下総国』にて、とある事情からマシュに代わって主人公のサポートを一手に請け負う立場で登場している。
彼は☆3のサーヴァントであるため、聖杯を使って特別に育成しない限りLv70が上限なのだが、英霊剣豪七番勝負の中のある場面では、Lv90の状態の彼がサポートサーヴァントとして使用できる。
『FGO』以外の作品では『Fate/EXTRA Last Encore』に登場。第二階層『悔恨の森』でロビンと戦闘を繰り広げるが、森での戦闘に長けるロビンに死角から射抜かれてBAKU☆SA☆TSUされてしまった。『FGO』第1部7章で召喚された件といい、森で小太郎を戦わせるのは死亡フラグとなるようである。
2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』では、モーション改修と共に新たな霊衣「夏休み満喫用忍び装束」が実装。☆3ではロビンに続く二人目となる。
年相応な現代衣装で、立ち絵と戦闘グラフィックでは帽子を被っている。
帽子は深めに被っているが、立ち絵では場合によって目元を見せてくれる。
真名
忍者集団風魔一族の頭領、『風魔小太郎』。
本来の名を村の名から「風間」と言い、普段は狩猟や樵、狭い田畑を耕して糧を得ていた。だがいざ任務となると「風魔」を称し、その恐ろしさを天下に知らしめた。
風魔小太郎は第五代目頭目であり、北条早雲の後継者氏綱に仕えた。
日本の忍者を代表する伊賀、甲賀と異なり、風魔に関する文献は少ない。
仕えた北条氏が戦国の世に散ったことが大きな理由だろう。そのため、風魔がどのような忍具を使ったかすら定かではない。
それは出自についても同じであり、彼らがどういう経緯を経て風間谷に住み着いたのかも不明である。(一説には、大陸から移住した騎馬民族とも言われる。)
風魔たちは自分たちの出自を決して明かすことはなかった。ともかく彼らは凄まじいまでの集団戦法により、あらゆる人間から恐れられた。そしてその頭目にあたるのが風魔小太郎であった。
風魔小太郎は異人の血を引いており、同時に鬼種の血も混じっている。
風魔の頭目として一族が徹底的な配合操作を行い、戦国乱世を生き延びるために最高傑作の「忍」として生誕した。生まれながらの頭目であり、忍であり、ここに風魔一族は一つの頂点を迎えることになる………が、肝心の小太郎、その性根慈悲深く、また思慮深く、肉体は忍として頂点にあれど、その心はおよそ忍のものとは呼ばず、部屋に篭りがちな日々を送っていたという。
人物
一人称は「僕」。
謙虚で自己主張が薄く人見知りだが、一度スイッチが入ると少年らしいノリの良さを見せる。
風魔の総本山たる足柄山が産んだスーパーヒーロー・ゴールデンを尊敬しており、思春期真っ盛り(?)な純情同士、ボーイズトークで盛り上がったりもする。朝飯はゴールデン同様おにぎり手掴み派で、朝から凝った料理は苦手。
上述どおり、控えめな精神は忍に不向きと言われているが、「心の無い忍はただの刃。忍にあらず」という、確たる信念を秘めている。
普段は両目とも隠れているが、再臨状態によっては鋭い目付きの左目が露わになる。
鬼ヶ島イベント内で述べていた様に、忍を利用して歴史の表舞台を支配していた"武士"には余り好印象を抱いておらず、佐々木小次郎所持時や聖杯についてのマイルームボイスにて、その片鱗を窺い知れる。
好きなものは手裏剣・刀・鎖鎌・身代わりの木材・火薬玉・薬草等の仕事道具の手入れ。
嫌いなものは「風魔」の誇りを汚す者や釜茹で。
絶対に許せないものは「武器の整備がなっていない同業者」「行商の宅配サービスを追い返してしまう気の利かない手下」「風魔を伊賀・甲賀の次点と見なす無礼者」。
前述の配合操作によってその身には異国の人間や鬼の血が混じっており、小太郎は己を"人でなし"と評している。後述の宝具名やExtraアタック時の掛け声に外国語が混じっているのもこの為。
また、初登場の鬼ヶ島イベントで鬼ヶ島に召喚されたのも、この鬼との因縁が原因。
また2016年クリスマスイベント『二代目はオルタちゃん』によると、今作における姿は15歳の時のものらしく、同イベントでは2代目サンタにプレゼントのリクエストを出して、そわそわしながら彼女からのプレゼントを楽しみに待っていると言う可愛らしい姿が見られた。
能力
素早い身のこなしが特徴だが、その他にも、鬼ヶ島イベント劇中で披露したクナイを始めとした暗器の使用や本物の子鬼そっくりになれる高レベルの変装術、更にはゲームでのQuick攻撃時の分身等、多彩な技術を使いこなして仕事をこなす姿は、まさに典型的な「忍」と言える。
モーション中では、二刀流のクナイ術の他、鎖鎌や巨大な風魔手裏剣を用いて戦い、最大4人の分身攻撃や地面にクナイを突き立てて火柱を巻き起こすなどの攻撃を見せている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C+ | D | A+ | B | B | C |
ギルガメッシュ | C+ | D | A+ | B | B | C |
保有スキル
気配遮断(A+) | アサシンのクラススキル。自身の気配を消すスキル。サーヴァントとしての気配を断つ。完全に気配を断てば発見する事は不可能に近い。ただし、一方で自らが攻撃態勢に移ると『気配遮断』のランクは大きく落ちてしまう。 |
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破壊工作(B+) | 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力を削ぎ落とす才能。トラップの達人。Bランクなら、相手が進軍してくる前に3割近い戦力を戦闘不能に追い込む事が可能。彼の場合、部下が多ければ多いほどダメージ割合が増加する。ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格が低下していく。 |
忍術(A+++) | 忍者達が使用する諜報技術、戦闘術、窃盗術、拷問術などの総称。A++ランクであれば、伊賀甲賀の頭領クラスといえる。A+++ランクともなれば、伝説の忍者達にすら肩を並べるであろう。各流派によって系統が異なり、徳川家康によって滅ぼされた風魔忍軍に関する文献は殆ど残っていない。なお、五代目の頭領であるこの英霊は、実力によって選ばれたものと考えられる。 |
風声鶴唳(C→C++) | 元々は敗軍の兵士達が風の音や鶴の鳴き声を聞いただけで恐れ、怯えたという故事から。風魔小太郎は気配を絶って奇襲を仕掛け、配下を手足のように使って意図的に状況を再現できる。喰らった相手の戦闘意欲は甚だしく減退し、あらゆるバッドステータス効果を当然のように享受してしまう。 |
宝具
不滅の混沌旅団(イモータル・カオス・ブリゲイド)
- ランク:B→B+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:2~50
- 最大補足:100人
「地獄の炎を起こす。全員、鬼となれ!」
「総員集合。秩序を揺るがすが我らの定め……混沌を鋳造せよ!『不滅の混沌旅団(イモータル・カオス・ブリゲイド)』!!」
風魔小太郎の宝具というよりは、風魔忍群の宝具とした方が適切である。
部下二百人を霊体として召喚。自動的に敵グループ周囲を暗闇にし、阿鼻叫喚の地獄に叩き込む。
北条側に雇われた五代目風魔小太郎は乱波二百人と共に武田軍の陣地へと潜入、手当たり次第に傷兵を殺害、閧ときの声をあげながらあちこちに火を投げ入れて武器食料を略奪した。連日連夜続けられる夜襲に、武田軍は撤退を余儀なくされた。
詳細は該当記事を参照。
果てぬ羅刹に転ず(オウガ・トランス)
- ランク:C
- 種別:対人宝具(自身)
- レンジ:0
- 最大補足:1人
鬼ヶ島イベント第二幕で言及。名称は『FGO Material Ⅳ』にて判明。
彼を「鬼」へと変じさせる宝具。
風魔小太郎の血筋は、鬼ないしはそれに比肩しうる存在だったという。
真名開放時には各ステータスが極端なまでに上昇し、体力自動回復の能力も得る。
ただし、代償として寿命が削られ、臓器は深刻なまでの損壊を受け、脳も出力限界により部分崩壊を起こしてしまう。
イベント時点の彼では使用不可能らしく、同イベント冒頭で鬼に取り囲まれていたのも、本物の鬼を間近で観察しその在り方を観察すればこの宝具を解放出来るかと考えて行動した結果、最終的に鬼に発見されたせい。
なお、後に実装された彼の絆礼装『鬼の面』の説明文に、「この面をつけた者は鬼になる」「この面を付けた小太郎はあらゆる鬼畜と悪徳が可能になった」等と言った趣旨の文章が記されており、これが最有力候補と言えるだろう。
更に、2017年エイプリルフール専用アプリ『Fate/Grand Order Gutentag Omen』の彼のカードの説明文に、「いざと言う時は赤鬼に変身する」「変身すると服が全部破けてしまうので元の姿に戻った後は悲惨」と言う趣旨の文章が存在しており、この宝具の事を説明している可能性は高い。まあ、エイプリルフール企画と言う関係上、どこまで信憑性があるかどうかは不明だが。
ゲーム上での性能
カードバランスは《Quick:3 Arts:1 Buster:1》の典型的アサシン型。
最大の持ち味は4ヒットするQuickカード。5ヒットするジャック・ザ・リッパーほどではないもののアサシンクラスであることもあわさりかなりのクリティカルスター生産能力を誇る。一方でアーツとヒット数が同じのためNP獲得能力自体はイマイチな点は注意が必要。この自身で生み出した星とサポート寄りのスキル性能と相まってサポート戦法が主体となる。
ステータスは攻撃寄りで、ATKは約7000と同格アサシン中2位。
HPも9000近くまで上がり、スキルで回避付与が可能なので耐久力もそこそこある。
スキルは、敵全体の攻撃力とクリティカル発生率を下げる「破壊工作」、任意の仲間に回避&スター発生率アップを付与する「忍術」、敵全体の弱体耐性をダウンさせる「風声鶴唳」と、3種全てが補助。それぞれ攻撃力低下・回避付与はレベルに関係なく一定の効果が約束されているため、最悪「風声鶴唳」以外はレベル1でも機能するリーズナブルさも一つの魅力。
第三スキル「風声鶴唳」も効果が1ターンだけと短い代わりに、付与確率をほぼ確定レベルまで持ち込めるほど効果が高く、確率型デバフ持ちの味方支援に優秀。
そして、2019年8月7日に強化クエストによって「風声鶴唳」が強化され、防御力のデバフ効果と敵の強化を1回だけ無効にする効果が加わった。これにより支援性能があがり、小太郎自身の火力のなさをカバーしつつ、バフ付与を妨害するとができるようになった。
また、同じく強化無効スキルを持つメフィストフェレスが苦手とするライダークラスの敵との戦闘に貢献できる。
宝具は、種別はQuickで、効果は【敵全体に強力な攻撃&混乱状態(毎ターン低確率でスキル封印)を付与(5ターン)<オーバーチャージで確率アップ>】。幕間の物語クリア後には威力が上がり【防御力ダウン付与(3ターン)】の効果が追加される。
Quick属性の全体多段ということもあり、三体相手に発動しブレイブチェイン等で絡めればスターを飽和させることも可能。
追加効果の「混乱」は彼の宝具が初出で、5ターンの間何度でもスキル発動を阻害する。
反面、ランダムなので狙ったタイミングで発動するとは限らない上に、発動を阻害したターンは確実に攻撃をしてくる事から被弾を抑えるための対策が必要になるなど意外とピーキーな効果である。
また、アサシン全体で見ても貴重な全体攻撃宝具。彼以外で恒常的に入手できるのは☆2のファントム・オブ・ジ・オペラのみで、他は期間限定やストーリー召喚限定であるため、手軽に入手可能なのは独自の強みである。
スキルレベルに依存しない補助スキルやスター生産能力の高さ、恒常入手可能な☆3サーヴァントと言う入手難易度とコストの低さから、支援役として常に一定以上の働きをしてくれる。
反面、アサシンクラス共通のマイナス補正も加わり火力は不足気味。自己強化を持たず、CTが絡まなければNP回収能力がかなり低いという欠点も持つ。
再臨やスキル強化の後半に1部5章以降の素材を要求されるのも欠点といえば欠点だが、第三再臨・スキルレベル6までは比較的難易度が低い。
前述の通りスキルは放置気味で構わないので、重大とはいい難いかもしれない。
むしろ、宝具強化のための「幕間の物語」開放に第1.5部でも難易度が高い『屍山血河舞台 下総国』の突破が必要な事の方が問題か。
関連人物
生前
父親
マイルームボイスで言及されている存在。紅毛碧眼で大柄の男性で、小太郎は南蛮出身だと考えている。ちなみに、前述の純日本人らしからぬ宝具の名前はこの父親から継承した模様。
北条氏綱
生前の主君で、後北条氏二代当主。
Fate/Grand Order
坂田金時
宝具が英語名で人外の血を引いた日本サーヴァント繋がり。鬼ヶ島イベントでは横文字全開な宝具名を「クッソクールな宝具名」とベタ褒めしたりと終始仲は良好。
実は風魔の里は足柄山に存在し、その足柄山出身の先達である坂田金時は彼にとっては憧れの対象である。Dr.ロマン曰く、「地元出身の出世したヤンキーに憧れるようなもの」とのこと。なんか違う気がするけど……
藤丸立香
契約したマスター。
忍者系サーヴァントの例にもれず、深い忠誠を誓っている。
定期的に忍術を伝授しているようで、それが役に立つことも。
佐々木小次郎
鬼ヶ島イベントで敵として相対。
鬼に雇われ「キジ絶対殺すマン」として主人公達の前に立ち塞がる。
その際に「伊賀、甲賀の次」という序列で述べたことが小太郎の逆鱗に触れ、「僕は今から小次郎絶対殺すマンとなりました」とまで言わしめた。
なお、同イベントと同時に実装された概念礼装・「秘剣・雉子返し」のイラストはキジのコスプレをした小太郎と小次郎の一騎打ち、となっている。
また、彼を所持していると特殊マイルームボイスが聞ける。
加藤段蔵
第1.5部3章『屍山血河舞台 下総国』にて共闘した人物。
どういうわけか、彼女のことを以前から知っていたらしく、一緒にいる時は何かとソワソワしていた。宮本武蔵はラブコメの気配を感じ取っていたが、その真相は……
『屍山血河舞台 下総国』をクリア後に解禁される幕間の物語で関係性およびその内情が語られる。
呪腕のハサン
マイルームボイスで言及している存在。
アサシン同士として、悪魔の腕を持つ彼と鬼の体を持つ自分を比較している。
北条早雲
生前仕えていた氏綱の父で、後北条氏の祖。
余談
おそらく格闘ゲームブラッディロアの少年忍者、2代目バクリュウがキャラクターデザインの元ネタのひとつではないかと思われる。バクリュウの超必殺技「分身火炎地獄」と風魔小太郎の宝具はモーションがそっくり。
なお、2001年タイプムーン座談会では「ガクランを来たまま獣化するモグラ君(バクリュウのこと)が非常にラブリー。」との言及がある。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder アサシン(Fate) サーヴァント
風魔 忍 忍者
赤髪 短髪 青年 メカクレ 混血 中二病
ニンジャスレイヤー:台詞の端々にそれっぽい単語がちらつく。
小湊春市:中の人繋がりで、カップ焼きそば現象。