プロフィール
真名 | ハサン・サッバーハ(耀星のハサン) |
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クラス | アサシン |
性別 | 男性 |
身長 | 165cm |
体重 | 55kg |
出典 | 中東、山の翁 |
地域 | 中東 |
属性 | 秩序・悪・人 |
好きなもの | ゲーム |
嫌いなもの | あってたまるか |
ILLUST | タスクオーナ |
CV | KENN |
教主としては、静謐のハサンの一代前にあたる。
故に静謐のハサンからは「寡黙に任務をこなし続けた優秀な先代」として憧れの目を向けられるが、本人としては実のところ、そういった視線は苦手。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』で初登場すると同時に実装され、ストーリー内では序盤に未来の時間軸の記憶を有した状態でカルデアに召喚されるというイレギュラーな登場を果たす。
疑似東京においては主人公が一時的に通う学校の転校生として登場する。
本人からしてみれば、この時が主人公との初対面となっている。本人も自分が人理に呼ばれたサーヴァントである事は理解しているが、なぜ自分が選ばれたのかは分かっていない為、これまでのサーヴァントのように即座に主人公と仮契約は結ばず、主人公を見極めようとする。
その特徴的な宝具から『フラグメンツ』の没サーヴァント「輝く星のハサン」だと考えられる。
真名
暗殺教団の教主「山の翁」を務めた暗殺者、『ハサン・サッバーハ』。
彼は歴代19人のハサンの内の1人であり、静謐のハサンの先代にあたる。
年若くして教主と成り得たのは、絶技とさえ呼べる異能を体得したため。
実際に教団全体の意思決定をしていた訳ではない(これは静謐のハサンも同様である)。
あくまで一暗殺者として、教団の長老たちの定めるままに、任務を果たし続けた。
人物
一人称は「オレ」。
基本的には冷徹にして怜悧、寡黙な暗殺者らしい性格。
自分の性能をよく把握しており、効率的な自己の運用を常に心がけている。特に、精神系魔術等への耐性が低いことを自覚しているため、魔術師や呪術師を速やかに処理するという癖がある。
感情が薄いように見える言動が多いものの、実は、少年らしく瑞々しい感受性の「最後のかけら」を未だに拭い去れずにいる。プロフィールのようにゲームを好んだり、厨二病気質のある小太郎と気が合うのもそのためだろうか。また、マイルームでの態度を見る限り女性には初心である様子。
能力
戦闘では、宝具を生かした高速戦闘を得意とする。
モーション中では、煌めく光と共に高速移動しつつ、曲刀で斬り付ける戦法の他、曲刀を連結させた双刃刀を用いる、曲刀を投擲する、ダークを雨霰のように投げつけるなどもしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | D | A+ | C | A+ | B |
保有スキル
気配遮断(A) | サーヴァントとしての気配を断つ能力。攻撃態勢に移るとランクが下がる。 |
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忘却補正(B) | 人は多くを忘れる生き物だが、彼は決して忘れない。忘却の彼方より襲い来る攻撃はクリティカル効果を強化させる。記憶を引き継いだ状態で召喚されたのはこのスキルの影響と思しい。 |
暗夜の武錬(A) | 世代を経て練り上げられた暗殺技術。特に、素手や武器を用いた白兵戦闘に長けていることを示すスキル。更には、低光量環境下での戦闘、特に夜間戦闘に対するボーナスを受ける。ランクとなれば完全な暗闇や視覚を失った状態でもペナルティを受けずに行動できる。ハサン内では戦闘に長けるのもこの為か。 |
戦闘加速(影)(A+) | 対象との間合いを詰める特殊な技術。Aランクとなればもはや、技術を超えた絶技であると言える。これの類似スキルを狼頭の戦士が保有している。 |
黒刃(C+) | 特殊な処理が施された黒色のダマスク鋼の刀身を持った短刀、および曲刀の装備。数多くの命を吸い、年経たこれらの刃は、既に神秘の域に到達している。本来は宝具。本作ではスキルとして処理される。 |
宝具
無想駆体(ザバーニーヤ)
- ランク:C+
- 種別:対人/対軍絶技
- レンジ:-/1~80
- 最大捕捉:1人/1人・50人
「網膜に焼き付けろ!」
「加速、開始……今、輝く星と化せ!『無想駆体(ザバーニーヤ)』!!」
超・超高速の移動および戦闘機動を可能とする絶技。
全身の魔術回路を活性化させることで敏捷性、機動力を著しく上昇させる。
特殊な魔術的効果を及ぼす技術であり、ある種の呪術に近い性質を持っている。
サーヴァントとしては、敏捷パラメーターに対する常時上昇効果として表現される。
真名解放時には、限界まで超活性化・過剰暴走させた魔術回路の輝きを纏い、光の軌跡を残しながら更なる超高速の窮極に到達し、対象に苛烈な連続攻撃を叩き込むことが可能となる。
……上記の通り、真名解放は強力だが、その代わりに莫大なリスクがある。解放と同時に反動ダメージを負うだけでなく、限界時間(10秒)以上の使用を行えば、暴走しきった魔術回路が破壊されてしまい、彼の肉体は内側から崩壊し、耀く星が如く消え、命果てることになるのである。
黒刃(こくじん)
特殊な処理が施された黒色のダマスク鋼の刀身を持った短刀、および曲刀の装備。
数多くの命を吸い、年経たこれらの刃は、既に神秘の域に到達している。
何気に(初代以外の)ハサンでは初となる、奥義『ザバーニーヤ』以外の宝具。
スキルとしてのランクはC+だが、宝具としてのランクは不明。
ゲーム上での性能
それまでに実装された他のハサンたちとは異なり、単体攻撃ではなく、全体攻撃の宝具を有している初のハサンである。恒常での召喚ができるアサシンクラスとして見ても、全体攻撃の宝具を有するサーヴァントはけして多くなく、特に☆4のレアリティとしては初の実装となった。
カードタイプは〔BQQQA〕でQuickに偏重した構成となっている。スキル1~3はいずれも3ターンの間継続して自身の攻撃を強化する効果を持つため、主にアタッカーとしての活躍が期待できる。
スキル1『暗夜の武練』でカード性能を強化でき、Hit数も多いArts・Quick攻撃を中心に活用することで、各スキルによる強化が上乗せされたクリティカル攻撃を連続させ、強く攻め立てることができるだろう。
しかし、全てのスキルが自身の攻撃を強化できるという長所は、裏を返せば、攻撃に参加できなければその恩恵をほぼ受けられないという短所ともなってしまう。したがって、攻撃によるスター発生→クリティカル攻撃の連続という波に上手く乗るまでの序盤や、攻めきれずにスキルの強化が途切れてしまっている間をどのように補うかが、編成の際には肝要となる。
宝具『夢想駆体』は「人の力を持つ敵」特攻を持つ全体Arts攻撃であり、特攻範囲の広さと、宝具使用時に適用される各種強化により、その威力は充分と言える。
その一方で、Hit数の割にはNPの獲得量が控え目で、自身が即座にNPを獲得するスキルを持たないこともあって、宝具の即時・連続発動は難しい。
このため、オーダーチェンジを用いるなどして手厚く補助すれば不可能ではないものの、システム周回のアタッカーとしての起用はやや向かい風となる。スキル2によってスター発生率を強化している間であれば、宝具攻撃のみでも大量のスターを獲得できるため、エネミーのWave編成に合わせてクリティカル攻撃を途中に絡めるような、変速的な周回のアタッカーとしてであれば活躍できるやもしれない。
余談だが、同じく全体Arts攻撃宝具を持つアサシンであり、システム周回に高い適正をもつテスカトリポカは、自身のスキルによってフィールドの「陽射し」特性を打ち消すことができるが、これは「暗闇」特性を発生させているわけではないため、スキル1『暗夜の武練』の追加効果は発動しない。2024年12月時点では意図的に「暗闇」特性のフィールドを発生させることができるスキルはロウヒの持つ「天体軌道調整 B」のみ(そもそも「暗闇」特性を参照するのは耀星のハサンが初である)ため、今後の同特性に関連するサーヴァントの実装や、自身のスキル・宝具の強化に期待したいところである。
関連人物
自身の一代後にあたる、ハサンとしての後輩。外見も同年代くらいである。
あこがれの視線を受けるがそういうのは苦手という先輩ムーヴを取っている。
なお、メタ的には彼女とは『蒼銀のフラグメンツ』への出演を争った仲である。
歴代ハサンの内最後の当主。彼女と同時代のハサンになれなかった少女の宝具を考えると彼女は後輩にあたるはずだが、外見年齢のためか静謐と異なり、敬語で後輩ムーヴを取っている。
自身のハサンとしての先輩にあたる。マイルームでは「呪腕の兄貴」と呼んでいる。
どこかの亜種聖杯戦争にて何かあった(恩を受けた?)らしいが、覚えていないと知り残念がる。
初代様にして自身を介錯した相手。出会った際にはかなり慌てて礼をし、そのまま初代が声をかけて去ってからも、マスターに声をかけられるまでしばらくは頭を上げられずにいた。
契約したマスター。奏章Ⅱにおいて、共闘した記憶を引き継いでいる。
態度は所謂ツンデレであり、ドライに振る舞いつつも彼/彼女の面倒を見る。
奏章Ⅱにおいて敵対したサーヴァントの1人で、終盤に共闘した。
少女の姿はともかく、大人時はグラマラスなのでやや接しづらい模様。
上記のマリー・オルタのオリジナルで、マイルームにおいて反応がある。
オルタとは言動や態度が全く違うので、驚くと同時に思うところがある模様。
少年の姿をしている、短刀を使用するアサシンクラス繋がり。
根っこの部分に少年らしさを残している点でも共通し、気が合う模様。
奏章Ⅱにおいて敵対したサーヴァントの1人で、自らがトドメを刺した相手。
カルデアではすっかり味方面している彼を「いい空気吸っている」と敵視している。
余談
英霊の座には時間の概念が無く初代Fateである『staynight』からして未来の英霊が2004年の日本に召喚されているため、特に珍しい事ではない。
呪腕のハサンへのマイルームボイスで「亜種聖杯戦争」に言及しているため、初代を除いたハサンの能力が知れ渡っていると言及された『Apocrypha』世界へも召喚経験があると思しい。
なお、彼が記憶を引き継いでいた理由については不明だが、スキルにある「忘却補正」が関係していると思しい。特異点に召喚されたのもアヴェンジャーに引き寄せられたからだろうか。
本人は人理に呼ばれたと言っているがまだわかってない事の方が多くイドですべてが語られなかった為、今後のメインシナリオにも登場するのではないか?という声も。