プロフィール
真名 | メカエリチャン |
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クラス | アルターエゴ |
性別 | 女性型 |
身長 | 156cm |
体重 | 4t |
出典 | ハロウィン・ストライク! |
地域 | 監獄城チェイテ |
属性 | 秩序・善・人 |
好きなもの | 整理の行き届いた支配体制、美しい鉄 |
嫌いなもの | 無責任な領主、働かない貴族、暴走した自分、タコ型のロボット |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | ワダアルコ |
CV | 大久保瑠美 |
正式名称「メイガス・エイジス・エリザベート・チャンネル」
略して「メカエリチャン」です。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアルターエゴクラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
2017年ハロウィンイベント『ハロウィン・ストライク!』の配布サーヴァントの一機でメカエリチャンⅡ号機との選択となる。選ばなかった方は『巡霊の祝祭』などで入手可能。
人物
人類の科学はここまで来てしまったのか!?いや違う、別に科学は関係なかった。
度重なる異変に襲われたチェイテ城はついに最終兵器を繰り出した。
それは名も無き賢者が残した遺産。チェイテ城の地下に仕舞われていた宝物。
物言わぬはずの守護像は何度も何度も聖杯を拾っては失敗する鮮血魔嬢の姿に呼応し、ついに守護神として覚醒することとなった。その名はアルターエゴ・メカエリチャン。
領主の心に目覚めた、ちょっとやりすぎな正義の魔嬢である。
一人称は「私(わたし)」。
融通のきかない正義のサーヴァント。絶壁の大要害・チェイテ城の如くそびえ立つ。
エリちゃんと真逆の『秩序・善』は伊達ではない。基本的にクールで思慮深い本物のお嬢様。
滅多に声を荒げたりはしないが、悪を前にすると独善/支配者モードに移行し厳しく叱責する。
……もしエリザベートが血の妄想に囚われなかったら、いや『女性は美しくなければ価値がない』という圧力から守ってくれる何者かがいたのならチェイテ城の歴史は変わっただろう。
このアルターエゴはそんな『もしも』がカタチになったものなのかもしれない。
鋼鉄の顔なので分かりづらいが、とても頑張り屋。
貴族(領地を守るもの)として『少女としてのパーソナリティ』を押し殺している。
ごく稀に信頼できるマスターには少女らしい微笑み・照れ顔を見せるとか。
能力
鉄のボディを持った乙女。歩くアイアンメイデンとも。なので竜特攻は刺さらない。
「エリザ粒子」を展開しスキルを繰り出すがエリザ粒子とは?
モーション中では、両目からのビーム、口からの火炎放射、ロケットパンチ、電気を纏わせた尻尾の叩きつけ、スカートから連射する小型ミサイル、両翼を手裏剣のように投擲する、両手からのバルカン砲による集中砲火、両手を変形させてのドリルでの突貫などを見せる。
また、スキル使用時のモーションで首が回ったり取れたりしている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | A | A | E | E | E | B |
保有スキル
対魔力(B) | 本来はセイバーなどのクラススキル。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷付けるのは難しいレベル。否、そもそも物理的に難しい。鋼鉄なので。 |
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道具作成(B) | 本来はキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。彼女は意外な事に高いクリエーションスキルを有している。マザーベースとしての機能、武装を生産する能力と思われる。特別な日には特別な贈り物として、スペシャルなインカムを作ってくれるらしい。 |
無辜の怪獣(EX) | スキル『無辜の怪物』が変化したイデス(id_es)スキル。鉄のドラゴン娘である彼女は特殊な撮影の力で空を飛び、炎を吐き、電撃を漏洩し、ミサイルを放つ。その在り方は正に鋼鉄の守護神。スキルを使った時、本人はテーマソングが流れてほしいと密かに思っている。 |
オーバーロード改(C→C+) | フランケンシュタイン、バベッジが持つスキル『オーバーロード』が変化したもの。通常とは異なり宝具威力は上がらないが、HPを犠牲にしてNPを上昇させ、更にスターを大量に獲得する。エリザ研究家のR氏によると、「どう見ても自爆の前フリですよねぇ!?」。 |
ファイナルエリチャン(C) | 世界と自身を守っていた防御フィールド。身に纏ったエリザ粒子を解除し、その本性を現す最終形態を顕現させるスキル。徹底徹尾の戦争(ウォーズ)モード。見た目は変わらないが尻尾とか多分超熱い。 |
メイガス百連発(EX) | 大量生産ラインに乗ったメカエリチャンを呼び寄せ、敵対象に特攻させる魔の宴。最期には百機のメカエリチャンが合体し、巨大な槍となって敵は酷い事になる。別の世界線では『超人姉妹同盟』とも。 |
宝具
鋼鉄天空魔嬢(ブレストゼロ・エリジェーベト)
- ランク:B
- 種別:対軍個人宝具
- レンジ:40→1
- 最大捕捉:1人
「全兵装、ロック解除。」
「テイクオフ。スカートフレア!チャームサイト!ソニックシャワー!ラング展開――『鋼鉄天空魔嬢(ブレストゼロ・エリジェーベト)』!!」
全兵装を一個人に叩き込むアルティメット・プライベート・ライブ。
対軍に使うものを個人に使うという暴挙。
最後のブラストヴォイスはビーム兵器に見えるが、ただの騒音。内部のドラゴンラング(竜肺)を最大出力で解放した余波である。ラングは空間圧縮により東京ドーム一つ分の空間反響を持ち、チェイテ城というアンプがなくともエリザベート・バートリーと同レベルの破壊音波を生み出す。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
配布サーヴァント初のアルターエゴクラス。
HP:10,000強・ATK:10,000弱で同じ☆4のパッションリップと比するとHPが6だけ高い一方ATKは302低く差を付けられている。カード配分もリップ同様《Quick:1/Arts:1/Buster:3》とバーサーカー仕様。ヒット数は<Q:4/A:3/B:2/Ex:4>で特にQ・A共に良性能なのでNPチャージやスター生産も苦手ではない。この辺りはリップと共通する性質でもある。
スキルは、自身に3ターンスター獲得状態付与&防御力アップの「無辜の怪獣(EX)」、自身のNPを増やす代わりにHPが減少する「オーバーロード改(C)」、自身の防御バフを解除する代わりに1ターンの間宝具威力&クリティカル威力をアップさせる「ファイナルエリチャン(C)」の三つ。
「無辜の怪獣」はスター稼ぎと生存戦略を同居させた使い勝手の良いスキル。
「オーバーロード改」はNP+10%~20%と恩恵は低いがBカード3枚とNP不足なメカエリチャンには便利なスキルに変わりない。強化クエストをクリアするとC+にランクアップし、スター獲得効果が追加され「無辜の怪獣」も合わせれば瞬間的に大量のスターを稼げるようになった。
そして「ファイナルエリチャン」だがどちらの補正倍率もかなり高く【宝具(B)BB→EX】で痛烈なダメージを叩き込むことが出来るまさに切り札と言えるスキル。デメリットで防御バフを消してしまうが、後から掛ける分には問題ないためスキルの使用順を間違えないようにしたい。
宝具は先の通り。カードの種類はBusterで効果は【敵単体に超強力な攻撃&敵単体の防御強化解除&3ターン敵単体の防御力をダウン(オーバーチャージで効果アップ)】となっている。
ダメージ後にバフ解除と防御ダウンが入るため宝具そのものの威力は上がらない。
その代わり後続の攻撃を通しやすくするためチェインやクリティカル狙いで真価を発揮する。
以上の特性からリップに勝るとも劣らぬBusterゴリラ性能を有する単体アタッカー。
特に自前でスターが稼げるうえ「ファイナルエリチャン」の恩恵から単体アタッカーとしては無類の攻撃性能を有する。カード配分はリップだが戦闘スタイルはむしろメルトリリスのそれに近い。両者の特性を掛け合わせて、ランク相応に出力を落としたのがメカエリチャンといえるだろう。
その特性を生かすためにスキルのデメリットを緩和する手段が欲しいところ。NP獲得も苦手でこそないにせよ出来れば補助になる礼装やサポーターがいるとより安定する。また、アーチャーやライダーと同時起用する場合はスター集中率から競合してしまうため、工夫が必要になる。逆にアサシンとはスター集中率が同率でメカエリチャンに必要なスターを稼いでくれるため相性が良い。
なお上でも触れたが竜特性は持っていない。ジークフリートなどの特攻には掛からないが、ジャンヌ・オルタの「竜の魔女」の恩恵も受けられない点に注意。
イベントでの入手はメカエリチャンⅡ号機との選択式だったが、入手出来るイベントが復刻した際に持っていない方を入手できた。2023年10月からは『巡霊の祝祭』対象になったため、巡霊の葉さえあればいつでも両者を揃えることが可能である。二人は2021年8月に実装された「アペンドスキル」のスキル3(メカエリチャンは対ランサー攻撃適性メカエリチャンⅡ号機は対セイバー攻撃適性)が異なる事以外は全く同じ性能だがあくまで同一人物扱いではない為、両方持っているマスターは自前のパーティでダブルメカエリチャンを組むことが出来る。
つまり通常フレンドに頼らなければ不可能な同キャラパーティ編成がメカエリチャンとメカエリチャンⅡ号機ならば可能なのである。実際に使うかどうかはまた別の話になってくるが……
セイレムの救世主
彼女の活躍の場は意外と早くやってきた。イベント終了から2週間と少しの後に配信・実装された『Epic of Remnant』の最後のシナリオ『禁忌降臨庭園セイレム』である。前半シナリオ中で発生する戦闘には騎・術・殺・狂のザコ敵が多く登場したため、それらに有利となるアルターエゴのクラスである彼女は選出すればかなり役に立った。しかし彼女が真価を発揮したのはこの後のこと。
12月3日セイレムのシナリオの後半戦が解放。
そこで新たに登場したクラスフォーリナーのサーヴァント。フォーリナーは多くのクラスと有利不利の相性がなく、さらにはこれまでシールダーを除く全てのクラスに有効打を与えることができたバーサーカーに一方的に有利に立てるという、今までにないタイプのクラスであった。「困った時にバーサーカーゴリ押し」という従来の戦法が通用しないことは多くのプレイヤーを悩ませた。しかしそんなフォーリナーに唯一有利に立てるクラス、それがアルターエゴであった。すなわちアルターエゴである彼女は有効打を与えられる数少ないキャラだったのだ。
アルターエゴのサーヴァントはメカエリチャン/Ⅱ号機を加えても当時4騎しかおらず、彼女を除いた3騎はイベント限定ガチャのみだったため、そこで召喚できなかったorイベント後にプレイを始めたマスターが入手し得るアルターエゴは彼女しかいない。加えて彼女以外で単体対象宝具なのは☆5のメルトリリスだけ、そのうえ彼女はガチャ排出ゆえ宝具レベル5にするのが非常に困難だが、メカエリチャンはイベントミッションをちゃんとやっておけば宝具レベルを5ににするのは極めて容易だった。ついでにイベントミッションだけで再臨を3回済ませることができたのでレベルも最低60までは上がっており、そこからもう少し頑張ればレベルは80、十分に一線級の実力を発揮できる。
有利なクラス、誰もが入手できた唯一のアルターエゴ、最高レベルの単体対象宝具などの条件が噛み合い、多くのマスターがメカエリチャンをフォーリナー戦のメインアタッカーに据えた。そしてラスボスもそのままフォーリナーが務めたため外なる神と繋がった少女vs鋼鉄の守護神像というさながら怪獣大決戦とでもいうべき最終決戦が繰り広げられることに。その光景から彼女のことを憎悪の空より来たりて正しき怒りを胸に魔を断つ無垢なる刃と呼んだマスターもいたとか。
こうして多くのマスターをセイレムのクリアに導いたメカエリチャン。
最速クリア者が出始めた3日午前3時ごろのTwitterの日本トレンドでは深夜にもかかわらず「アルターエゴ」と共に「メカエリチャン」がランクインしていた。
関連人物
Fate/Grand Order
自身のモデル元。彼女には何も期待していないとのこと。
自身のモデル元が成長した姿。
その姿に一応の憐れみは向けるが、それを「当人の罰」として突き離して傍観している。
ある意味同族嫌悪と言える(この点はエミヤ・オルタに近い)。
チェイテの守護神像をメカエリチャンへと改造した張本人。永遠に終わらない怠惰を貪るべく聖杯とメカエリチャンを使ってFate史上かつてないほど“低俗で自堕落な願望”を実現しようとした。ぐうたらで怠け者で小狡い女。一から再教育してやる、物好きにも程があると叱る。
契約したマスターにしてパイロット候補。
善性の強い性格を持つ彼/彼女への評価はかなり高い。
地の底であろうと、嵐の中であろうと、共に戦い続ける守護者でありたいと宣言している。
同じメカ系サーヴァント(ただしバベッジの場合は現界の仕様上、メカニカルなボディーとなった)。しかし、見た目がタコのように見えるため苦手らしい。
あまりにも偉大な先達。彼の著書と思われる「紀刊 ゴレム通信11号 全てのゴーレムは道を譲れ」は宝物である。
夏のイベントで培った技術を基に自身の設計案をネット通販に流した張本人。
騒動において間接的ながらも元凶と言えるため、後日メカエリチャン直々に鉄拳制裁された。
ちなみにイベントシナリオを全てクリアした後出現する高難易度クエストでは……
自身のオリジナルを嫌う季節限定サーヴァントという似た者同士。
マスターを独特の呼称で呼んだり、潔癖症な点でも共通する。
その他
同じ『TYPE−MOON』の格闘ゲーム『Melty Blood』シリーズに登場するキャラクター。
メカエリチャンのメイガス百連発はメカヒスイの超人姉妹同盟と同じであるとされていることから何らかの関係があると推測される。
いつか『FGO』に実装されるであろう相棒。
余談
何気にエリちゃん初の秩序属性。他の形態は全て混沌属性である。
見てわかるくらい東宝の某機械獣のオマージュがふんだんに盛り込まれている。
実際2017年ハロウィンイベントの冒頭で流れていた動画の内容は『エリザVSメカエリザ』とタイトル・演出共に完全に当時の東宝映画をオマージュ・パロディした作りになっていた。
また宝具演出は某ロボットSRPGのの呆れるほど有効な戦術にかなり似ているともっぱらの評判。
2018年バレンタインイベント『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』では主人公にチョコレートではなく、メカエリチャンに指令を送る為のヘルメットにマイクが付いたレシーバーをくれる。あまりにも在り方がスーパーロボットじみている結果グッドスマイルカンパニーから合金トイとして発売されることに。最早完全にロボットアニメのキャラクターである……
ちなみに、作中にて屈指の大暴れを見せたスーパー源氏ロボ源為朝曰く、彼女と二号は「自分と同格、あるいはそれ以上の性能」らしい。わざわざ専用の警戒アラートを用意する必要もあるとも述べる。やはりアラフィフがいざという時の為に用意させただけはあったということだろうか。
因みに、『FGOフェス 2022』の「毎回エリちゃんがハロウィンの主役なのは何で?」という質問の中で、何故メカになったのか断片的に語られていた。理由は菌糸類いわく、「静岡のホビーイベントで見たメカ○ジラカッコいい⇒エリちゃんに似合うと思うんだよね(要約)」とのこと。
関連イラスト
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Fate/GrandOrder サーヴァント アルターエゴ(Fate)
デモンベイン:ニトロプラス制作のロボットゲームおよびその主人公機。クトゥルー神話要素の強い第1.5部4章『禁忌降臨庭園 セイレム』では相性都合上メカエリチャンが大活躍できるためメカエリチャンもデモンベイン・アートレータ・アエテルヌムの一体だったのではないかという強烈すぎるワードが誕生してしまった。