概要
EOT特別審議会から依頼を受け、超大型人工冬眠施設「アースクレイドル」防衛を目的とする機体群として設計・開発された。
「ダブルG」のコードネームで呼ばれている。
コンセプトは仕様の異なる機体による施設防衛で、汎用性よりも剣撃戦、砲撃戦など特定分野に特化しており、これらを組み合わせ、少数精鋭の部隊として運用することを目的としている。
全部で4機あるが、現時点では4号機のみ詳細・所在ともに不明である。
機体
ダイゼンガー
記念すべきDGG1号機。ゼンガー・ゾンボルト専用機として開発されており、剣撃戦に特化している。モチーフは「鎧武者」。
単独飛行が可能で内蔵火器もダイナミック・ナックル、ゼネラル・ブラスターなど特機系の技術が使われている。
携行武器として取り回しが軽いガーディアンズ・ソードも付属している。
しかし、ゼンガーは内蔵火器に頼らず、グルンガスト参式から受け継いだ参式斬艦刀を使用している。
OGシリーズでは内装火器が復活しているが、ゲームシステムの関係で換装式であったり、斬艦刀との兼ね合いでガーディアンズ・ソードが使われなかったりもする。
アウセンザイター
DGG2号機。エルザム・V・ブランシュタイン(レーツェル・ファインシュメッカー)専用機として開発された砲撃戦特化型の機体。モチーフは「騎士」あるいは「竜騎兵」。
飛行できないが、爪先に機能が限定されたテスラ・ドライブ、踵にフェルゼ・ラートと呼ばれるローラーがあり、それを駆使した戦闘スタイルで竜巻の如く戦場を駆ける。
また、プフェールト・モードと呼ばれる形態があり、馬に変形することが可能。
レーツェルはこの機体にも「トロンベ」の愛称を用いる。
雷鳳
マン・マシーン・インターフェース「システムLIOH」を搭載したDGG3号機。モチーフは「忍者」。
読みは「らいおう」。「雷凰」と書くのは誤り。ちなみに鳳は雄、凰は雌を指す。
第三次α作中でもトウマがそう言いかけた際に、ミナキから「それでは女の子になってしまう」とツッコまれている。
徒手格闘戦に対応しており、特に足技が得意である。システムLIOHのサポートを前提としているため、これがないと操縦が非常に困難になる。
カオル・トオミネは雷鳳をダイゼンガーやアウセンザイターと同じDGGにされることを嫌い、
DGGとしての登録を取り消している。
OGシリーズでは下記のジンライを鹵獲、改修した後にこの姿となっており、ダブルG3号機の称号は、ジンライの非道に心を痛めたミナキによって改修された際に取り下げられた。
大雷鳳
トウマ・カノウに合わせて雷鳳を徹底的にカスタム化した機体。
正式名称は「ダイナミック・ライトニング・オーバー」。正式名称を聞いたトウマが勢いと即興で略して以降、この名称で呼ばれることとなった。トウマ以外には動かすことができない。
カオルの娘であるミナキ・トオミネの意向で正式にDGG3号機として登録された。
ジンライ
カオルがダイゼンガーとアウセンザイターを破壊するために開発したDGGの3号機。「システムZLAI」と呼ばれる機体制御システムが組み込まれている無人機であり、ダイゼンガーとアウセンザイターを狙ってくる。
忍者のような姿をしており、忍者刀と手裏剣を持っている。
複数の量産型ジンライと連携を組むことがある。
鋼龍戦隊に鹵獲され、システムZLAIを取り外された後、雷鳳として改造された。
DGG4号機
OGMDの時点でも詳細が一切不明である、最後のDGG。
ファンの間では様々な予想や憶測が交わされているが……。
関連タグ
ヴァルシオーネ:ビアン博士が娘のために作ったヴァルシオン2号機。DGGに先駆けてDMLシステムが採用されるなどプロトタイプ的な側面も持っている。
コンパチブルカイザー:ボロボロだったコンパチカイザーに改修を加えたスーパーロボット。改修にはかつてEOTI機関に籍をおいていたキサブロー・アズマが携わり、DGGの技術を流用した痕跡が見て取れる。