概要
大破していた謎の機動兵器を、コウタ・アズマの祖父キサブロー・アズマが20年の歳月をかけて修復した特機(スーパーロボット)。
原型の機体が殆ど使い物にならなかったため、オーバーゲート(OG)エンジンや一部のパーツ以外はダイナミック・ゼネラル・ガーディアン(DGG)等の技術を応用して補っている。そのため全体的なフォルムはDGGに似通っており、DGGの一機と思われたこともある。
起動には戦士ロアに選ばれし者の覚醒と搭乗を必要としており、その選ばれし者が長い事現れていなかったため、BFベースの地下格納庫で眠りについていた。
そして、修羅とデュミナス配下の部隊の暴力を目の当たりにし、怒りに燃えたコウタが新生ファイター・ロアとして覚醒した事で、長い眠りから目覚める事となる。
機動当初はOGエンジンの稼働率が低く、本来の力の半分も出せていなかったが、Gサンダーゲートと合体することによって「Gコンパチブルカイザー」となり、本来の物に近い力を出せるようになる。しかしこれでも真の力を発揮できたわけではないらしい。
スペック
分類:バトルフォースロボ
全高:56.8m
重量:141.8t
動力源:オーバーゲート・エンジン、プラズマ・リアクター
武装
オーバー・ビーム
額のクリスタルから放つビーム。
スパイラルナックル
スピンをかけながら放つロケットパンチ。
カイザー・ブーメラン
両肩のウイング状のパーツを連結して形成するブーメラン。
カイザー・バースト
胸部のクリスタルから「BF」のマークが描かれたビームを放つ。
カイザー・トルネード
スパイラルナックル、カイザー・バーストを連続で浴びせてから突撃し、スピンをかけた渾身のパンチを浴びせる。
コンパチカイザー
この機体の元となったのは、バンプレストが展開していた『コンパチヒーローシリーズ』の『ザ・グレイトバトルⅣ』に登場する「コンパチカイザー」である(OGシリーズでも、コウタがコンパチブルカイザーをこう略している。ロア曰く「二文字だけだぞ」)。
ファイター・ロア、V2ガンダム、ウルトラマンパワード、仮面ライダーZOが搭乗する4体のメカが合体して完成する、スーパー戦隊シリーズの巨大ロボの様な扱いのマシンであった。敵側のスキャンによると出力ポイントは16000でかなりの高出力らしい。
『ザ・グレイトバトルIV』のEDでは巨大ミサイルを食い止めようとするさなか、カイザーが自意識を獲得して会話できるようになり、自分の意思で脱出ポッドを作動させ、ロア達を脱出させミサイルと共に爆発、消失した。
OGシリーズのコンパチブルカイザーの原型となった機体との関連性は不明だが、平行世界が存在することがギリアム・イェーガーやシャドウミラーの存在によって証明されているため、ザ・グレイトバトルのカイザーの並行存在であると見るのがいいだろう。
余談
デザインは大張正己。しかし懐かしの作品からの参戦なのにバリバリしたデザインに改修されたのは賛否両論でもあった。今では受け入れられたこの姿だが、一部では「じいちゃん、何をどうしたらアレがバリカイザーになるんだ」とも言われている。(原型がなくなる程大破したと捉えておけば納得はいくのだが…)
前述した通り大きくパワーアップしてもまだ強化の余地があるため今後の展開すべし。
関連タグ
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