あの4キャラクターたちが、奇跡の合体!
スペック
全長 | 不明 |
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重量 | 不明 |
初登場 | 2023年 |
操縦者 | 仮面ライダー第1号 |
テーマ曲 | 罪と罰 祈らざる者よ(歌:高橋洋子) |
概要
『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』に登場した4キャラクターが、合体するロボット玩具。
メーカーは『超合金 超合体SFロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ』を生み出したバンダイ。この機体やドンオニタイジン同様にキャラクターが正面を向いた構図を意識して製作された。
外見
顔は戦隊ロボのような造形になっており、ゴジラが胴体と両足首、背部ユニット(尻尾が変形。模様は尻尾の断面図になっている)、ウルトラマンが右腕と右足、EVA初号機が左腕と左足、仮面ライダーとサイクロン号が頭部に合体する(ライダーは騎乗したままでサイクロンが頭部に変形して合体)。
胸部のATフィールド部分が観音開きになり、そこからゴジラの顔が突き出ている胸ライオン状態でここから熱線の放射もできる。
初号機の肩部ウェポンラックは本体であるゴジラの方に取り付けられている(そのままだと初号機の顔が隠れてしまうのと余剰パーツを出したくない、エヴァの象徴的なパーツだからという理由で本体に移されている)。
なお、PVではヒーロー達は改造などでロボットへの変形能力を得たといった説明は一切なく、当たり前のように変形合体している。一応バンダイ曰く、関係各所に許可は取っているとのこと。
ちなみに良くある事だが、玩具とスーツでは全体のバランスが異なる(スーツは玩具よりも頭部のサイクロン号部分や展開したゴジラの尻尾が大きく、逆に下半身は太く短めになっている)。
能力
スペシウム光線とゴジラの背鰭を合体させた剣とATフィールドから変化させた盾を持っており、ATフィールドは胸にも装着されている。必殺技は剣と盾による斬撃、ゴジラの熱線、操縦士の第1号によるライダーキックの合わせ技。
トドメを刺す際には合体元のヒーローたちが必殺技を一斉に放っているような演出になっており、黒い影に包まれた怪物(名称不明)を一撃のもとに葬った。
黒い影に包まれた怪物(名称不明)
PVにてシン・ジャパン・ヒーローズと交戦していた敵。全身が煙のような闇で包まれた巨大な怪物で恐らくシン・ゴジラと同等かそれ以上の体躯を有している。目は赤く輝き、体を分裂させ、UFOやファンネルのように分離させてビームを発射する。
なお、巨大ヒーローたちは各自の飛び道具で分離体と戦っていたが、サイズ差がありすぎるせいでライダーは殆ど立ってるだけであった。
PVについて
ここまでなら『藤子・F・不二雄キャラクターズ 超合体SFロボット』や『超合金 超魔法合体キングロボミッキー&フレンズ』をこれまで出してきたバンダイの新たな珍品程度で済むのだが、彼らは次の一手を用意していた。それが販促用のPVである。
PV製作のためにスーツが作成されており(事実上の操縦士である第1号は全く稼働しないがアップのシーンのみアクターのアクションがある)、戦隊ロボのアクターを演じた藤田洋平他(橋本恵子、草野伸介)が担当。PVも特撮研究所製作、監督は『ウルトラマンVS仮面ライダー』の佛田洋と実写パート自体は1分未満の映像ながらも錚々たる面子となっている。
なお、製作に当たって庵野秀明は直接関与はしていないものの、「後々面倒なことにならないか」と懸念した佛田洋からのメールで『話は聞いてます。ケレン味たっぷりでお願いします。巨大ロボが爆発の中を堂々と歩くカットが見たいなあ。』と話しており、かなりノリノリだったらしい。
この返信を見て佛田監督は腹をくくり、スーツや絵コンテ製作を開始。合体シーンのCGもあえて昔風のカット割りにするなど拘り抜き、最終的には仏像的な崇高なロボに見えたという。
小ネタ
- 剣を振るとスペシウム光線の音が鳴る。
- バイクがロボットの頭部に合体するというアイデアはマジンガーZの初期案で既に見られた。
- しかし、これは仮面ライダーと被るとして没になり、のちに真マジンガー衝撃!Z編にてエネルガーZとして日の目を見た。まさかのちに仮面ライダーが似たような事をするとは当時のスタッフも思わなかっただろう。
- 仮面ライダーだけ巨大化せずそのまま合体するのはおそらく、『ウルトラマンVS仮面ライダー』の時に石ノ森章太郎が仮面ライダーの巨大化に難色を示したことへの反省と思われる。
- 仮面ライダー第1号が必殺技に斬撃ポーズを取るシーンやロボの斬撃シーンで背景が黒くなる演出があるが、おそらく昭和期のスーパー戦隊シリーズのオマージュと思われる(バトルフィーバーJ以降から見られる伝統的な演出である)。
- 以上の事から、「シン・ユニバースに限らず日本の代表的な特撮、ロボットアニメの要素を包括し、象徴としたものがこのシン・ユニバースロボではないか?」とする見方がある。
- 原作では人類の脅威であったゴジラはPVでは味方側として登場しているが、昭和ゴジラにおいてもゴジラが人類の味方側として戦う展開がいくつかある(怪獣総進撃以降が特に顕著)。
- ロゴは4作品のタイトルロゴのフォントを合体させたものとなっている(シン:エヴァ、ユニ:ゴジラ、バース:ウルトラマン、ロボ:ライダー)。
- 発表日、ツイッターでなぜかデストルドスがトレンドに上がっていた。顔がそのまま身体から突き出てる歪な見た目から想起する人も少なくなかったとか。
- 同じくトレンドに上がったワードにデュエル・マスターズの種族ディスペクターがある。各々の強みを潰しためちゃくちゃな合体は不敬合成としての完成度が高いといえる。
- 「ユニバース」繋がりから僕らのユニバースがTwitterのトレンドに上がっており、グリッドマンも思わぬ形で巻き込まれた。名前もさることながら、こちらと同様世界を跨ぐ合体ヒーローモノで造形も近いなど共通点が多いこともネタにされる要因か。特にグリユニの主題歌『uni-verse』の歌詞はユニバースロボのことを歌っているんじゃないかと思えるほどに内容が合致しており、小改変した替え歌が数多く作られている。
- 上述のように戦隊ロボ風の顔つきから「実質シン・スーパー戦隊」と言う人もいる。一部では「秘密戦隊ゴレンジャーが原作からしてギャグなので、シン・ゴレンジャーを作ろうにも庵野の作風と合わないからいっそのことここでシン・戦隊のネタとして消化したのではないか」などと言われている。
- シン・仮面ライダー公式アプリ「SHOCKER」でも触れており、バッタ(仮面ライダー)は添え物と断じて販促している。「みなさまも感じられたでしょう。圧倒的にSHOCKERが不足している。大きさにおいてゴジラ様や初号機様、ウルトラマン様に叶うものではありませんが、"仮面ライダー"を入れたいのであれば、仮面ライダー第0号様でしょう。バッタではプラーナの絶対量が足りません。しかしSHOCKERの要素は1点ございました。そう、サイクロン号です。そもそも、あのマシンは我々が開発し、緑川とバッタが持ち逃げしたものです。PVをご覧ください。活躍しているのはサイクロン号で、バッタはもはや添え物です。これで安心です。構成員のみなさま、予約してもSHOCKERの一員としてなんら、後ろめたいことはありません。幸せをご自宅に。 BE HAPPY」(原文ママ)
立体物
全高 | 約240㎜ |
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企業 | プレミアムバンダイ、EVANGELION STORE、東映 ONLINE STORE、ゴジラ・ストア |
予約期間 | 2023年5月19日(金)16時〜7月9日(日)23時予定 |
商品お届け | 2024年1月発送予定 |
価格 | 23,100円(税込/送料・手数料別途) |
関連イラスト
パロディ
関連タグ
「終局の続き」(仮題):エヴァの公式ドラマCDで、EVAが変形・合体するというネタがあった。
ドンオニタイジン:メンバーそれぞれの顔がこっちを見ている繋がり。
コンパチカイザー:これを連想した人もいると思われる。