アーチャー(Fate/staynight)
あーちゃー
※ この項目は『Fate/stay night』の核心的なネタバレを含む場合があります!
「――さらばだ。理想を抱いて溺死しろ」
真名 | ??? |
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クラス | アーチャー |
性別 | 男性 |
身長 | 187cm |
体重 | 78kg |
出典 | ??? |
地域 | ??? |
属性 | 中立・中庸・人 |
イメージカラー | 赤 |
特技 | ガラクタいじり、家事全般 |
好きなもの | 家事全般(本人は否定)(SN)、武器いじり、水回りの整備(FGO) |
苦手なもの | 正義の味方(SN) |
嫌いなもの | 未熟な思想(FGO) |
天敵 | 遠坂凛、間桐桜、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン |
テーマ曲 | 『???』 |
設定担当 | 奈須きのこ |
ILLUST | 武内崇(SN、FGO等)、ワダアルコ(EXシリーズ) |
CV | 諏訪部順一 |
人気投票 | 3位(男性1位・型月10周年記念) |
「自分との対決?よせよせ、碌なものじゃあないぞ」
『Fate/stay night』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。
マスターはヒロインの1人である遠坂凛。赤い外套を纏った浅黒い肌の男性。一般社会に溶け込む際には、黒いシャツとズボンを着用している他に、釣り人(アングラー)スタイルも披露している。
凛は本来、セイバーを呼び出すつもりだったが寸前でヘマをしてしまい、結果として彼を呼び出す事となってしまった(しかし、後の描写から推測するに、どの道彼が召喚された可能性が高い)。
アーチャーのクラスではあるが、劇中で初めて登場した彼の武器は弓矢ではなく、二本一対の陰陽の夫婦剣『干将・莫耶』であり、また剣術による白兵戦を好むなど、謎である部分がかなり多い。
彼の正体は、凛ルートシナリオ『Unlimited Blade Works』にて明かされる事となる。
一人称は「私(わたし)」、条件次第で「オレ」。
基本的にはキザで皮肉屋、現実主義者な男。だが根はお人好しで世話焼き、たまに子供っぽい面も見せる。ここぞという時にニヒルな冗談を口にするプレイボーイでもある(などとはいえニヒルな冗談を口にするのはナンパなどのそういった目的ではなくあくまで空気を読んでのことである)。
乱暴な召喚のせいで記憶が混乱し自分が何者か分からないと言い張っており、マスターである凛もその真名を知らない。特技は家事全般で、彼の淹れる紅茶は凛のお気に入りである。主人公である衛宮士郎を個人的に敵視しているようだが、その一方で彼に対して的確な助言を送ることもある。
基本的には合理的な戦術、社会的な正義を良しとするが、彼の発端は「万人を救いたい」という理想である為、冷徹に徹しきれないところがあり、その点は劇中で凛からも指摘されている。ギャグ寄りの作品だとそうした「なんだかんだ言いつつも世話焼き」な一面が出る事が多くなっている。
「背中で語る漢」の名が相応しく、辿ってきた数奇な人生を語るかのような、その背中が印象的なキャラクター。本編では純粋に背面のみという普通あり得ない立ち絵が2種類も用意されている。
彼は生前の末路に満足しているため聖杯に託す願いは無い。強いて言えば「凛を勝者にする事」自体が望みと言えよう。ただし、それ以外の個人としての「願望」はまた別のところにあるのだが。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、士郎と同じく真実を探る者という立ち位置となっている。
凛とは契約を破棄しており、作中においても「これは己の戦いでは無い」といつもの赤い外套は身に着けていない。夜はとある場所で待ち構えて大橋を渡ろうとする者を狙撃しており、剣ばかり使っていた前作では中々拝めなかった「弓兵」としての彼の本領を見ることが出来る。見事彼を撃破すれば昼にも現れるようになる……のだが、釣り人姿でのハジケっぷりが印象的過ぎると評判である。
ステータスは低い方で、剣技も常人としては筋がいい程度でお世辞にも天才とは言えない凡夫のそれだが、格闘含むあらゆる芸を生涯に渡って鍛え続けた努力家であり、力や技術の差を補う程の芸達者(『unlimited codes』では、勝利台詞として「一つを極めるより、多くを修める道を選んだ」とコメントしている)。スキルとして「心眼(真)」を歴戦の勇者達にも比肩しうるBランクで保持しているのは、彼の血の滲むような努力と鍛錬の表れだろう。作者曰く「何げにオールラウンダーで、格闘戦も武器戦闘も対魔術戦も家事手伝いもそつなくこなすにくいヤツ」との評価を下している。
『Fateルート』でのバーサーカー戦においても、勝てはしなかったものの、自身の消滅までの間に『十二の試練』のストックを半分近く(ゲーム版は6つ、アニメ版は5つ)消耗させ、当のバーサーカーが狂化で剣技を競い合えない現状を惜しむほどの奮闘を見せたことが、戦闘直後におけるバーサーカーの回想という形で描かれている(戦闘の様子が直接描写されたのはアニメ版のみである)。
なお当該記事内においてより詳しく書かれているのだが、バーサーカーの『十二の試練』とは「ランクB以下の攻撃をシャットアウトし、現界中致命傷を負っても11回まで蘇生する事が可能」かつ「一度受けた殺害方法にある程度の耐性を身につけてしまい、耐性を身につけられてしまった殺害方法では(容易には)殺せない」という反則級の能力である。
「バーサーカーというトップクラスの英雄相手にゲーム版は6回、アニメ版は5回も別の方法によって殺害することに成功した(しかも自分はマスターの援護無し)」ということであり、あらゆる技を生涯に渡って鍛え続けた経験を持つ、芸達者なアーチャーだからこそ成しえた偉業だとも言えるだろう。(後述のアーチャーの宝具の特性がバーサーカー相手に極めて相性が良かったことも要因だと思われる)
本編では切り札を隠す意味もありもっぱら白兵戦を行う場面が多いのだが、一応は弓兵ということもあり、本職は中~遠距離戦である。『偽・螺旋剣』や『赤原猟犬』といった魔剣を矢とした狙撃の威力は絶大である。隣街までは流石に視えないが新都内は全て射程範囲とされている。新都で一番高いビルから冬木大橋までが限度で隣街の深山街は流石に見えないとのこと。しかし、橋までであればタイルの数ぐらいなら見てとれると語る。『hollow』の描写によるとビルから冬木大橋までの距離は直線距離で約4km。他にも投擲に対しては無敵とされる盾『熾天覆う七つの円環』も持つが、これらすべては彼が持つ固有結界の副産物でしかなく、厳密に言えば他の英霊のような固有の宝具は持っていない。因みに彼を象徴する赤い外套は「赤原礼装」と呼ばれるもので、ある聖人の聖骸布から作られたという一級品の概念武装であり、外敵ではなく外界から使用者を守る効果がある。
なお扱える魔術は強化と投影の他に、構造把握から派生する解錠、修復を得意分野とする。初歩中の初歩と言われる魔力感知、魔術抵抗なども備えるが、自然干渉からなる攻撃魔術はからっきし。
各々の能力が高水準に磨かれたオールラウンダーであるため、その手札の多さから、あらゆる戦況に対応出来るという強みがある。その反面、多芸ではある一方で、いずれも究極の一にまで極めてはいないため、その究極の一を極めたサーヴァントと得意分野で戦う際には、一歩劣ってしまう。
『FGO』では、投影宝具『干将・莫耶』による二刀流の剣術を主戦法とする他、弓矢として通常の矢の他に『偽・螺旋剣』や『赤原猟犬』などを放つ。エクストラアタックでは『unlimited codes』準拠の『鶴翼三連』も披露。最後の締めにオーバーエッジ形態の『干将・莫耶』も披露している。
保有スキル
対魔力(D) | 一工程の魔術による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 |
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単独行動(B) | マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 |
心眼(真)(B→EX) | 修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す”戦闘論理”。逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。スキル・直感とは似て非なるもの。 |
千里眼(C) | 視力の良さ。静止視力、動体視力、ともに向上する。遠方の標的捕捉に効果を発揮。さらに高いランクでは、透視・未来視さえ可能とするが、ランクCではその域には達しない。 |
鷹の目(B+) | 「千里眼(C)」が変化したスキル。千里眼スキルの別名でもある。詳細不明。 |
魔術(C−) | オーソドックスな魔術を習得。得意なカテゴリーは不明。ただし、”投影”魔術については別格ともいえる能力を有している。 |
投影魔術(C)(条件付きでA+) | 道具をイメージで数分だけ複製する魔術。アーチャーが愛用する双剣『干将・莫耶』も投影魔術によって作られたもの。投影する対象が『剣』カテゴリの時のみ、ランクは飛躍的に跳ね上がる。この、『何度も贋作を用意できる』特性から、エミヤは投影した宝具を破壊。爆発させる事で瞬間的な威力向上を行う。『FGO』においては「魔術(C−)」が変化したスキルであるという形となる。 |
回路接続(EX) | 「投影魔術(C)」が更に変化したスキル。詳細不明。 |
無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
- ランク:E~A++(SN)/E-~A++(EX)/E~A(FGO)
- 種別:???(SN)/対人宝具(EX)/????(FGO)
- レンジ:???(SN)/30~60(EX)/????(FGO)
- 最大捕捉:???(SN/EX/FGO)
「I am the bone of my sword.」
「Steel is my body, and fire is my blood.」
「I have created over a thousand blades.」
「Unknown to Death. Nor known to Life.」
「Have withstood pain to create many weapons.」
「Yet, those hands will never hold anything.」
「So as I pray,『Unlimited blade works』!!」
宝具を持たない彼を英霊たらしめている能力にして、固有結界と呼ばれる特殊魔術。一定時間、現実を心象世界に書き換えることで、今まで術者が視認した武器、その場で使われた武器を瞬時に複製し、ストックする。ただし、複製した武器はランクが1つ下がる。アーチャーが使用する武器の殆どはこれによる投影品である。イレギュラーな投影魔術の正体でもあり、厳密には投影ではない。
ランクが登場作品ごとに異なっており、FGOでは当初SNと同様に「E~A++」とされていたが、何故か後に「E~A」に修正されている。
詳細は該当記事を参照。
洋弓
未来における特殊な素材(原作者曰くカーボン繊維のもの凄い版)製で構成された黒い洋弓。
アーチャーにとって唯一のオリジナルの武器と言える代物。ただしこれ自体も投影品である。
これ自体は何の変哲もないただのサーヴァントの武器だが、対応する弓矢が存在しない代わりに、投影宝具を矢の代わりに番えて発射する。しかし、イラストやアニメ等の描写では、普通の矢を使うこともある(尤も普通といっても、これも投影品だが)。おそらくアーチャーが生前から愛用しているメインの武器であろうが、上述のように本編ではアーチャーでありながら、双剣による接近戦を主体とする戦術をとることが多かったために、割りとあまり使われていないという可哀想な子。
普通の矢と宝具を矢にしたものを使い分けている。普通の矢は戦車砲級の威力で機関銃のように連射が可能。宝具の矢は文字通り宝具級の威力があると説明されている。ただし高い威力を発揮させる場合は10秒、20秒とそれに比例して魔力を込める時間が必要な為、強力な射撃は即時発射が出来ないという欠点があり、作中では士郎にそれを突かれてしまう(劇中においてはセイバーの直感で回避されたものの、既に手から放たれた矢の軌道を変更して迎撃したりと、ある程度は対応可能)。
宝具の矢に40秒間魔力を込めるとセイバーであっても剣で弾くどころか防ぐことも出来ない威力になり、避けないと即死する。『hollow』では『赤原猟犬』に40秒魔力を込め、回避困難・防御不可の一矢として放った。また引き続き『壊れた幻想』との併用もすることが可能であり、脅威である。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
既にバゼットにより撃破されており、そのカードは凛、そしてイリヤ・クロエへと託される。
アーチャーのカードの「限定展開」では矢の無い弓に変化する。しかし、自身で矢を用意しなければならないため「実戦では使えない」と評されていた。しかし「夢幻召喚」ではその真髄を発揮する。固有結界の能力をフルに生かし、白兵戦から遠距離戦まで多彩な戦闘が可能。また、イリヤが使用した場合、通常ならば不可能なアーサー王の聖剣のような神造兵装すら投影してみせた(クロエや美遊兄などもだが二人の場合は中身はなく外側だけの作った真名開放も出来ないハリボテ品)。
また『ドライ!!』の回想では、誰にも繋がっていないクラスカードを美遊の兄が自身を触媒としてこのアーチャーに繋げて夢幻召喚した。美遊の兄いわく「(世界存続という正義の犠牲にされようとしている妹をそこから救い出して、彼女に人間らしい幸せを与えるために、自分の全てを差し出すから力を貸して欲しい、という)ガキの戯事に応えてくれた、たったひとりの英霊」だという。
Fate/Grand Order
サービス開始時から実装されているアーチャークラスの1人。レアリティは☆4。
また、チュートリアルガチャでの確定☆4のラインナップにも入っている。なお本作ではアーチャークラスのサーヴァント達が沢山いる都合上、仕方のない事だが最初から真名がモロバレしている。
メインストーリーでは、第1部序章『炎上汚染都市 冬木』の中ボスとして登場する。黒化したセイバーオルタに倒されて従者となり、シャドウサーヴァント化している。クー・フーリンから「セイバーの信奉者」呼ばわりされているが、気には留めていない。主人公達に倒されると、セイバーオルタの暴走がやはり気がかりだったらしく、カルデア陣営に後のことを託しつつ消えていった。
なお、以前から「無銘」との区別が疑問視されていたが、奈須氏曰く「セイバーといると『stay night』に、『EXTRA』勢と一緒に出ると無銘に、という書き分けがなされています」とのこと。
マイルームでは主人公にかつての自分が重なるのか、色々と世話を焼いてくれる良き先輩。イベントでは家事が得意で世話焼きな一面がクローズアップされる事が多く、見た目もいつもの赤い外套とオールバックではなく、外套を脱いで髪を下ろしている第二霊基で登場することが多い。また、人間関係の項目でもあるように、カルデアではよく厨房で料理人を務めていたり、期間限定イベントなどでは出張で料理などを作っている様子がシナリオで描かれており、チョコやお返し礼装が貰えるバレンタインイベントでは、何人かのサーヴァントから関わりを匂わせる発言が聞き取れる。
また、カルデアの目的が「人理修復」という世界と汎人類史を救うための戦い、言うなれば彼がずっと追い求めていた「正義の味方」という概念を初めて正しく全うし発揮できる環境にある事も起因し、他作品でもあまり見せなかった穏やかな表情を浮かべていることが多く、若干若かりし頃の面影が色濃く出ている。今でも青いランサーと金色のアーチャーは「自分と相性が悪い」「くれぐれも同じチームに入れないでくれ」とマイルームで言及している……が、マスターの中には「じゃあ別のクラスなら問題ないよね☆」と称し、彼等と組ませる鬼畜……猛者の方々もいるとか……
2020年水着イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』では霊衣「サマー・カジュアル」が実装された。その名の通り髪を下ろし現代風の衣装にメガネをかけたカジュアルな衣装となっている。
スキルではサングラスをかけつつ、釣り道具一式を投影する演出もある。イベント内でのハジケっぷりについても普段の数段上を行っており、引率者気分でマスターや別世界のイリヤの世話を積極的に焼き、あれこれと様々なものを投影し、挙げ句にストーリークリア後の一件でとうとうアングラーを自称したりと、いつになく浮かれている。一方でイリヤ達デジタルネイティブ達とのジェネレーションギャップにショックを受けたり、マイルームにおいて体格と違いあまり変化の見られない自身の顔立ちを気にしたりアラサーらしい一面も。アーチャーさんが楽しそうでなによりです。
再臨の際の服装については、召喚時はいつもの赤い外套、再臨で髪を下ろしたインナー姿→リファインされた赤原礼装の順に装いを変える。セイントグラフ中では、霊基再臨を進める度に彼の心象風景を反映するかの如く背景の固有結界が徐々に形成されていくという凝った作りになっている。
ゲーム上での性能
最大HP | 11521(LV80) |
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最大ATK | 9398(LV80) |
コマンドカード | Arts:3/Quick:1/Buster:1 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 心眼(真)(B) / 自身に回避状態を付与(1T)+自身の防御力UP(3T) |
スキル1(強化後) | 心眼(真)(EX) / 防御力UPの倍率上昇+自身の攻撃力UP(3T)&スターを大量獲得 |
スキル2 | 千里眼(C) / 自身のスター発生率UP(3T) |
スキル2(強化後) | 鷹の瞳(B+) / ↑+自身のスター発生率UP(3T)&自身のクリティカル威力をUP(3T) |
スキル3 | 魔術(C-) / 自身のArtsカード性能UP(1T) |
スキル3(強化後) | 投影魔術(A) / 自身の全カード性能UP(1T) |
スキル3(強化後2) | 回路接続(EX) / ↑+自身の全カード性能UP(1T)&宝具の種別をArtsまたはBusterに切り替える(1T) |
宝具 | 敵全体に強力な防御力無視攻撃&攻撃力DOWN(3T) |
性能としては宝具で星を一気に稼ぎ、クリティカルでNPゲージも一気に稼ぐ超自己完結型クリティカルアタッカーとなっている。生前の魔術使いの名残からかキャスター型のカード構成で、副次的にアーツの多さでチェインを狙いやすい、スターも適度に配れて補助の役割も担うことが出来る。
評価としては強化クエストを全てこなしてスキルを強化することで、初めて強くなる大器晩成型。というのも、初期時点では「千里眼(C)」と「魔術(C−)」という死にスキルを2つも抱えているためであり、ゲーム実装初期は☆4内でもワーストとされる評価であった。しかし、その後のスキル強化が軒並み(当時からしたら)ぶっ壊れ強化とされるものが続き、評価が逆転していく。当時のネットではプレイヤー達から「強化という名の魔改造」「運営のやけくそ強化」などと騒がれていた。
また、当初は使い所の少なかった宝具『無限の剣製』の防御力無視効果についても、防御バフを多用してくる相手や常時付加されている高難易度クエストが増えた今では有効な場面が増えている。3度目の強化で、宝具カード変更によるNPを回収できるようになっており、戦略の幅を広げている。
素材こそ第1部で入手できるものではあるが、その育成難度から、マスターとしての手腕が試されるサーヴァント。しっかり彼を育て上げれば、それ相応に応えてくれる頼もしい弓兵となるだろう。
衛宮さんちの今日のごはん
公式も認める「番外編で輝く男」で、本編では顔が隠れている(アニメ版でも変わらない)が、番外編になると顔出しと共に料理の腕を披露している。アニメ版ではオリジナルの第11話が彼の主役回となっているのだが、この回では代わりに士郎側の顔が隠れているという演出となっている。
また、水着回ではランサーと組んでセイバー&士郎チームを相手にビーチバレー対決をしている。原作では1コマだけだったが、アニメ版では詳細が描かれており、息のあったコンビネーション(犬猿の仲とは)に加えて、地面が抉れるほどの容赦ないスマッシュで士郎を圧倒した。筋力Dなどといじられる彼だが、あらためてサーヴァントの筋力Dが一般人相手ではどれほど恐ろしいものであるかよく分かる映像だと言えるが、それと同時にほのぼのご飯アニメとは何だったのかとも思える。
Fate/stay night
契約したマスター。上記の通りに色々と酷い形の召喚をされており、早速言い争いになった。
性格の違いによって些細な口喧嘩は絶えないが、互いに信頼しており早い段階で胸を割った戦友となった。相棒として相性は抜群であり『CCC』のサブイベント中でもコンビを組んで召喚された。とあるルートにおいてはある人物のことを託す事になった。その際の別れのシーンは必見である。
生前の彼の関係者。記憶が摩耗しても地獄に落ちても、セイバーのことを忘れることはなかった。
後の作品で共演した際も、彼女には何かと世話を焼く事が多く、あちらからも信頼されている。
因縁の相手。ある事情によって仲は悪いが、的確なアドバイスを送ることもある。
とあるルートでは、彼を本格的に抹殺するために剣を交えることになるのだが……
本編で直接絡むことはないが、彼女が危機に陥った時には真っ先に心配した。
あちらからは、アーチャーの作る料理は士郎と同じ味だと言われているが……
敵対するマスターの一人であるが、彼女のことを時折「イリヤ」と呼んでおり、特に『HFルート』においては彼女の手を取った士郎に助言を送るなど、要所で何かと気にかけている描写を見せる。作中では害する機会があったにもかかわらず極力それを避けていた。
お互いの性格上犬猿の仲。どの聖杯戦争でも一緒に召喚されている、相性の悪い腐れ縁。聖杯戦争関連ではない守護者として召喚された時でも何度か遭遇しているというあたり、筋金入りである。
同じく腐れ縁である、弓矢を使わないツンツンオールバック髪型のアーチャー同士。
向こうも「贋作者」と嫌悪・警戒しており、上記のランサーより険悪な関係である。
EXTRAシリーズ
電脳世界における名無しの弓兵。基本的に『同一人物』であるが基本設定が違う模様。
続編の『CCC』にて対面を果たすが、背景設定の違いからか、声の高さが若干異なる。
なお、彼が生前に着ていた衣装(『EXTELLA LINK』では「遠き日の残照」表記)に似たものをTVアニメ版『UBW』の回想シーンにて着用している。彼も生前に着ていたのか、逆輸入だろうか?
魔法使い
誰のことかは不明だが、とある理由によって凛と共に呼び出された彼が言及している人物。
後悔は無くしていくものと表現してたから蒼崎青子のことではないか?と推測されている。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。本作のマスターに対しては皮肉はやや少なめである。
未熟な彼/彼女に対してはオカン属性が働くらしく、定期的に世話を焼いている模様。
また、女難の相の仲間ができたことを喜んでいる節も(あちらはやや不可抗力だが)。
現代出身でイレギュラーな成立をしたサーヴァント仲間。
マスターとは別の意味で「先輩」として尊敬されている。
その才能自体は認めているのだが、変人な性格からか人望については「テスラ博士の方がまだ人の心が分かる」「呼び出したのが彼女だと分かっていればこなかった」と称するレベルで辛辣である。
同じく依代になった人間を認識しているために「まさかこんなことになるとは」と述べている。
カルデアでのアーチャーは比較的におとなしめに振る舞っているのだが、イシュタル相手だと昔の調子に戻るのか、旧来の棘のある皮肉が飛び出し、マテリアルでは「ついに狂ったか」とも言っていた。
依代になった人間のせいかどこか甘く「自分では対処できないので、おかわりは二杯までと言い聞かせてほしい」とマスターに頼んでいる。彼女自身には直接言い出せていない上に、おかわりの量も妥協しているほどである。普段はあくまでも他人のふりをして接しているようだが、アルトリアと共に彼女に振り回されているアーチャーの後ろ姿は、どことなく「嬉しそうだった」とのこと。
ジャガーマンと同様の理由でやや過保護気味なサーヴァント。
こちらはかつての自身を依代とする擬似サーヴァント。マテリアルでの反応によると「…………むう。悪くない」らしい。マイルームの会話においても、ただ一つの極限を求めるという己と対極とも言える精神論に至った彼の様を、自分には目に痛い話だと言いつつもやはりそうなのかと呆れているようでもあり、同時に天晴れと言っているようにも聞き取れる複雑な心境をつぶやいている。
同じく依代になった人間と関わりがあり、カルデアでは和食と洋食を教えている模様。
なお、彼女はカルデアには「???」が複数いると聞いてテンションが爆上がりしていた。
関わりのある人間の平行世界のIFの姿。自身と同じく、抑止の守護者にして白髪褐色肌繋がり。
彼の幕間で共演しており会話を交わす姿も見られるが、その有り様には思うところがある模様。
第1.5部から登場する自身の反転英霊(正確には平行世界出身で、IFの経歴を辿った自分)。
出自の理由故か、あちら側は「向こうの彼はこんな自分を殺しても飽き足りないほど憎んでいる」と思っている様だが、当人はオルタ本人についてはともかく、所持している武器(干将・莫耶を改造した銃)をカッコイイと絶賛している上に「自分も使いたかった!」と称し羨ましがっている。
並行世界における魔法少女のイリヤ。とある理由から、彼女のことを見守っている。
なお、彼女との会話でジェレネーションギャップを思い知らされて悶絶する場面も。
魔法少女のイリヤの親友。とある理由で、彼女にも目を掛けており遠巻きに見守る。
結果、サファイアから事案だと勘違いされてしまったが、美遊からは内心感謝されている。
全員料理上手なサーヴァントであり、カルデアの食堂で分担しながら腕を振るっている面々。
更に概念礼装『C・K・T』でも一緒に描かれており、イベントでもセットで出るのがお約束。
生前に宮廷料理人として仕えていた経験を持っている風神の子。何処からか評判を聞き及んだのか、本人を見て直感で感じ取ったのか「相当やるぜ」と、彼の料理の腕前に興味を示している。
宝具『無限の剣製』で投影している宝具の本来の担い手達。この内、ベオウルフはアーチャーにマテリアルで言及しており、剣をただ使うだけでなく上手く応用していることを認めつつもやはり勝手に使われているのは気に入らないらしく、今度会ったら殴らせろとその複雑な胸中を吐露した。
同じく莫耶を宝具に持っているが、実は『干将・莫耶』は中華圏の様々な伝承に登場する刀剣であるために、アーチャーの持っている莫耶のオリジナルが黄飛虎のものであるかは特に言及はない。
面倒見のいいアーチャー繋がり。共通点の多い似た者同士だが、それゆえの同族嫌悪や戦闘方針、マスターのフォローなどの対応の違いにより、皮肉を言い合うなど相性の悪い相手。しかし森において狩り勝負を競い合ったりするなど、時折気の合う部分も垣間見せる仲間のような関係である。
彼女の実装前に、自身の幕間において人属性の英霊の候補として挙げた。
その苛烈かつ真っ直ぐな生き方に思う所があるのか「女史」と呼称する。
メカ好きモノ作り仲間。2人で機械や道具の改造などよくしているらしい。
彼の幕間では、共に宝具改造に勤しんでおり、メディアから呆れられていた。
座から得た知識により現代文明に触れて、パリピと化した平安時代の歌人でアーチャー仲間。
つまみ食い目的で子供系サーヴァントを率いてキッチンを強襲してくる色んな意味で対応に困る相手。その度に捕まえては説教するのだがまるで懲りない。彼女からは先生の英霊と思われている。
『Fateシリーズ』における「弓を使わないアーチャー」の代表格である。彼が弓を使用するイラストは『stay night』本編中(しかもコンシューマー版)ではたった一枚しか無いなど筋金入り。なお2014年放送のTVアニメでは弓の使用シーンが大幅に増えており、キャラクター原案の武内氏は「弓持ってるアーチャーも格好いいな」と再認識した。最近はゲームで弓矢を使う機会が増えている。
男性キャラの中では最高人気を誇り、人気投票では第1回・第2回共に3位に入った。さらに、2012年に行われた「TYPE−MOON 10周年記念人気投票」でも並み居るヒロイン(相棒含む)や、当時アニメ放送によって話題だった『Fate/Zero』のキャラ達を押しのけて、男性キャラでは1位・総合でも3位に輝いている。型月作品関連のキャラが大幅に増えた現在でも、その人気は健在である。
また、台詞のカッコ良さにも定評があり、ネタにされる名台詞・迷台詞が多い。
携帯サイト『まほうつかいの箱』で行われた名台詞投票でも、首位こそ両儀式に取られたが数多くの台詞が上位にランクインしており「全体的にアーチャー無双だった」と評された程である。更に他作品どころか公式でも彼のセリフをネタに改変したり、展開をパロディする事がよくある。例えば『hollow ataraxia』で本人が「別にこの港の魚を釣り尽くしても構わんのだろう?」と言った。
特にバーサーカー戦での「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」と言うセリフはあまりにも有名で、実際に作中でバーサーカーの残機を6回削って(倒して)見せた。そもそも、この時点で誰も倒すどころか、まともにやり合うことすら厳しい強さを持っていたバーサーカーが蘇生することは一切明かされておらず、彼が6回倒したことによって初めてプレイヤー側は知ることになる。
2006年版のアニメ第14話においてはこの後の戦闘シーンが原作以上に詳細に描かれていたが、同時に「かっこいいポーズ」が一世を風靡するほどのネタとなっており、またAÀも多数生み出され、このシーンになると、掲示板や動画が「やだ……かっこいい……」で埋め尽くされる状態であった。
また『WIXOSS』に登場する「極盾アイアース」「中装カンショウ・バクヤ」は彼のオマージュキャラとなっており、モチーフは彼が投影した武器、台詞回しも彼の名言が元ネタになっており、前者はギルガメッシュへの挑発とバーサーカー戦での台詞、後者は『無限の剣製』のパロディである。
原作者の奈須きのこ氏曰く「彼がUBWルートで得た『答え』とは、その時だけのもの。次に呼び出された時には忘れ去っているものである。」とのこと。事実『FGO』においてはその事を記憶に持っていない……らしいのだが、それでもその時の感じた想いは残っているらしく、虞美人における幕間において、彼女から相談を受けた際に何の拍子にそんな達観を得たのか覚えていないが、かつて生前のある人物の在り方に責務のような確執を抱いた事はあるが、生前の諍いも確執も生きていた者だけのものであり、今となってはそんな未練など抑止力となった自分には殺す術も救う術もない為関係ないと思っていると語っている(とは言え、どこかで見たような女神達から虞美人に自分のことを話された際には「ドッキリか!?」と疑っているため、本当に記憶にないかは微妙である)。
アーチャーがサーヴァントになる前の生前の経歴については、未だに謎が多い。
聖杯戦争に参加したことは明らかだが、どのような戦いでどんな英霊が召喚されたかは不明。
彼が経験した聖杯戦争は『UBW』の一問一答では奈須きのこによって断片的に明らかにされており、セイバーを召喚し、セイバーの心を救えぬまでも理解し、聖杯を破壊して別れたとのこと。武内崇曰く、状況的にはボツになったセイバールートのグッドエンドに近いらしい。同じく『HF』における一問一答によると、セイバーとの出会い自体も『stay night』の本編とはかなり違うらしい。
そして、生き残った凛と協力関係になり、凛の従者としてロンドンに渡った事が明かされている。この時期に、凛から真冬のテムズ川に橋から突き落とされているらしい(故意か事故かは不明)。
因みに、発言が『FGO』の水着イベントというトンチキ・ギャグ時空なのであまり信憑性はないが、本人曰く世界の有名シェフ百余名とメル友になってたり、クルーザーに乗ってカジキ釣りをしたことがあったらしい。この守護者、戦闘以外では案外人生をエンジョイしてたんじゃないのか。
テーマ曲のかっこよさにまで定評があるが、彼のテーマ曲とは別にDEEN版時代に『Rise』というキャラクターソングを出していた事もあった。歌はアーチャーを演じている諏訪部氏が担当する。
基本的には赤い外套(赤原礼装)の姿で描かれることが多いが、作品によってはラフな服装やインナーだけの姿、メガネを掛けた姿などを披露しており、そういった他の姿で描かれることもある。
中には作中のイメージを模して後ろ姿を描いたものも。
Fateシリーズ Fate/staynight Fate/hollowataraxia Fate/GrandOrder
跡部景吾:中の人繋がり。ただ単にCVが同じなだけではなく、武内崇氏がこのキャラクターのキャラソンを聴いたことで、アーチャーは諏訪部氏が良いと奈須きのこ氏に提案し決定されたという経緯がある。当初諏訪部氏はギル候補の1人であったため奈須氏は渋ったものの、氷のキングダムを手渡され視聴した奈須氏はこう呟いたという。「なるほど、サンデーじゃねえの!」※ ジャンプです