概説
パラメータはFateシリーズにおけるサーヴァント自身の能力及び所有スキル、所持する宝具の性能の評価(いわゆるステータス表示)をA・B・C・D・Eの5段階のランクで評価したルールの事。筋力Dはそのルールの中で筋力の値がDランクである事を示す。
彼の代名詞とされる事もある(詳細はおっと…心は硝子だぞを参照)。
注意事項
筋力≠筋肉量
まず大前提に言っておくと、作中において筋力とは本当の筋力の事を指しているわけではない。
これは『Fate/staynight』においては「サーヴァントの通常攻撃力」(つまり武器や「魔力放出」といった強化などを含めた数値)を指したものであり、よくある「か弱い女の子が筋力AやB」というパターンも「見かけによらず力持ち」というよりかは「総合的な攻撃力という意味の筋力」として見て取れるものなのではないかとされている。
(ただ筋力を「肉体的な力の強さ」として説明する媒体もあるので、結局の所、どれが正しい情報なのかは依然ハッキリしていないが。)
またこのステータスにおけるランクは、それが強さに直結しているという訳でもない。
このランクには該当サーヴァントにまつわる伝承による補正値も含まれており、たとえ本人の肉体はどれだけ強さを秘めていたとしても、「それが活かされた」という類の逸話に乏しいと決して高くはならない。
追加補正の存在
さらにこの表記に“+”が存在する場合、一時的に能力を倍加出来る事を意味する。
たとえばアルトリア(セイバー)は魔力抜きでは凛以下の力しかないが、魔力込みであればAランク(=数値換算50)の筋力を発揮出来る。
一方で、彼女の臣下であるガウェインは筋力ランクはB+ランク(=数値換算40×2=80)となり、Aランクさえ凌駕し得る事を意味している。
逆に“-”の表記が付く場合もあり、「判定自体はそのランクだが、能力が安定しておらず場合によっては1ランク下程度の能力」ということを表している。
なおサーヴァントのクラスによってもステータス値は変動し、特に最優と呼ばれるセイバークラスはパラメータ全体がバランスよく高いことが求められる。
逆にアサシンクラスやキャスタークラスは、生前の逸話に身体能力に関する逸話が無い限り、基本的にはほとんどステータス値が低めな傾向にある。
例外としてバーサーカークラスは、クラススキル「狂化」によって理性と知性を対価に肉体のパラメーターを飛躍的に向上させている。これはバーサーカークラスが本来、サーヴァントとしては身体機能が脆弱な英霊を無理矢理に強化し、戦闘への適性を高めたクラスのため。その分、マスターへの魔力の負担が大きく、魔力回路の貧弱なマスターでは長時間の戦闘に耐えられず消耗する危険性もある。
ちなみにネタ元であるアーチャーの場合、そもそもの出自が神秘の消え失せた時代の出身のため、肉体そのものは現代人の基準に近い補正しか持っていない。
Dでも十分にヤバい
それでもサーヴァントである以上、常人とは比べ物にならないパワーが出せるため、サーヴァント同士の鍔迫り合いにならない限り、そこまで気にする必要はない。
参考としてよく言われる例としては、Fate/Zeroにおいて筋力Dのサーヴァントが人の頭を簡単に握りつぶす描写が存在している。