※この記事では「エミヤ」という英霊に関するかなり核心に迫った部分に触れていますので、ネタバレをしたくない方はご注意ください
概要
2020年夏イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』に登場したエミヤの水着霊衣。
キャンプの引率者かつ主人公達の保護者役となる自称「大学生のお兄さん」として参加するために誂えた。
FGOイベントではかなりぶっ飛んだ方向に飛躍する事に定評のある彼だが、この霊衣ではあっちの世界以来の超絶にはっちゃけたアーチャーを見ることが出来、とくにEXTRAアタックとスキル使用時の台詞と外見はもはや狙っただろとしか言いようのない仕様と化している。
余談
担当イラストレーターの社長曰く、CCCの無銘が着ていた私服(黒色の現代衣装)のイメージをベースにソロキャンを楽しむお兄さん、というぐらいの塩梅を目指してデザインした。途中で地味なデザインに頭を抱えていたが鉄腕アルコから「脇のちら見せ!」という熱い助言を貰って完成したとか。(Fate/Grand Order material XIより)
関連イラスト
関連タグ
アーチャー(Fate/staynight)(エミヤ(アーチャー))
ここから先ネタバレを含むので注意
ふむ。しかし、こう改めて鏡を見ると、ホントに童顔だな。オレ・・・・・
カルデアに召喚されたエミヤは今までで最も優良な環境下にいるためと、自分と似た境遇に置かれた主人公の存在故か、言動が過去の自分寄りになっているとよく言われていた。
勿論そこに関してはUBWで「答え」を見つけることが出来たこともある。だが、だからと言って彼の霊基に深く刻まれた後悔やしがらみがなくなった訳では決してない。
それでも、この一時の間だけでも、それら全てを忘れて今ある日々を皆と楽しんでも構わないだろう。
そう。そこに居たのは「正義の味方」でも「抑止力の守護者」でもなく、はたまた「英霊」でもなければかつては散々言われたであろう「人間のフリをしたロボット」でも「間違った魔術を使用する魔術師」でもない。
ごくごく普通に成長して大人になり、普通に学生生活を謳歌し、普通に在り来りで平凡な毎日を送る、何処にでもいる「ちょっとお節介で面倒見のいい優しいお兄さん」。
言うなれば一般人として当たり前に暮らす「衛宮士郎」という名の一人の人間としての姿であった
この長年夢想され続け、当人が望むことも無いであろう積年の願いが時を超えて叶えられた様に全古参マスターが歓喜と嬌声で涙した。
同時に服のセンスも昔と変わらないままな所に苦笑したマスターもいたとか・・・
……実はイベント開始当初、一部マスターからは「黒幕が化けているのではないか」と疑われていたのである。
その理由は、朝食時にうっかり米を炊き忘れていたからというあんまりな物であった。「オカンが米を炊き忘れるなどありえない」「エミヤにしては致命的なミス」と、多くのマスターからこの点をツッコまれ、疑惑の目を向けられたのだった。
後に彼の疑惑はまたしても思わぬところから晴れることとなる。
ショッピングモール内での篭城時、投影魔術により石窯を投影してピザを焼き上げた為である。
「投影ピザ窯とかエミヤしか出来ない」「よかった、本物のオカンだ」と、マスター達は次々に安堵の声を漏らしたのだった。
こんな理由で敵かもと疑われ、また味方と確信されるサーヴァントなど彼ぐらいなものではなかろうか……
(しかし、敵側の人物が味方の誰かに化けているという予想そのものは正解だった)
ちなみに上記の通りマイルームで童顔であることを気にしているが、このことは士郎もまたコンプレックスを抱いている。
エミヤの肉体年齢だが、士郎が真っ当な方法で固有結界を会得するのにかかる時間は基礎に10年、使いこなすのにさらに10年とされている(27~37歳)。聖杯戦争中の士郎が1人で固有結界を使えない理由の1つが魔術回路の精度であり、基礎10年というのは恐らくこれを鍛える期間なのでこれはほぼ確実にかかる時間と言える。
加えて、守護者として士郎が世界と契約したのは20代後半~30代前半。これらのことを踏まえるとエミヤの全盛期はアラサーという可能性が濃厚であり、それを踏まえるとエミヤの見た目は確かに若い。
カルデアでこの服装というのは落ち着かない。霊衣を替えてもいいかねマスター?うっかり知り合いと出会ったら、何を言われるかわからないからね。