概要
『Fate/Grand Order』の序章の特異点F、「炎上汚染都市冬木」の中ボス(ラスボス前座)キャラとして登場。
冬木の第五次聖杯戦争におけるアーチャー、エミヤがシャドウサーヴァントとなった姿のため、ファンの間では略称として「影弓」と言われている。
2019年8月に開催されたFGOフェスに寄稿された黒瀬浩介氏のサイン色紙には「シャドウエミヤ」と書かれており、これが公式名となっているようだ。
影弓の姿と性格はゲーム序章とTYPE-MOONエースvol.11の漫画(通称「TMA影弓」)、2016年年末のアニメ(通称「FGA影弓」)で異なる。
ゲーム序章ではシルエットはエミヤの第二再臨姿だが、黒いもやに包まれており見た目の詳細は不明(他のシャドウサーヴァントと同様の扱い)。性格については恐らく本物と大差ないように見える。
漫画版は第二再臨だがヘソ出し衣装で、左半身に泥による汚染が見える。また左目の白目部分が黒く染まっており、瞳の色は赤。性格は泥による影響もあってか最も凶悪で好戦的。三者の中で最も笑顔を見せるが、正直過去の自分を殺そうとしたときよりあくどい顔をしている。
アニメ版では漫画版と似ているが、
・へそ出し衣装ではない
・左目の色は本物と一緒
・赤い腰布がある
等、違いがある。性格も本物に近く、基本的には無表情か不機嫌そうな顔をしている。
泥に侵されても他のシャドウサーヴァントと異なりなお正気を完全には失ってはおらず、主人公一行と会話をしている。
しかし彼がシャドウサーヴァントとなった経緯や、そうなる前のマスターについての情報は一切ない。
かつての相棒、そして100ではなく1を選んでいるように見える彼の行動原理も未だに明かされていない(というより特異点Fの謎が未だに多過ぎる)。
またキャスターのクー・フーリンとの会話から、彼もまた人理の異常、その発端と目的にある程度関与や心当たりがあるとも考えられる。
因みにこの影弓、オルタではない。(目の色などオルタの要素もあるのだが。)
オルタはこっち。
ちなみに、漫画版においてはエミヤオルタの干将・莫耶(双刃タイプ)を振るって攻撃してくる辺り、通常の方法(聖杯による黒化)でオルタ化したエミヤは影弓に近い外見なのかもしれない。(エミヤオルタは成立過程が一般に言われるオルタとは違う。)
また、こちらもエミヤの黒化である(成立過程が通常のものと違う。)