概要
通常の7つのクラスのどれにも該当しないクラスの総称。
イレギュラーな存在が召喚される事が多いので、特殊な状況下でしか召喚されないと思われがちだが、冬木の聖杯戦争では7クラス全て基本ラインナップとは限らず、三騎士以外は代わりにエクストラクラスが召喚される可能性があるとされる。
ただし"特別"を意味する名の通り、元来は何かしらの特別な役割の為に存在するクラスであり、人理の咎を清算する戦いにおいては「人の手に余る」と説明され、本来はマスターによって使役されるべきではない事が仄めかされている。
共通して持つ「クラススキル」も各クラス独自のものが存在し、当然ながらその性能傾向や役割もそれぞれで大きく異なっている(詳しくは各クラスを参照)。
該当するサーヴァントの中にはAIや真祖など正式な英霊ではないものもおり、最初はそのキャラクター特有の称号のようなものだったのが、現在ではクラスとして成立しているというケースもある。
『Fate/Grand Order』ではプレイアブルで8つ(2024年時点)のエクストラクラスのサーヴァントを使役可能。ゲーム上のアイコンはグリッド(格子)で表されている。
サポートサーヴァントを設定できる箇所では右端がエクストラ専用の設定枠になっており、複数のクラスを一つの枠で使う都合上、サポートでは競合の激しい枠となる。
シリーズ第一作『stay night』に登場したアヴェンジャーが初めて登場したエクストラクラスであり(ただし、設定が作られたのはセイヴァーが最初)、以降シリーズを追うごとに数を増やしていった。今では基本7クラスを超える数が確認され、今後もシリーズの発展次第ではまだまだ増えていく事が予想される。
現在でもなお登場例が一人だけというニッチなクラスも少なくなく、『FGO』で実装される場合はメタ的な制限として、似た性質を持つ別の適性クラスに変えられたりもしている。
エクストラクラス一覧
アヴェンジャー | ルーラー | セイヴァー |
---|---|---|
「復讐者」のクラス | 「裁定者」のクラス | 「救世主」のクラス |
ムーンキャンサー | アルターエゴ | フェイカー |
直訳で「月の癌細胞」 | 「別人格 / 別側面」のクラス | 「偽物」のクラス |
シールダー | ビースト | フォーリナー |
「盾兵」のクラス | 「獣 / 人類悪」のクラス | 「降臨者」のクラス |
ウォッチャー | ボイジャー | プリテンダー |
「番人」のクラス | 「航海者」のクラス | 「役者 / 詐称者」のクラス |
名称のみ登場
上記のクラスの他にネロやカエサル、イスカンダル等が該当する指揮官系のクラスが存在するらしい。
また、奈須きのこが中学生時代に書いた『旧Fate』には"ハンター"なるクラスがあり、今のアーチャークラスに昇華されている。
上記のムーンキャンサーと同じく、サーヴァントのクラスに該当しないものを表す便宜名としてヘブンズホールなる名称が一人にだけ使われた。こちらは現在もクラス扱いされず、その人物の真名表記に使われている。
ネタ・自称
勝手な自称や非公式な他称で、サーヴァントのクラスではない。主に既存の枠にあてはめられるのを嫌うサーヴァントが自称を使う。
サーヴァント | ランチャー | ゴージャス |
---|---|---|
「従者」のクラス | 「ビーム使い」のクラス | 「王」のクラス |
アイドル | バトラー | ボクサー |
「偶像」のクラス | 「執事」のクラス | 「殴る者」のクラス |
人斬り | ランナー | ガーチャー |
「人斬り」のクラス | 「走者」のクラス | 「召喚者」のクラス |
ソーサラー | サンタ | |
「妖術師」のクラス | 「贈る者」のクラス |
余談
『Fate/Grand Order』ではエクストラクラスを題材とし、掘り下げる事を目的としたエピソード群『奏章 オーディール・コール』が展開されている。
関連タグ
両儀式:『Fate/EXTRA』に登場した際「MONSTER」と表記されている。ただし、正式なクラス表記では無い。アーチャー曰くサーヴァントではないとのこと。