オレの名はカルナ。クラスはサンタだがボクサーの可能性もある。
思うに、オレはサンタの門をくぐったばかりなのだろう。
自身が成長できるよう、一人前のサンタになれるよう、これからトレーニングに励むつもりだ。
よろしく頼む。
プロフィール
真名 | カルナ〔サンタ〕 |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 65kg |
出典 | 栄光のサンタクロース・ロード |
地域 | インド |
属性 | 秩序・善・天 |
好きなもの | 【格言】蝶のように舞い、蜂のように刺す |
嫌いなもの | タオルを投げられること |
設定担当 | 水瀬葉月 |
ILLUST | pako |
CV | 遊佐浩二 |
概要
2020年クリスマスイベント『栄光のサンタクロース・ロード』に登場するカルナのサンタ版。レアリティは☆4。
聖杯大戦、第五特異点、ムーンセル、インド異聞帯と活躍を続ける施しの英雄・カルナが、此度は2020年度のサンタクロースに就任。
『FGO』6人目(ACも含めると+2)のサンタ鯖にして、本作初の男性サンタと相成った。
「あれ?サンタクロースって元々男じゃなかった?」というツッコミは前任者が既にしており、それゆえの人選と考えられる。
今まで「格好だけは」サンタっぽかった先達たちとは違い、カルナは真っ黒なフードローブをまとっている。オマケに肩に担いでいるのはプレゼント袋……かと思いきやサンドバッグな上に、左手には見た事のある紋様のメリケンサック。さらには「聖夜を拳で切り開く!」という世紀末めいた謳い文句付き。剣はどこいった。
だがそこは『施しの英雄』。物騒な装いとは裏腹に、プレゼントが欲しい子供たちには無償で願いを叶えてあげるサンタの中のサンタ。
2024年2月からは『巡霊の祝祭』で常時入手可能となった。
人物
クリスマスという誰もが1年に1度に「プレゼント」が欲しいという願いを叶える存在がサンタクロースであり、その力を自身が持っていると知ったカルナがその役割を担うことになった。
「サンタさん、プレゼントをください」という子どもたちの願いに対し、ごく自然に「ならば与えよう」と返し、過不足なく与えるタイプのサンタ。ただし聖杯といった希少かつ使い方次第では世界を滅ぼすほど危険なものでも臆せずプレゼントしようとする。
戦闘法は槍術を使った白兵戦から一転、硬派なボクシングスタイルへ変化。セイバーだが剣は一切使用せず、宝具ですら拳である。もしかして拳士と剣士をかけたのだろうか(今更気にしてもしょうがないが)。その影響か素手で同胞たちと切磋琢磨していた頃を思い出し、武の鍛錬への純粋な熱意と向上心が前にも増して強く、ランサー時より若気があってストイックになっている。同門の兄弟子であるアシュヴァッターマンによれば、この姿のカルナは「修行時代のカルナ」に近いと言う。ただ、そのせいで思考が若干脳筋に寄ってしまっており、一般人には過酷な特異点の環境も「ロードワークに丁度良い」と言ってのける。
おまけに言葉足らずなところは相変わらずであり、プレゼントを配りに来たつもりなのに相手から見れば決闘か押し込み強盗にやってきたような物言いで勘違いさせてしまうことも多々ある。
能力
引き続きスーリヤ由来の力を使いつつ、それらを徒手空拳に回している。
モーション中では、相手の周囲を高速旋回しての連続パンチ、赤い流星の如き連続左ジャブ、拳から緑色の光線を放つ、渾身のアッパーカット、腕の動きに合わせてエネルギーの斬撃を飛ばす、ヒットした瞬間に四方八方に閃光が炸裂するストレートを放つなどしている。
エクストラアタックでは、緑のジャブで隙を作り、赤のストレートを叩き込む。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | A | EX | D | C | A |
保有スキル
対魔力(A) | Aランク以下の魔術を全てキャンセルする。事実上、現代の魔術師が発動する魔術では彼に傷をつけることはできない。セイバークラスの恩恵、あるいはサンタクロースの加護でランサー時よりランクが向上している。 |
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騎乗(−) | ボクシングスタイルを獲得した事により、セイバーでありながら『騎乗』スキルは失われている。サンタなのにソリには乗らない。ボクサーたるもの、黙って徒歩(ロードワーク)である。 |
神性(A) | 太陽神スーリヤの息子である事は、サンタとなっても変わらない。「サンタとは子供達の太陽。むしろスーリヤこそサンタと言えるだろう」と食堂で淡々と語るサンタ。その後ろでカレーを食べていたアルジュナは終始「?」顔である。 |
ハードパンチャー(EX) | 拳撃の単純な威力を示すスキル。一撃で敵をKOできる必殺の拳を放つ。 |
フットサンタ(A) | フットワークとサンタが組み合わさった驚異のスキル。サンタカルナの戦闘スタイルの基盤となるもの。ボクシングにおける足運び、ステップの技術を示すスキル。状況に応じた適切な間合い管理、敵の僅かな隙も見逃さない高速踏み込み、足捌きによる攻撃回避に加え、溶岩地帯や豪雪地帯など、どのような危険な場所にいる相手でも徒歩でプレゼントを確実に届けるサンタクロースとしての歩みを可能とする。 |
閃光の拳(A) | このカルナは槍を持たず、拳のみを握る。しかし、それは戦闘力の低下を意味しない。武芸百般に通じていた師ドローナに鍛えられた彼にとっては、徒手空拳での戦闘も慣れたもの。むしろアルジュナやアシュヴァッターマンらと共に、武の研鑽を積んでいた過去の想起が新鮮な感覚を生み、槍の重さを引いた以上に身体を軽くしている。繰り出されるそのパンチの最高速度は光速を超え、相対したものは閃光のような拳の軌跡のみを目にする……かもしれない。それは迷いなき剣閃にも似て、すなわち彼の拳は正しく抜き身の刃の如し。「故にこそ、今のオレはセイバーなのだろう」と食堂で朗々と語るカルナ。その後ろでチキンを食べていたアシュヴァッターマンは終始「?」顔である。 |
施しの英雄(聖夜)(EX) | カルナがサンタクロースとして選ばれた理由の一つ。普段から他者に請われれば気前よく何かを与えてきた英雄に、サンタパワーが詰まった謎のプレゼント袋が装備されたならばもう怖いものはない。普段からあまり怖いものはないが。『聖者の贈り物』の類似スキルでもある。 |
宝具
聖人連続拳(ウィニング・アルカプトラ)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1人
「ラッシュといこう。」
「フィニッシュコンビネーション、行くぞ!この連撃を以ってすればノックアウトは必定!スーリヤの力よ、我が拳に宿れ!『聖人連続拳(ウィニング・アルカプトラ)』!!」
サンタカルナが繰り出すフィニッシュ・コンビネーション。
素早いウィービングで的を絞らせないようにした後、一気にステップインし左右のフックを連打、さらに右ジャブの二撃目から右にストレート、最後にアッパーでぶっ飛ばす。
用語が分からない方のために簡単にいうと、敵にどう打つのか相手に悟られないように左右に揺れながら構え、一気に踏み込み両腕で連打、強力な一撃で相手を揺らめかせた後に敵を打ち上げる。
詳細は該当記事を参照。
聖人交叉拳(グラハラージャ・サンタクロス)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1人
「同じ名を持つ故にサンタクロースの必殺ブローとして相応しいと編み出した、一撃必殺の、サンタのクロスカウンター……『聖人交叉拳(グラハラージャ・サンタクロス)』!!」
イベントのラストバトルでお披露目される第二宝具。
「グラハラージャ」とは「星宿の王」の意味で、太陽神スーリヤの別名である。
このカルナがフィニッシュブローとして編み出した、一撃必殺のクロスカウンターパンチ。
サンタになってボクシングスタイルに開眼したことに加え、ボクシングにはクロスカウンターという必殺パンチがあることを知って、なぜか「サンタの必殺ブローはクロスカウンターであり、だからこそサンタクロースという名であるに違いない」という結論に至ったために生み出された。
経緯こそギャグじみているが、そのフィジカルから放たれるこの技を目で捉えるのは不可能。攻撃に完璧に合わせて放たれる拳は、太陽の煌めきじみた一条の軌跡を描いて、ビームのように敵のアゴを撃ち抜く。その様は星の聖剣の斬撃にも似ており、これは必殺拳であり必殺剣なのである。
関連人物
マスターにして毎度おなじみトナカイ。
トレーナー扱いしており、ロードワークに誘ってくる。
槍を授けたインドラの因縁の相手。『栄光のサンタクロース・ロード』では閉鎖特異点を作り、普通のプレゼントにブラックプレゼントを混入する等の妨害を行っている。
いつもと違うライバルの姿に絶賛困惑中。
その一方でサンタクロースになった事をちょっとだけ羨ましがっている所もある。
「つまりヤツは!サンタさんになって!テンションがガン上げなのでは!」
カルナの現状を冷静に分析してみせたが、食堂での彼の奇天烈な言動にやっぱり絶賛混乱中。
この人もこの人で輪っかかなぐり捨ててステゴロをするので大概である。
神話においてボクシングを得意とする英霊。何度か試合を挑んでいるが、シスコン兄貴の妨害にあい1ラウンドも持たずに毎回ノーコンテストで終わっている。
カルナと違い明確な剣の逸話もあるため、セイバークラスとして現界している。
格闘技に昇華した『射殺す百頭』を扱うサーヴァントで、槍は一切使わないながらもクラスはランサー。彼の場合は自身の存在が槍のようなものであるため、別段おかしい事でもない……はず。
ギリシャ界の太陽神かつボクシングの創始者なので、もしタッグを組んだら最強なのでは?と一部のマスターから噂されている。尤も、今のあちらは羊のぬいぐるみ姿だが……
クリスマスにセイバーになった者同士だが、あちらはサンタではない。
『Arcade』のキャラクターで「本来はランサークラスで召喚された人物の、若い頃の修業時代の側面がセイバークラスでの配布サーヴァントとして実装された」といくつか共通点がある(ただしセタンタの場合肉体ごと若返っている)。
同じく、近い時期に大活躍していた同声優サーヴァント。
同年に実装されたアーケード版のサンタサーヴァント。登場としてはこちらが先。
余談
- 今回のカルナが配布サーヴァント初の顔アップ宝具であり、男性の配布枠としては坂本龍馬以来、2年と数ヶ月ぶり(カルナは4人目)である。
- ボクサーというクラス自体は『カプセルさーばんと』でサーヴァントとして召喚されたバゼットに充てがわれている。
- 彼が作中で使用しているのはボクシングであるが、師匠パラシュラーマとのエピソードがアシュヴァッターマンの口から語られており、この事からパラシュラーマが開祖とされるカラリパヤットも使用できると思われる。
- ちなみにカラリパヤットを使えることが初めて明言されたサーヴァントは何の因果かセイヴァーである。
- モーションは『リングにかけろ』『聖闘士星矢』など車田正美作品が元ネタとみられる。アーツのモーションはモロにコレで、宝具の〆はどう見てもアレである。
- ジナコを演じたことでカルナガチ勢になった悠木碧女史は、カルナがサンタになると知った際、驚きと嬉しさのあまりTwitterで絶叫したそうな。
- 髪型が一見すると片目隠れに見えることから、某メカクレ大好き海賊に付け狙われないか心配する声が上がっている。
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幸福な王子:施しの英雄がサンタという着目から連想した人も。実際カルナも出自的に見れば『王子』である。なお、彼の人生観はこちらに近い。