「見よ――これこそが太陽神(スーリヤ)より与えられし、我が鎧と耳輪の輝き。『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ&クンダーラ)』!!」
概要
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
インド神話において、英雄カルナがその身にまとっていた黄金の鎧と耳輪。太陽そのものの如き輝きを放つ、強力な防御型宝具。光そのものが形となったものであるため、神々でさえ破壊は困難とされている。究極の宝具の1つであり、ギルガメッシュの宝物庫にも存在していない宝具である。
原典のインド神話においても、この鎧がある以上カルナは誰にも殺せないと言われた。
神話ではインドラによって奪われたままだが、サーヴァント化したカルナは所持している。
物理・概念を問わずあらゆる敵対干渉を削減する無敵の鎧。神々でさえ破壊困難という設定に違わず、ムーンセルの干渉すら跳ね除ける力を持つ(月と太陽で相性がいい)。これがある限り、ダメージ数値は十分の一しか届かないとされ、鎧を纏ったカルナが損傷を受けたことは皆無に等しいという。劇中では「極刑王」の杭を二千近く受けても擦り傷しか負わなかった。対軍宝具である「幻想大剣・天魔失墜」でも、一撃や二撃の直撃では倒せないという出鱈目な堅牢さを誇っていた。
また、装備者にどのような傷であっても即座に回復する高い自己治癒能力を与える効果もあるらしく、霊核を破壊されていなければ致命傷に近い傷を負っても問題なく回復が可能とされている。
唯一、鎧の内側からの攻撃については防御の対象外とされ、加護の効果は発揮されない。
ただし、上述の驚異的な回復能力に加えて、その気になれば体内に炎を循環させることで不純物を焼き尽くしてしまえるため、明確な弱点とは言えない。強いて言えば、ただ纏うのみでも魔力消費が発生するため、常時展開する場合であればマスターに対しての負担は大きくなることだろうか。
なお、カルナの宝具である「日輪よ、死に随え」を使用する際にこの宝具は消失し、「日輪よ、死に随え」と共に以後使用不能になる。