燃える三神の衣
もえるさんしんのころも
本項目には『Fate/GrandOrder』第2部4章の重大なネタバレを含みます。
オレが見ているものは、もはやおまえがオレの槍を無視する事はないという事実のみ。
不快な黙殺は消え、ようやくこの機が訪れた。
神であろうがなかろうが関係はない。
オレは、常におまえを凌駕したいと思っているだけだ。
アルジュナ━━━ ‼
『創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ』の序盤、主人公たちを最初のユガから逃すために、その身を犠牲にして退場したカルナ。
彼はその身をスーリヤの光そのものにし、神たるアルジュナが不出来として消しとばしたものが概念となり行き着く"果て"に漂っていた。
そこにたどり着いたかつての兄弟弟子で友人であるアシュヴァッターマンは、自身の霊核を使って復活するようカルナに提案する。カルナもそれを了承するが"果て"に時間の概念がないことを利用し、修行することを決める。全てはアルジュナと同じになるために。
存在を保つことすら困難な"果て"の場所にて、アシュヴァッターマンの協力のもと「カルナ自身が満足するまで」途方もない時間をかけた修行を終えたカルナは、アシュヴァッターマンの霊核を借り受けて主人公たちの前に帰還する。
空想樹スパイラルのふもとにアルジュナを追い詰め、最終決戦へと向かう一同。
しかしアシュヴァッターマンからクリシュナの呪いを引き受けていたラーマが限界を迎える。そこでラーマは自身の宝具である「羅刹を穿つ不滅」をカルナに預ける。
アシュヴァッターマンが持つシヴァの神性とラーマが持つヴィシュヌの神性を得たカルナが、二つの神性を自分のものとして馴染ませたのがこの姿である。
そしてカルナは生前の再戦のように神たるアルジュナと対峙する……
三神というのは先述したシヴァ神、ヴィシュヌ神に加えてカルナが元から持っている神性であるスーリヤ神という三柱のインド神のことだと思われる。
なお別名のスーパーカルナというのは自称である。
(名付け親はこの人)
通常時のカルナに比べて露出度の高い格好。赤く逆立てた髪に、金色の眼をあしらった赤い翼をまとっている。
これは父である太陽神スーリヤが司法神の「眼」を務めていたという逸話が反映されていると思われる。
また、赤い髪は初期デザインの彼を彷彿させる。
「真の英雄は眼で殺す」でお馴染みの「梵天よ、地を覆え(ブラフマーストラ)」は左手に出現した眼の紋様から放たれる。
その見た目と修行方法の連想から『スーパーインド人ゴッド』と呼ばれる事も。
(元ネタの姿も赤い髪になる為)
2部4章の神たるアルジュナとの最終決戦におけるカルナの姿であり、同戦闘においてゲストサーヴァントとして強制的にパーティに加わる。
レベル100、宝具レベル5、スキルレベルオール10と最大限の強化がなされた状態だが、NPCサーヴァントなので宝具強化が行われていない点はご愛嬌。
加えて攻撃威力強化、リジェネ、ガッツの特殊スキルが付与されているがガッツは1回だけであり、アルジュナはHPゲージ3本持ちかつ2ゲージ目のブレイク時に自身に無敵貫通を付与した上で宝具を撃ってくる。アルジュナは素殴りも高火力なので自前の戦力でアルジュナのHPゲージを2本ブレイクし、最終ゲージまでカルナを温存するという戦略が求められる。
また、カルナをアタッカーとして起用する際には味方のターゲット集中や回避・無敵でカルナを守る戦法も有効。ガッツは無敵貫通が付与されるアルジュナの宝具を耐えきるために残しておくのが良い。
すなわち最適解は「主人公がカルナをサポートしながら、カルナにアルジュナと全力で戦って貰う」こと。難易度は高いがストーリー上の展開が反映されたかのような熱いバトルとなっている。
そして4章をクリアするとクリア特典としてこの姿の霊衣開放の権利がもらえるので素材とQPを払って霊衣解放すればいつでもこの姿になれる。
しかし一部のマスターは「かっこよすぎて普段使いできない」とその神々しさに当てられているとかいないとか。