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「命令とあらば」

「神々の王の慈悲を知れ。絶滅とは是この一刺。インドラよ、刮目しろ。」

「灼き尽くせ、―― 『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!!

「 ……是非もなし」


概説編集

ランクA++(CCC)/EX(Apo)
種別対軍、対神宝具(CCC)/ 対神宝具(Apo)
レンジレンジ:40~99(CCC) / 2~5(Apo)
最大捕捉千単位(CCC) / 1人(Apo)

カルナの持つ「対神宝具」。

名前は「ヴァーサヴァ(インドラの異名)」+「シャクティ(力)」の意味。

己が体の一部たる黄金の鎧を脱ぎ捨てるという代償の果てに顕現する、雷光で出来た神をも滅ぼす光の槍。敵陣であった神々の王インドラの真意に気づきながらも、自身の肉を切り裂く痛みに耐えて鎧を脱ぎ捨てて譲り渡したカルナの高潔さと献身に感嘆した彼により授けられた、たった一度だけ使える必殺の神鎗。


元から持っていた日輪の意匠が凝らされた槍に彼の鎧が合体、巨大化したもの。

穂先だけでカルナ自身の身の丈に迫る。

背中にある翼のような装飾を展開し、光の羽を形成し飛翔。

上空から敵に向かって光槍を投擲し、大爆発を起こす。


数ある宝具の中でも純粋な火力においてはケタ外れのレベルを誇り、神獣や盾、城壁といった物理的なものはもちろんの事、結界や神秘、霊的存在等も含め、森羅万象ありとあらゆる「存在」という概念を焼き尽くし、神をも滅ぼす究極の力とされている。

しかし、発動は一回限りであり、神話においてカルナがこれを使用した記録はない。

ただし、『Fate/EXTELLA-LINK』では一度の戦闘で二度使用しており、一度目は『王勇を示せ、遍く世を巡る十二の輝剣』との競り合いを制し、二度目はアルジュナの『破壊神の手翳』との競り合いの末、相討ちとなって消滅した。

その威力は空間の歪みが生まれる程壮絶な物で、下手したらこのゲーム終わるんじゃないかと懸念するマスターもいる程。

これが本場で撃ち合いが行われようものなら、間違いなく聖杯戦争どころではないだろう(知名度補正で宝具の威力が底上げされる為)。


アニメ版『Apocrypha』では宝具開放時に発せられた輻射熱だけで周囲の岩塊を瞬時に融解・蒸発させており、辺り一面をマグマに変えてしまったことからもその圧倒的熱量が窺える。

「存在」という概念を一片の慈悲もなく焼灼し破壊するとはあるが実際には『幻想大剣・天魔失墜』との撃ち合いでは多少なり拮抗可能であり、槍に触れたものを問答無用で破壊するというものではない。


使用後は翼状の装飾が破壊され、防御力が低下する代わりに「梵天よ、我を呪え」が解禁される。

Fate/GrandOrder』でもこの宝具が採用されている。

使用時はキャラのグラフィックが強制的に第3再臨(鎧を脱ぎ捨て「日輪よ、死に随え」を携えた姿)のものに変わる。

演出の都合からか、ゲームでは突き出した槍から強烈な熱線を放つ描写が多く、『Fate/EXTELLA-LINK』や『Fate/GrandOrderArcade』などでは使用後に槍をもとに戻して鎧を装着する演出もある。


翼状の装飾の展開の仕方は作品によって異なり、 CCCでは浮遊する8枚の羽から炎が吹き出す演出に、ApoやFGOでは4枚の片翼が展開して太陽のシンボル状に炎が吹き出す演出を取っている。

ただし、FGOの修正前演出ではApo版デザインのカルナがCCC版の演出で発射するという物だった。

つまり、片翼のカルナが翼のない方向からも4本の炎を吹き出しているという奇妙な演出だったのである。

これが問題だったのか2部4章アップデートに伴いアニメ版Apoに即した演出に変更された。

また、EXTELLAシリーズでは陸上から放つ為、翼ごと鎧を破壊する演出を取っている。


そして熱線の演出も異なる。

多くの作品ではカルナの出自が太陽神スーリヤの息子ということも有り、紅炎のような熱線を放つという描かれ方をされて来たが、EXTELLAシリーズでは槍の出自が雷神インドラである事を考慮し、発生させた電球を突き刺し、赤黒い雷撃を放つという演出になっている。

また、地面に直撃させるとSE.RA.PHの崩壊を招きかねない為か、敵に命中させると軌道を逸らす。


なお、上述の神話で使用された記録は無いというのは型月における独自設定であり、原典の神話ではパーンダヴァ5兄弟のビーマの息子であるラークシャサ「ガトートカチャ」に対して投擲使用した槍とされている。

原典通りなら魔性特攻が付いていたのだろうか…?


Fate/GrandOrderでの性能編集

種別はBusterで、効果は【敵全体に強力な〔神性特攻〕攻撃〈オーバーチャージで特攻UP〉】


強化クエストを済ませれば威力が更に向上し、「Buster耐性ダウン」(3ターン)を与える効果も追加される。

デバフ効果は宝具ダメージ後になるものの、そこにBuster&Braveチェインを加えれば、宝具を耐えきった相手でも油断なく打倒可能な爆発力を秘めている。


神性持ちのアーチャーはそこそこ居り、特にギルガメッシュと宿敵アルジュナに対してはかなり優位に立つことが出来る。

ただしギルガメッシュは〔対サーヴァント特攻〕、アルジュナは〔対神性即死〕というキラー宝具持ちなので、慢心していると痛手を負う羽目になる。


発動時に衣装が霊基再臨の三段目に変化し、鎧を打ち捨てる所作を再現している。

ちなみにこちらではNPチャージさえできれば何発でも撃てる。

また、こちらでは宝具発動時『絶滅~』を先に言っている。


モーション刷新に伴い、宝具ボイスも追加された。


「スーリヤよ、ご照覧あれ」

「もはや戦場に呵責(かしゃく)なし。我が父よ、許したまえ」

「空前絶後、『日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)』!!」


余談編集

ある程度は察せられるかもしれないが、名前はFateオリジナルで原典では槍の名がなく、呼称も「インドラの槍」のままである。

そのため、Fate以外のRPGで採用されることはあまりなく、例に挙げるとアルジュナの「ガーンディーヴァ」の方が採用数も多い。

しかし、Fateで一躍有名になってからか、原典のインドラの槍も二次的に「ヴァサヴィ・シャクティ」などと呼ぶことも少なくない。


関連イラスト編集

日輪よ、死に随え


関連動画編集


関連リンク編集

Fateシリーズ

Fate/Apocrypha Fate/EXTRA-CCC Fate/GrandOrder

カルナ(Fate) 宝具

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