幻想大剣・天魔失墜
ばるむんく
邪悪なる竜は失墜する、全てが果つる光と影に
世界は今落陽に至る、撃ち落とす！
- ランク:A+→EX
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1～50
- 最大捕捉:500人
持つ者によって聖剣にも魔剣にもなりうる竜殺しを成し遂げた黄昏の大剣。
伝承では死んだ先代王の財産の公平な分配を頼まれたジークフリートにニーベルンゲン一族が報酬の前払いとして送った。しかし財産の分配に二人の王が不満を漏らし(両者にとって不満だったということはジークフリートは本当に公平に分配したのだが)一族や巨人を合わせた100人を超える軍勢でジークフリートに襲いかかったが彼はそれを全てバルムンクを持って返り討ちにしたのだった、この出来事の所為でニーベルンゲン一族は滅亡してしまった。
手に入れる経緯からして血塗られているがジークフリートはこの剣の入手後あらゆる希望を背負う英雄たらんと振る舞った為、呪われた聖剣という状態になった。ジークフリートの死後は彼を殺し所持していたハーゲンや、拘束されたハーゲンから奪ったクリームヒルトなど所有者を死に至らしめる魔剣に変わっている。
ジークフリートと同一にして異なる存在の持つ壊劫の天輪に相当する宝具であり、『Fate/GrandOrder』の期間限定イベント「神秘の国のONILAND!!〜鬼の王とカムイの黄金〜」にて共演を果たす。
柄に填め込まれた青い宝玉は真エーテルが貯蔵されており、真名を以て発動させる際に使用する。
真名を解放することで、柄の真ん中にある宝玉がせり出し、剣から膨大な魔力が火柱のように立ち昇る。これを大上段で振りかぶり、眼前の敵陣を焼き尽くす。
竜種の特性を持つ者に対しては聖杯の力を上回る程に威力が跳ね上がる。他の対軍宝具と比べて宝具発動の為に必要なタメが非常に少なく、追撃・連発が可能な特性がある。
その連射性は放ち続ければあのカルナをも押し切れるほど。
しかも連射できるから威力が低いというわけでもなく対軍宝具で有りながら、カルナの対国宝具であり核爆弾にも例えられる「梵天よ、我を呪え」と同等の威力を持っている。
『Apocrypha』では「竜告令呪」の力でジークフリートに変身したジークがこの宝具を連発してカルナと壮絶な宝具合戦を繰り広げた。
しかし、威力は日輪よ、死に随えの方が優勢であり、令呪ブーストを以ってしても押されていた。
Fate/GrandOrderでの性能
『Fate/GrandOrder』では、ジークフリートの宝具として抜擢。
カードの種類はBusterで、【敵全体に強力な〔竜種属性〕特効攻撃<オーバーチャージで特攻威力アップ>】の効果を持つ。
モーション改修以前は、振りかぶった剣から魔力の波動が発生し敵陣を飲み込むようなものだったが、『Apocrypha』アニメ化後のモーション改修後では詠唱が追加され、宝具演出が上述のアニメ準拠のものに変わった。
宝具強化前は他の宝具のように副次効果が無いが、〔竜種〕特効の倍率が高く、オマケにオーバーチャージで倍率も加速するので、使いようによって凄まじい瞬間火力を発揮する。
強化クエストをクリアする事で、威力上昇と副次効果として新たに【NP獲得量アップ(3ターン)】が追加される。これによって原作の設定に近くなり、連射も視野に入れた運用も実用的となった。
これにスキル「竜殺し」と「貪欲なる黄金」によるバフが乗っかれば、クラスの垣根を越えて〔竜種〕特性を持つ相手の天敵となり得る。これにマーリンらのバフが乗っかろうものならば…。
具体的には竜属性さえあれば不利クラス(弓/裁)でさえ等倍非竜属性のダメージを超えるという異次元レベルの超火力を発揮する。“竜殺しの英雄”の面目躍如と言ったところだろう。
恐竜や首長竜、ウシュムガル、悪竜現象を発現させたスルトにも幅広く特攻が刺さるが、なぜか呪毒蟲にも効く。
竜種を持たない相手でも、ゲオル先生の宝具「力屠る祝福の剣」で無理矢理付けるコンボが可能なので、安定して特攻を狙うならば併用すると良いだろう。
特にランサー(またはバーサーカー)+竜特性を有する相手にはこれ以上にない決まり手となる。
該当者はアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)、アルトリア・オルタ(ランサー)、ヴリトラ、妖精騎士ランスロット、エリちゃん、清姫(水着)、謎のアルターエゴ・Λ、謎のヒロインX〔オルタ〕、鬼女紅葉、伊吹童子(水着)、清姫とかなり多い。
ちなみに、いかにもな外見のティアマトには特攻が入らない(しかし、何故かアルターエゴ版には特攻が入る)。
別マガ版オルレアンではアタランテ・オルタの「闇天蝕射」とヴラド三世の「極刑王」を完全に相殺しても威力が減衰する事なく、そのまま二騎を消滅させた。
そして迎えたファヴニール戦では藤丸達が陽動した隙に、空中から全力の宝具を放った。
「黄金の夢から覚め、揺籃から解き放たれよ。」
「邪竜、滅ぶべし！ ――『幻想大剣・天魔失墜』！！！」
真エーテルを全開放させ最大出力を出し剣気が成層圏に届くほどになった一撃はファヴニールを黄昏に叩き返した。
最後の決戦では上述のゲオルギウス先生とのコンボを叩き込み聖杯の力でも再生が追いつかないダメージを与えジル・ド・レェへの道を切り開いた。
ゼロサム版オルレアンではバーサーク・セイバーとの対決で魔力供給が無いにもかかわらず3連続解放しエリザベートにあの宝具出鱈目だからと評されていた。
そして最終決戦では、令呪の供給を受けた一撃でジャンヌ・オルタをファヴニール共々跡形もなく消滅させた。
- 「邪悪なる竜は失墜する、全てが果つる光と影に。世界は今落陽に至る。撃ち落とす！――幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)！！」
- 「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る。撃ち落とす！――幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)！！」
- 『FGO』やアニメ版『Apocrypha』の詠唱、バルムンクの詠唱の中で最も使われている。
- 「黄金の夢から覚め、揺籃から解き放たれよ。邪竜、滅ぶべし！――幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)！！」
- 2018年4月25日のモーション改修と共に追加された詠唱、別マガ版のファヴニール戦ではこちらの詠唱だった
- 「邪悪なる竜は失墜し、世界は今落陽に至る。うたかたの夢より覚めよ！−−幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)！！」
- ゼロサム版コミカライズでの詠唱。上記2つを合わせたものになっている。
