応えよう。私は貴方のサーヴァント、ランサー。最果ての槍を以って、貴方の力となる者です
プロフィール
真名 | アルトリア・ペンドラゴン |
---|---|
クラス | ランサー |
性別 | 女性 |
身長 | 171cm |
体重 | 57kg? |
出典 | アーサー王伝説 |
地域 | 欧州 |
属性 | 秩序・善・天 |
好きなもの | 思いつかない |
嫌いなもの | 思いつかない |
設定担当 | 奈須きのこ、桜井光 |
ILLUST | 石田あきら |
CV | 川澄綾子 |
※ ランサー時の体重ないし体型には諸説が存在する。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するランサークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
こちらはセイバーオルタ寄りのランサーオルタとは異なり、青セイバーに近い容姿。あちらと違って胸は上が開いているが、強調された巨乳やマントの下のハイレグ衣装など類似点も多い。
2016年7月25日にメインシナリオ第1部6章とともに、実装された。ただし、メインシナリオに登場するのは別側面(if)の彼女であり、彼女自身はメインシナリオに一度も登場していない。
イベントにおいては、2019年水着イベント『水着剣豪七色勝負!』にのみ、ルーラーの水着霊基の姿で登場している。あとは、当人及び他のサーヴァントの幕間の物語で登場するに限られるという、劇中の登場頻度においても非常にレアリティの高いサーヴァントの一人となっている。
2021年5月12日に、イベント『聖杯戦線 ~僕のスーパー・キャメロット2021~』の開催に合わせて、バトルモーションおよび宝具演出がリニューアルされた。宝具演出は、いわゆる顔面アップが差し込まれた形になるが、アルトリアを上から覗き込む(正しくは、地表に向かって空から突進してくるアルトリアを見上げる)というアングルになるため、第三再臨では谷間が良く見える。
人物
ブリテンを統べた伝説の騎士王、アーサー王であることに変わりはないが、王として台頭した後、聖剣ではなく聖槍を主武装としブリテンを統治したアーサー王のIF。要は平行世界の同一人物。
一人称は「私(わたし)」。
聖剣を手放しているため聖剣による成長停止はなくなり、肉体年齢が成長している。聖槍を使っていたので価値観や情緒面が神霊よりの存在になっているが、それも十年ほどの使用期間だったので精神構造・霊子構造はそこまで大きく変化しておらず、人間的なリアクションを見せている。
通常のアルトリアとは「別の可能性」の英霊。
人のカタチをしてはいるが、もはやただの人の英霊とは言えない。
聖槍に秘められた性質によって、神霊、強いて言えば女神に近しい存在へと変化・変質している。
聖剣のアルトリアより合理的、かつ冷静になってはいるが、人間性に関しては失われていない。
むしろ大人になった分その選択には余裕があり、王としては理想的な在り方になっている。
ただマスターからは、セイバーの時より豊かになった一点に注目が向けられ、マイルームを初めとしてセクハラ紛いな発言を向けられているものの、当人は全く理解できていない模様。別におっぱいが大きくなる呪いをかけられた訳でもなんでもなく、オルタの方でも同様の成長をしている事から、アルトリアはもともと長ずれば豊満な体に成長する素養を秘めていたことが分かる。
セイバーの時よりも真面目で頑固になり、神の視点を得たことにより、合理的な姿勢で物事を判断する。そのため性格はセイバーオルタやランサーオルタに近いものとなった。しかしオルタよりのランサーよりも青王よりの純真さを残しており、そういった意味でオルタとは根っこが違うといえる。半神の身から周囲に対して遠慮や疎外感を持っており、それが元で孤立しているフシも。
サーヴァントとしてカルデアに召喚された彼女は、世界の美しさを知っている。最果てにあらずとも輝く世界を取り戻すために、マスターと共に戦い、持てる力の全てを振るうに違いない。またマスターのことも本心では気に入っているのだが、前述の意固地な所や他者への疎外感から距離を取ろうとしており、一種のツンデレな関係になっている(幕間においてある程度改善された)。
聖槍によって自分だけが「天」属性の英霊になっていることに関し、マスターや他の円卓の騎士との目線のズレを気にしていた。そこに超越者ランサーとしての大先輩がやってきて……
徒歩でライダーを名乗るサーヴァントが非常に多い中、オルタの方と同じく、ランサーだが馬に騎乗する。今回の乗騎は「ドゥン・スタリオン」(牡馬、つまり♂)。戦闘時だけと思いきや建物内でも馬に乗って闊歩している。ギルガメッシュ曰く「なかなか馬から降りようとしない」とのこと。
オジマンディアスの幕間では、カルデアに馴染んだ姿が描かれている。
なんとレクリエーションルームで、レーシングゲームを嗜んでいるとのこと。
ちなみに召喚時のセリフは、セイバーの彼女の召喚時のセリフ「問おう、貴方が私のマスターか?」と対になる言い方であり、セイバーオルタとはまた異なる意味でオマージュとなっている。
獅子王
第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』にて登場する姿。詳しくは該当記事を参照。
能力
戦闘においては、愛馬『ドゥン・スタリオン』に騎乗し、聖槍『ロンゴミニアド』を振るう。
モーション中では、宝具の限定開放による光の刺突や斬撃の他、聖槍を回転させて光の渦を巻き起こす、ドリル状に旋回しながら穿ち抜く、切っ先から着弾箇所に光柱を上げる光線を撃ち出す、ドゥン・スタリオンに青いエネルギーを纏わせて敵陣を駆け抜ける、蹄で踏み砕くなどする。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | B | A | A | A | C | A++ |
保有スキル
対魔力(B) | ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。詠唱が三節以下の魔術を無効化可能となる。大魔術・儀礼呪法であっても殆どダメージを受けない。 |
---|---|
騎乗(A) | 本来はライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。Aランクともなると、竜種と神獣を除いた全ての獣、乗り物を自在に操る事が出来る。 |
魔力放出(A) | 魔力を自分の武器や肉体に帯びさせる事で、一時的に強化させるスキル。身体能力を爆発的に向上させる事が可能だが、魔力消費の燃費は然程良くない。 |
光の奔流(A+) | 「魔力放出(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
カリスマ(B) | 国家や軍団を指揮する、稀有な天性の才能。外敵に晒されながらも悉く撃退し、ブリテンを統治してみせたアルトリアは、高いカリスマ性を有している。 |
最果ての加護(EX) | 星の錨でも有る聖槍を所有する者に自動的に付与されるスキル。アルトリアは世界の果てそのものから加護を受けている。戦闘時においてのみ、魔力と幸運のパラメータが一時的にランクアップする。オルタの自分と同ランクである。 |
宝具
最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
- ランク:A++
- 種別:対城宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:900人
「聖槍、抜錨!」
「空の彼方(かなた)、大地の向こう……其は世界の果てに立つ、光の楔(くさび)!『最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)』!!」
星の聖槍にして星を繋ぎ止める嵐の錨。真実の姿は、世界の表皮を繋ぎとめる塔であるという。真名解放時にはランクと種別が変化する。馬上槍状の封印状態では十三本の封環が複雑に絡まっている。封環が解けると光の槍が姿を現わす。ウロコ状の光の粒が螺旋の円を描いて広がる。
聖槍ロンゴミニアドは世界の表層を繋ぎとめる「光の柱」を本体としており「世界を救う星の聖剣」と同等のプロセスを有する十三拘束の存在によって、かろうじて宝具としての体を成している。
詳細は該当記事を参照。
風王結界(インビジブル・エア)
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1人
本来ならば聖剣を覆うための風の鞘。ランサー時はその聖剣を保有していない為、攻撃開放技である『風王鉄槌(ストライク・エア)』のような「風の宝具」としての運用に限られる。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
セイバー時と同じく、同ランク内で最高のHP:15,600と10,000をやっと超す程度のATKという耐久寄り。カードは《Quick:2/Arts:1/Buster:2》でランサーらしい並びだが、「騎乗(A)」による補正を抜きにしてもQuickのNP効率が目に見えて高く、Arts>Quick>Quickの手順でBraveチェイン(同一サーヴァントのカード3枚を選択し、EX Attackを発生させるコンボ)を組めば、大量のNPを獲得する。
保有スキルについては、1ターン自身のBuster性能を強化する「魔力放出(A)」、味方全体の攻撃力をUPさせる「カリスマ(B)」、NPチャージと弱体解除の「最果ての加護(EX)」の3つであり、セイバーアルトリアのスキル構成をさらに宝具運用に押し進めた構成になっている。「最果ての加護」がランサーオルタ形態とは全く別のスキルとなっており、普段はNP大チャージ効果に焦点を当てておき、重篤なバステが重なった場合は弱体解除が本領を発揮する便利スキルとなっている。
宝具と効果は上述通り。全ランサーで最強のNP効率を誇るため割と気安くブッパが出来るうえ、1ターン無敵貫通付与のお陰で回避や無敵で逃げる相手さえ問答無用で灰燼に帰す。アーチャークラスには回避持ちが多いため、そいつらにとってはまさに天敵。オマケにBusterブレイブチェインも組めるうえに、それが「魔力放出」&「カリスマ」のスキルでW強化されて1ターンは確実にボコられ続けるという鬼っぷり。2021年5月12日に「魔力放出」が「光の奔流(A+)」へ変化する、初の強化クエストが実装。従来の効果に「混沌」「悪」特攻状態を1ターン付与する効果が加わった。
ATKこそ低いが弱点らしい弱点がない、まさにセイバーのNP効率を全面超強化したような宝具重視型。無敵・回避がないものの、防御バフ・回復能力がある味方でサポートできれば、それだけでもかなり生存力が強化できる。しかし、その攻撃力を発揮するために大騎士勲章が大量に必要というマスター泣かせな一面がある。しかもスキルチャージが1ターン短縮されるLv6に至るのに各30個×3スキル+霊基再臨だけでも20個=合計110個と怖ろしい数を請求してくる。この大騎士勲章、第1部6章実装時点で強力なザコ「粛清騎士」しか落とさなかったうえに、そのドロップ率も渋く、さらに6章で追加された円卓組にも多数必要となっており、トドメに後日実装された水着姿の騎士王も負けず劣らずの勲章食いと化したため、勲章を求めるあまり、多数のマスターが「聖別の門」に劇中の難民たちのごとく群がり、勲章狩りに没して“心を失くした人”と化していったのだった……
後日、この惨事を鑑みたのか、これ以降のイベントで勲章の大量入手の機会が何度か登場し、相対的に供給量は向上したのであった……でも実は地味に全スキルLv10も合わせると隕蹄鉄72個・蛮神の心臓30個も必要だったりする。一国の王を育て上げるのは決して安くはないのだ……
以上のように、大変に御大尽なサーヴァントではあるが、それに相応しい力も秘めている。
縁を結んだ暁には、焦らずじっくりと育て上げて欲しい。きっと応えてくれるはずだ。
メインシナリオでの活躍
概要で述べたとおり、彼女自身は一度も登場していない。
第1部6章で登場した別バージョンについては該当記事を参照。
イベントシナリオでの活躍
ルーラーに霊基を変えて登場。詳しくは水着獅子王を参照。
こちらもルーラーでの登場なので、水着獅子王を参照。
ACでの活躍
獅子王が現れなかった世界線なので登場はしないだろうと思われていたが、特異点発生の一端となったジャック・ド・モレーの戦いにてオジマンディアスとの縁が触媒となり、召喚され、主人公達に助力を果たした。姿形や口調はPCであるアルトリア・ペンドラゴン(ランサー)のそれであるのだが、名義や本編の特異点の記憶を持っている点は獅子王のそれである。また、聖都から溢れた泥状の物質を「獣の泥」と呼称していた辺り、魔獣赫に対して何か知識がある様子である。
概念礼装
絆礼装
全サーヴァントが固有に持つ。絆レベルを10にすることで入手可能。
サーヴァントとの絆の証なので、詳細については省略する。
2017年の稼働2周年記念の47種のうちの一つ。
初登場章ごとに服装のテーマがあり、彼女を含んだ6章組は「軍服」。白いマントを羽織り、青を基調とした凛々しい姿を披露。入手期限までに第1部6章をクリアしないと入手不可能。
ワールドエンド・キャッスル
2017年のバレンタインから実装されたチョコレート礼装。円卓の騎士たちの協力も得て作られた、巨大なお城のチョコレート。当然と言うべきか、アルトリアを保有していないと入手不可能。
猪王
2019年の正月イベントにて期間限定で実装された、いわゆるEXP礼装。
獅子王の名にひっかけて、2019年の干支である猪にまたがっている。ただしリヨ絵。
2021年の6周年記念礼装。服装は第二再臨から鎧を脱ぎ、白いストール(あるいはショール)を肩にかけているという状態。スカサハ=スカディ、渡辺綱とともに、フィンランド(ヌークシオ国立公園)を訪れている。他のサーヴァントたちは、共にいるサーヴァントと多少なりとも会話をしているのだが、この3人に関しては景色について思い思いの感想を述べており、全くもってコミュニケーションしていない。まあ、神霊に近い王、神霊そのものの王、そして鬼殺しに特化した職業武人という、そもそも他者とのコミュニケーションが不得手な3人ではあるのだが……
関連人物
生前
最早お馴染みとなっている、アーサー王の王道と剣術の師匠である花の魔術師。
生前から縁深いが、槍を持ったアルトリアを「加減が効かない」として苦手にしている。
かつての臣下達。彼らに対しては自分の為してきたことに対し、少し後ろめたい気持ちがあるようだが……しかし、水着霊基では問題なく交流していた……というか生前より良好な関係である。
宿敵の異母姉。トリスタンの幕間の物語では、どこかに現れているのかと危機感を感じていた。
相容れぬ関係であるが、異聞帯の彼女に関しては「自分以上にブリテンを愛した」として高評価。
Fate/Grand Order
契約したマスター。服装が際どいため、やや恥ずかしがられている。
心が神霊に近づいてしまったために彼/彼女との距離感が掴めず距離をおいていた(獅子王の一件による罪悪感もあった模様)が、後述のローマな解決法によって絆を深めることが出来た。
女性王族サーヴァント繋がりであり、彼女達はライダークラスである。
マイルームで曰く、彼女達と定期的にお茶会をしている模様である。
異世界における騎士王であり、両者共に珍しく一定の交流がある模様。
彼の世界におけるマーリンの様子を聞きたがっているが……呆れる事必至だろう。
人の身から神の領域に踏み入ったという意味では、先輩格のランサー。
彼女の幕間の物語で、頑迷な心を解きほぐすためローマ過ぎる手法で解決してしまった。
『FGO Material Ⅳ』では「ローマも程々にしろ」とツッコミつつも感謝の意を述べている。
前者はセイバーの自分、後者は獅子王と因縁のある、黄金の古代王コンビ。
自身の幕間の最後に登場し、チョッカイを掛けてきたため神の視点で倒した。
先述の通り、オジマンディアスの幕間ではゲームをするなど交流がある模様。
余談
概要で述べたとおり、第1部6章のラスボスの亜種にして、セイバーのアルトリアの正統進化系とも言える彼女だが、意外にもゲーム内での登場は少ない。自身のオルタと比較するとわかりやすいのだが、オルタが第1部4章および第2部5章で登場したのに対し、アルトリア(ランサー)は第1部6章で登場(しかも獅子王なので、厳密に言えば登場していない)したきり。イベントでも、オルタが『空の境界/the Garden of Order』と『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』に登場したのに対し、アルトリア(ランサー)は『水着剣豪七色勝負!』のみ(しかもルーラーという別霊基であった)。
またバレンタインや記念礼装を除いた概念礼装においても、オルタが九首牛魔羅王・ロイヤル・アイシングとあるのに対し、アルトリア(ランサー)はリヨ絵の猪王のみという状態である。
なぜこんなにも出番が少ないのかは不明であるが、元々『FGO』においては、『stay night』で物語が完結したセイバーはほとんど出番がなく、代わりにセイバーオルタがイベントによく登場するので、アルトリア(ランサー)とランサーオルタもそれを踏襲しているのかもしれない。
関連イラスト
【第一再臨】
獅子の面をかぶった完全武装姿。
【第二再臨】
面と、槍を持つ右の肩甲冑のみを脱いだ軽装姿。
【第三再臨】
甲冑を完全に脱ぎ去り、王冠とマントをまとった王としての姿。
関連タグ
Fate/GrandOrder ランサー(Fate) サーヴァント
アルトリアのバリエーションで関連するもの
セイバー(Fate/staynight):セイバークラスの場合。服装のカラーリングが最も近い。
アルトリア・オルタ(ランサー):オルタサーヴァント版。登場自体はこちらが先。
謎のヒロインXX:フォーリナークラス。主武装に「ロンゴミニアド」の名が入っていたり、他のクラスの成長した姿だったりと、共通点がある。