概要
- ランク:C
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~2
- 最大捕捉:1個
不可視の剣。敵に武器の間合いを把握させない。シンプルであるが白兵戦において絶大な効果を発揮する。強力な魔術によって守護された宝具で、剣自体が透明という訳ではない。(『Fate/stay night』 Status より引用)
魔術の一種で、幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。当然相手は間合いを把握出来なくなるため、特に白兵戦型のサーヴァントは迂闊に踏み込めなくなる。
ただし、幻覚耐性や「心眼(偽)」がある場合は効果が薄くなるため、アサシンは打ち合いだけで剣の尺を看破している。
アニメや絵、フィギュア等では白色や水色の渦のようなもので表現されているが、おそらくこれは読者・視聴者に分かりやすくするための表現であり、『staynight』におけるランサーの発言などからして、実際は全く見えないと思われる。
他にも纏わせた風を解放することでジェット噴射のように加速したり、バイクに纏わせて空気抵抗を減らしたり、風の防御壁として利用したり、と応用技も多く披露しており、中々に使い勝手が良い。
もっともこの宝具の本質は、彼女の持つ刀身を見せただけで正体を晒してしまうほど有名な聖剣を隠す事にある。
なおPrototypeのセイバーも使用可能だが、こちらは聖剣を封じる『十三拘束(シール・サーティーン)』の第一拘束を担っている。
『Fate/GrandOrder』では、劇場版『Heaven's_Feel』第三章公開記念キャンペーンで同名の霊衣開放が実装。第2段階の鎧姿で「風王結界」を纏った状態になる簡易霊衣となっている。
風王鉄槌(ストライク・エア)
圧縮した風を解放し、一度かぎりの飛び道具として放つ。その場合のダメージは限定数値で、セイバー自身の魔力や筋力は影響しない。(『Fate/stay night』Status より引用)
暴風を飛ばして敵に攻撃する。剣を前に突き出して発動したり、切り上げで発動したりと媒体によりモーションは様々。
なお、技名が出たのは『Fate/Zero』だが、『Fate/staynight』でもHeaven's Feelルートで使用している。もっとも相手の真アサシンはスキル「風除けの加護」で護られていたため、攻撃は失敗に終わった。
『Fate/GrandOrder』では、期間限定イベント『Fate/Accel Zero Order』の開催決定に合わせたモーション改定後にエクストラアタックとして出すようになった。
魔術の類のため、聖槍を所持した状態でも使用可能とのこと。実際、反転状態での宝具は“宝具本来の力”ではなく、宝具を疑似展開したところに『風王鉄槌』を極大出力で発射し、聖槍の力で威力を増幅させたものらしい。
余談
この風王結界、資料媒体によって効果に差が出ている。
コンテマでは「刀身に纏わせることで攻撃力が上昇し、見えないことで命中率が上昇する。」
用語辞典では「防御力と命中率が向上する。」
Zeroアニメ時のきのこの発言では「風王結界を纏った状態の一撃の威力を80~90とすれば、黄金状態の一撃の威力は1000。」と最後は風王結界を纏うことで攻撃力が減少するということになっている。
厳密に言えば最後の発言では黄金状態というエクスカリバーに魔力を走らせたと思われる状態について述べているため、素のエクスカリバー<風王結界カリバー<黄金状態カリバー、という意味であれば一応矛盾は発生しない。
また、アニメUBWでは風王結界状態のままヘラクレスを攻撃する(通じている)という、また議論がおこるような事態が起こっている。