概要
『Fate/EXTRA CCC』において、クラス名の代わりに用いられていた呼称。
直訳すると「月の癌細胞」であり、癌細胞という点でビーストを彷彿とさせるが、現時点では関連性は不明。
『Fate/Grand Order』においてはエクストラクラスの1つとして実装。
クラスカードはムーンセル・オートマトンを見下ろし棒を突き立てるBB。クラスカードにここまではっきりと特定個人が描かれるのは恐らく初。
クラスアイコンにもムーンセルと散りかけの桜の花びらが描写されている。
ムーンキャンサーにはBBしかなり得ないと示唆されているようにも見えたが、後にBB以外のムーンキャンサーも登場し、さらに下記のキアラやアーキタイプ:アースの場合、クラスカードが当人に合わせたデザインに切り替わるという独自の演出が成されている。
BBの力をもってすれば、どのサーヴァントでも本来の適性クラスからムーンキャンサーにクラスチェンジさせることが可能。
キアラによれば、サーヴァントのクラスとしてのムーンキャンサーの在り方とは、人類にとっての障害ではあるが、敵ではなく、むしろ試練のようなものであるという。
ノウム・カルデアに課せられた『オーディール・コール』には入っていないと思われていたが、
奏章Ⅲ『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』にてムーンキャンサーがメインとなった。
また、本章に登場したゴールデンBBのマイルームボイスにて、奏章Ⅲを経たムーンキャンサーの在り方について語られている。
なお、週刊ファミ通の2023年8月17・24日合併号のインタビューで奈須きのこ氏が「ムーンキャンサーは巻末オマケマンガというか、EXというか、存在自体が治外法権」と発言しており、プリテンダーとは異なり、歪みはないとは言っていなかった為、『オーディール・コール』に入っているのではないかと予想する者もいた。
ゲーム内における相性
相性はルーラーに弱く、アヴェンジャーに強いと三すくみを形成している。
実装数及び入手できる機会が極めて少ないクラスであり、敵クラスとしては比較的メジャーな部類に入るアヴェンジャーへの対抗手段として、ユーザーからは重宝されている。
Fate/EXTRA CCC
月の女王を自称する暴走した上級AI。
ラスボス系後輩としてチートの限りを尽くす。
詳細はBB(Fate)を参照。
Fate/Grand Order
Cosmos in the Lostbelt
『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』
喋って動き回る大きな神仏像で、「中の人などいない」と豪語するが…?
詳細は大いなる石像神及びガネーシャ(Fate)を参照。
オーディール・コール
『新霊長後継戦 アーキタイプ・インセプション』
※水着サーヴァントは後述する『セレブサマー・エクスペリエンス!』の項目に記載。
7周年にてプレイアブル実装。
魔術世界において『原初の一』と呼ばれる生命体。
詳細はアーキタイプ:アースを参照。
「人類滅亡ラスボス決定戦」参加にあたり、クラスチェンジした発明王。
アルバトロン社なる企業を主体とした機械化帝国を築いている。
NPCとしてのみ登場。
詳細はトーマス・アルバ・エジソン・オルタを参照。
偽りのドバイにおけるスポーツジムのバイトさん…は仮の姿。その正体はとある世界の月の聖杯戦争の勝利者。
詳細は岸波白野(ムーンキャンサー)を参照。
期間限定イベント
水着サーヴァント
3度目の夏にて、南の島で出会った神格を取り込んだBB。
詳細はBB(水着)を参照。
詳細は殺生院キアラ(水着)を参照。
夏のドバイに颯爽と現れた代行者。
地球観光を楽しむスペースな吸血鬼ハンター。
詳細は謎の代行者C.I.E.Lを参照。
夏のドバイにて2度目の水着サーヴァント化を果たしたBB。
ゴージャスなセレブとして君臨するがその正体は……。
詳細はBBドバイを参照。
夏のドバイにてプリテンダーからクラスチェンジしたテノチティトラン。誰が言ったか「海の家」。
詳細はテノチティトラン(水着)を参照。
余談
成り立ちからしてとても謎の多いクラス。
『奏章Ⅲ』以前では、「ムーンセルシステムにとってのイレギュラー」、あるいは「月に縁のある存在」が定義ではないかと考察されていた。
前者で言うと、Fateシリーズに登場しているサーヴァントではアルキメデス、アルテラ、カール大帝が該当。
後者で言うと、未だ登場していないかぐや姫がクラスへの適性を持つかもしれない(かぐや姫は月の罪人として地球にやって来たという説がある)。
上記クラス相性の根拠としては諸説あるが、本クラスは成り立ちからしてバグそのものといえる為、理不尽なレベルの搦め手で復讐者の暴力を封殺できるが、自浄機関である裁定者には修正を試みられる、という意見がある。
とはいえFGOにおけるクラス相性自体ただのゲーム上の都合の側面も大きい(例えば通常の聖杯戦争において基本七クラスにクラス相性は存在しない)ため、特に理由はない可能性もある。
関連項目
Fate/EXTRA-CCC Fate/GrandOrder
アルターエゴ(Fate) ハイ・サーヴァント ムーンセル・オートマトン
オーディール・コール 新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション
────────以下ネタバレ注意!────────
もともと、月とは魔術的な地球の防壁
地球圏に落ちてくる邪なものを、何万年もその背中で受け止めてきた巨大な傘
ですが、時に傘とは邪魔になるもの。ソラを見上げる時、人の目に暈なりますでしょう?
そんな天蓋(フタ)の幻想が極限まで浸透し、現象となったもの────
『人類はこのままで良い』、『文明はこのままが良い』と訴える集合的無意識
人類が宇宙を目指そうとする際に現れ、あらゆる開拓、発展を阻害するまでに至った同調圧力
故に、その現象はこう名付けられました。ムーン・キャンサー
地球から脱出しようとする霊長を捕まえ、人類の頭を掴み、地球に引きずりおろす月の暈、と