「我が名はアルキメデス。SE.RA.PHに選ばれたシステム更新の従事者です」
プロフィール
真名 | アルキメデス |
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クラス | キャスター |
性別 | 男性 |
身長 | 180cm |
体重 | 70kg |
出典 | 史実 |
地域 | 古代ギリシア |
イメージカラー | ダークグレイ |
特技 | 特になし |
好きなもの | 天体研究、理路整然とした会話 |
嫌いなもの | 曖昧な結論、煩雑な過程 |
天敵 | ネロ、エリザベート |
属性 | 秩序・善 |
ILLUST | ワダアルコ |
設定担当 | 奈須きのこ |
CV | 興津和幸 |
概要
『Fate/EXTRAシリーズ』の最新作『Fate/EXTELLA』に登場するキャスターのサーヴァント。
その高い技術力・性格・生前の功績等から、霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」によって、聖杯戦争の舞台である電子虚構世界「SE.RA.PH」の管理者に選ばれセキュリティを一任されている。
このような経緯から聖杯戦争には参加しておらず、今作でもネロ・クラウディウス陣営、玉藻の前陣営、アルテラ陣営の3陣営の何処にも所属していない「無所属」と言う扱いである。
人物
数学者らしく理性と合理性を重視しており、己の主観に捉われない客観的な思考で物事を判断する様に努めている。
なお、前述の様に聖杯戦争に参加していないサーヴァントではあるが、戦闘能力が皆無と言う訳では無く戦闘行為自体は可能な様である。
同じ言葉を「実に」をつけてもう1度繰り返す口癖がある。
「雑ですね 実に雑!」 「取るに足りない、実に取るに足りないとも!」
とあるサーヴァントからは「生前、他人を理解できなかった男」とされているが・・・。
真名
シラクサのアルキメデス、古代ギリシアの数学者。
王冠と同じだけの質量の金をそれぞれ水に沈めることで、王冠に銀が混ぜられているという噂を証明したという逸話は有名。また、優れた技術者、発明家でもありテコの原理を利用した投石機を用いて敵の海軍を打ち破ったという。
最期はシラクサの戦いにおいて、「彼には危害を加えるな」という命令を無視したローマ兵士によって殺害される。殺害される瞬間まで図形を書いて数学的思考を巡らせており、踏み込んだ兵士に対して言った「私の円を踏むな」が最期の言葉であったとされる。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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ムーンセル | E | D | C | C | A | B |
保有スキル
高速詠唱(A) | 魔術詠唱を早める技術。自身の修める魔術レベルは低いが、詠唱のスピードは一流の魔術師と同格である。 |
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道具作成(A+) | 魔術により道具を作り上げる能力。彼の場合魔術ではなくその時代にある素材から、さまざまな道具を作り上げる。 |
術理解明(EX) | 術式と呼ばれるおよそ全ての式を解明し、これを修復する技術。戦闘では全く役に立たないが、魔術回路・魔術刻印までも修復する秘伝中の秘伝とされるスキル。 |
殺戮技巧(道具)(A) | 生前の逸話からアルキメデスが持ってしまった不名誉なスキル。どのような道具を作成しようとそれらには本来とは違う殺戮用途が付加されてしまう。本来ならばアサシンやバーサーカーに該当する英霊がもつスキルであり使用する「対人」ダメージにプラス補正をかける。 |
宝具
集いし藁、月のように燃え尽きよ(カトプトロン カトプレゴン)
- ランク:B
- 種別:対軍
- レンジ:50
- 最大補足:一隻
アルキメデスの伝説にある、シラクサ海岸に停泊した軍船を燃やしたとされる光学兵器。
ソーラ・システム、ソーラ・レイとも言われるもの。
六角形の複数の鏡が太陽光を反射・収束し威力を増大させ、すべての敵を焼き尽くす熱線に変えて放つ。
伝説においては軍船を焼き尽くしたとされるアルキメデスの鏡であるが、2005年にマサチューセッツ工科大学が実際に実験を行い、船を「焦がす」事は出来ても「焼き尽くす」程の熱量を発生させることはまず不可能という結果が出ており、むしろカタパルトでの投石や火矢を放ったほうが効率的と言われてしまっている。
この結果の違いは作中の世界では、アルキメデスの生きていた時代にはまだ大気に魔力が残っていたためとされている。この兵器を構成する鏡は単に光を反射するだけでなく、大気中のマナを取り込み、熱線として照射する礼装にもなっているのである。
ゲーム上では6つの鏡から照射した光を2度反射・収束させ敵の頭上に特大の光線を降らせるという演出となっている。
この他にも彼の発明から昇華した宝具がいくつかあるらしく、対城拘束宝具なる物も確認されている。
外部リンク
関連タグ
Fate/EXTELLA キャスター(Fate) サーヴァント
数学者 学者 発明家 インテリ
※ここからはFate/EXTELLAのネタバレが含まれています。 |
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「さあ、滅びの時だ!収穫の時だ!」
「本来の役割を果たすがいいウェルバー!今こそ!まさに!一万四千年前の雪辱を晴らす時だ!」
実際はムーンセルの元システム技師にして、
ムーンセルの天敵である捕食遊星ヴェルバー側のサーヴァント。
今回の騒動を裏で操っていた黒幕にして、レガリアと岸波白野が3分裂することとなった元凶である。
無銘が言っていたように、他人というもの・・・特に愛だの絆だのといった不確定事項を嫌い
数式、つまりは道理の通った確定された物のみを愛する。
ムーンセルの技師として月に墜落した遊星の欠片・星舟ウェルバー02に接触し
その中身を解析したことで、侵食を受け
「これほど進化の違うモノでさえ明確な意図を持つ」のに対して、
「明確な意図を持たない不確定要素まみれ」である地球の生命というものに失望。
以降、遊星の尖兵として暗躍することとなる。
肉体は既に遊星の侵食を受けており、片腕のみ手袋か何かを付けているようにみえるのはそのため
実際に服の下の上半身は左半分がほぼ全て侵食されており紫と発行する黄色またはオレンジ色の奇妙な紋様が刻まれた状態になっている。
侵食を受け入れた影響で霊子の強度が向上しており、本来なら閲覧が限界である並行世界に対して平行移動(スライド)と称する方法で並行世界の剪定(※)が行われるポイントの前までなら、移動を可能としておりこれによって何度でもやり直すことでムーンセル破滅の未来を確定させるためにネロ編・玉藻編・アルテラ編でそれぞれ暗躍する。
※通称 霊子記録固定帯(クァンタム・タイムロック)またの名を人理定礎、無限の並行世界をいつまでも許容していては何時か限界が訪れるため特定のタイミングで『もっとも強く、安定したルート』を決め、それから大きく外れた世界を剪定している。
前回の霊子記録固定帯は「岸波白野とレガリアが3分割」したタイミングであり、次の霊子記録固定帯に来るまではそこまで平行移動でやり直しが出来る。
最終ルートの真ネロ編にて、遂にアルテラ本体(巨神アルテラ)を対城拘束宝具で拘束して
星舟ウェルバー02を乗っ取りムーンセル破滅を確定させようとする。
しかし、アルテラ編の岸波白野の肉体が自身を代償として取った行為、自身が駒として引き入れたエリザベート・ヴォイドの計算外の行動、アルテラから預かった軍神の剣を依代として神霊ヴィーナスの力を取り込んだネロによって星舟が完全崩壊すると同時にその世界が霊子記録固定帯となったことでどうあってもムーンセル破滅しない未来が確定し、計画は失敗に終わる。
彼自身もウェルバー02と共にネロの一撃によって両断されたかに思われたが実はまだ生きており、彼の次の戦いを予想させる不穏な言葉とともに幕が下りる。
そして、また新たな戦いが幕を開けるのだが…?
ネタ
基本的に理路整然と事を進める冷静キャラである彼だが、怒りに関しては非常に感情的な部分があり登場人物(主にエリザベート)に振り回されてはキレ芸としか言いようのないキレっぷりを見せている。
・蘭詩篇
ここでは前回のループにおいてエリザベートがレガリアへの適正を持たなかったことで防衛機構が働きレガリアが自壊してしまった反省を得て、レガリアへの適性を持たせ見事奪い取らせることに成功するのだが、エリザベートはあろうことか指輪(レガリア)を美味しそうと評する。
「いや、待ちなさい。待つのです。
どこの阿呆が指輪に対して美味しそうなどと感想を持――。待て!」
という制止の言葉も空しく、指輪は呑みこまれエリザベートの体内で消失してしまい、激昂。
「何故、何故、何故!
ここまで変化した道を歩んで尚こうなるのか! 貴様は!
一体どこまで邪魔をする、反英雄!」
「この、どこに出しても恥ずかしい最高最低の無能サーヴァントが----ッ!」
・未明篇
終盤において主人公を人質に取って反旗を翻そうとしたアルテラを抑え勝利を確信する。
しかし、そこに英雄王が乱入し文字通り横槍を大量に撃ちこまれる。
「古の契約により1度のみアルテラを助ける」という英雄王の契約は既に「アルテラの副官になる」という行為で果たされていると見ていたアルキメデスだが、英雄王は「アルテラの副官になったのは、マスターのためであってアルテラの為ではない」という理屈でそれを回避。
「ぐ、ぎ……! 何たる理不尽、なんたる詐欺……! そんな詭弁が通るか、貴様ーーー!」
・・・もっともなツッコミだが、そもそも愉しみの為に行動する英雄王の言葉を信じるのが間違いだったと言える。
・金詩篇
終盤においてアルテラ本体を封印し、遂に勝ちを確信する。
しかしエリザベートはアルテラから力を吸収する為に
「それはそれとしてこの鎖邪魔なんですけどぉ。いっか、切っちゃえ!」
と考え無しに封印を切断。
自身の渾身の一手すら邪魔された結果、余りの怒りに絶叫。
「あ---あの低級サーヴァントがぁあああああ!!!」
「理解、把握……いや、駄目だ! 私には理解出来ない。何故、何故そうなる!?
英霊達もセファールも予想外ではあっても理解の範疇。修正対象ではあった。」
「だのに、アレはなんだ! どういう計算で動いている!
計算がない! アレの行動をトレース出来る数式がない! ない……のか!?」
「そんな筈が……あるかぁああああああああ!!」
「卑しくも遊星に選ばれたサーヴァントだろうがぁ! この私と同質の力を得ておきながら、
こうも、私の計画を搔き乱すか! あの愚か者はぁああああああ!」
そしてとある人理を守る世界では既にウェルバーに浸食される為、おそらく召喚されない(そもそも浸食される前も「価値観から召喚されないのでは?」と一部のマスターから推測される)が、その世界には胃痛の種が同時に複数人が存在している為、愉悦部のマスター達は彼をそんな胃痛の種を満載するパーティーにぶち込む事を楽しみにしているとかなんとか。
現在では仮に実装する場合、月の癌か新たなるEXクラスでの実装が有力視されている。
※ゲームシステム上、今のところメカエリチャンとメカエリチャン2号機はどちらかしか手に入れる事ができない。