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アヴィケブロン(Fate)

あゔぃけぶろん

アヴィケブロンとは『Fate/Apocrypha』に登場するキャスターのサーヴァントの一人である。
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ゴーレムとは、生命の創造……即ち、原初の人間(アダム)の模倣である。

プロフィール

真名アヴィケブロン(ソロモン・イブン・ガビーロール)
身長161㎝
体重52kg
属性秩序・中庸
イメージカラー菫色
特技
好きなもの孤独
苦手なもの衆目
天敵ジーク
CV宮本充


概要

魔術師」のクラスのサーヴァント
青いマントとボディスーツ、無貌の仮面で身を隠した男。
聖杯大戦において、ロシェ・フレイン・ユグドミレニアによって聖杯大戦開始二ヶ月前、ランサーとほぼ同時期に召喚された。

マスターであるロシェから、ゴーレムマスターとして尊敬の念を込めて「先生」と呼ばれている。その後彼と共に城内の工房で、聖杯大戦の兵士として使うゴーレムの生産と宝具の設計・開発に明け暮れる。

人物

生前に患った酷い皮膚病から衣装で全身を覆い隠している異貌の魔術師。そのせいで非人間的な雰囲気から一見老練な魔術師や気位の高い知識人を思わせるが、予想に反して喋り方は若々しく、一人称は「僕」。
生前は病弱で常に病に苦しめられていたことから極度の厭世家にして悲観主義者で人間嫌い。そのために他人とは必要以上の言葉は一切喋らない。ただ伝承ほど病的な人間嫌いではなく、マスターであるロシェやスポンサーのダーニックなど、必要とあらば普通に会話する。
生前に子供とはまるで縁がなく、人間嫌いの自身が懐かれることなど想像もできなかったので、実はマスターであるロシェにどう接していいか分からず、苦手だったらしい。ただ、彼の人格と才能は好ましいと考えており、生前に出会っていたならば弟子にしていただろうとしている。

普段の態度は物腰柔らかく、物静かで紳士的。愛想は無い方だが、傍目からは人間嫌いとはとても想像できない。ただ、一人称が「僕」であるように、どこか子供のような純朴さも持ち合わせている。
生前からゴーレムを愛すべき隣人として生きてきたため、ゴーレムに対する探究心には並々ならぬものがあり、その様はまさにゴーレムマニア。だが現在の技術に満足はせず、さらなる探求も行っている。
彼はカバラを提唱した魔術師であるが、その本質は魔術師でも職人でもなく、信仰の人である。彼はユダヤ教を心から信仰し、根源への到達よりもユダヤ人の救済、さらにはその手段としての「アダムの再創造」こそを聖杯に願う。

生前は悪事をなしたことなどなかったが、英霊となってからは悲願のために手段を選ばなくなり、より魔術師らしくなった。

真名

真名はアヴィケブロン。一般的にはもう一つの名である「ソロモン・イブン・ガビーロール」の方が有名だが、Fateシリーズでは「魔術王ソロモン」と区別するため、基本的に「アヴィケブロン」呼びとなっている。

十一世紀、中世ヨーロッパルネッサンスの起点となった哲学者の一人であるユダヤ系スペイン人で、「ゴーレム」を極めた魔術師。彼はヘブライ語の『受け取る』という単語から「カバラ」という魔術基盤を生み出し、魔術師の世界にも大きな影響を与えた人物。また詩を愛する詩人であり、哲学者でもある。

彼の聖杯への願いは少し複雑で、「己の宝具である『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の完成」。ただ宝具として完成させたのでは「未完成」であり、これにはカバラの考えが大きく影響している。
そもそもゴーレムとはカバラの術の1つであり、名は“胎児”や“形作られざるもの”などを意味する。即ち、神が原初の人間の創造した際の秘術を再現するための魔術であり、単に強力な兵器として力を振るうだけの物は決して彼が求める「完成された存在」ではない。

苦難に満ちた我々を、再びエデンの園へと導く偉大なる王』――それこそがアヴィケブロンが究極のゴーレムに求める役割である。その深遠な目的から、常に「より良い宝具(モノ)を作りたい」と願う探究者で、宝具の炉心に使える生贄がゴルドしか居ないことを残念に思っていた。だがその在り方は魂や信念、誇りや技を注ぎ込む「職人」とは決定的に異なり、彼の内にあるのは人が信じ仰ぎ見る物、最上の存在を造りだそうという「信仰心」のみである。

能力

魔術師としての能力は、ゴーレム関係のみの一点特化型。
多種多様なゴーレムの作成に加え、目視出来る範囲であれば手動操作により、多数のゴーレムを自由自在に操る。
ただし、宝具を含めたゴーレム作成にかかる材料は全て自前で調達する必要があるので、良質・多数のゴーレム軍団を作るには、適した土地を確保するか、然るべきコネクションと財力を用いて搬入する必要がある。

『Apocrypha』ではパトロンであるダーニックが金に糸目を付けぬサポートを行っており、宝具の素材だけでダーニックの私財3割以上に及ぶ巨額が投資された。

ステータス

マスター筋力耐久俊敏魔力幸運宝具
ロシェEEDABA+
藤丸立香EEDABA+


保有スキル

陣地作成(B)魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。ゴーレムの鋳造に一点特化した"工場"の形成が可能。
道具作成(B+)魔力を帯びた器具を作成できる。キャスターのスキルはゴーレムに特化しており、それ以外は何も作る事ができない。
数秘術(B)魔術系統の一つ、カバラ。ノタリコンによる短縮詠唱と組み合わせる事により、複数のゴーレムに複数のコマンドを一瞬で打ち込む事を可能とする。
高速詠唱(B+)魔術の詠唱を高速化するスキル。彼の場合はもちろんゴーレムの製造で、条件が揃っていれば合図一つで速やかに創り出す。
平穏の無花果(EX)伝説によると彼の詩才を嫉んだある男によって殺され、イチジクの樹の根元に埋められたとされる。イチジクがあまりに甘美な実をつけるのを不思議に思った人間たちが掘り返し、男の罪が露見したと伝えられている。


宝具

王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)

  • ランク:A+
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1~10
  • 最大捕捉:100人

彼が生前から目指していた「アダムの化身」たるゴーレム。
詳しくは同項目を参照。

他作品での活躍

Fate/GrandOrder

『Apocrypha』コラボイベントの開催に先駆けて、第2部1章『永久凍土帝国アナスタシア』と共に実装。レアリティは☆3。

シナリオでは、主人公がカルデアで契約したサーヴァントたちの「霊基グラフデータ」を用いてサーヴァントの召喚を試みた際に、人類史の断末魔の影響でカルデアで縁を結んだ英霊ではなく初対面の彼が召喚された。多くを失ったカルデアに真っ先にやってきた助っ人が「ソロモン」なのはどことなく縁を感じさせる
魔術が秘匿されるものではなくなり、神代回帰に伴う神秘の復活によってゴーレムの素材に足る天然資源が潤沢化しているロシアの異聞帯では、極寒の吹雪さえものともせず戦闘・移動手段・陣地の設営及び警護等をこなし、あらゆる組織力をゴーレムで補える彼のカバラがカルデアにとって最適の援軍となり、世界に選出されるに相応しい仕事ぶりを見せている。
同時に当人もこの環境に興奮冷めやらぬようで、シナリオ中盤でトンネルを掘ることになるのだが、ついでに素材の鉱床として採掘し放題とあってかつてなくテンションの高い先生が拝める。

こ こ を 工 房 と す る !

…石とフレポと素材と種火とQPとフォウくんの山を前にしたマスター達の心境と言えばお分かりだろうか?
主人公が提案した氷雪でのゴーレム作りに興味を示したりシャドウボーダーの装甲修繕に協力する際に、なぜか魔改造をやらかそうとしたりと、随所でモデラー魂がはっちゃけている。先生、有頂天である。

人嫌いを標榜しながらも、拙いながら積極的にマスターたちとコミュニケーションを取ろうとしている。
その一方で明確に「『先生』と呼ばれる資格は僕にはない」とも語っている。
その内心は終盤、彼本人の口から明かされる。




この先ネタバレ注意




それは霊基に刻み込まれるほどの、深い慚愧の念。
生前がどうであれ聖杯戦争に召喚された以上、殺傷行為は避けられない。
アヴィケブロンも、ほかの英霊とて条件は同じである。

だが――――彼の犯した『それ』は、ただの殺生ではなかった。
その聖杯大戦で、彼は悲願の為に自らの矜持も、道徳すらも踏みにじった。
自らを「先生」と呼び慕う、自分のマスターだった子供を殺したのだ。

汎人類史も漂白されて記憶は曖昧、その子の顔も声も、アヴィケブロンは最早思い出せない。
しかし記録は事実として、召喚するたびに突き付けてくる。
『おまえもまた、欲望に突き動かされた魔術師と同類だ』と…………

言うまでもなくこれは『Apocrypha』本編での所業のことであり、FGOで人付き合いを改めようとしたり、再び道徳を尊び魔術師らしさを潜めるような姿からも、彼の後悔のほどがわかる(アニメではカットされてしまっているが、ロシェを裏切り命をアダムに捧げさせた事への後悔は原作でも描写があり、ケイローンのヘッドショットも甘んじて受け入れた)。

この話をする直前、あるゴーレムの炉心を求めていたこともあり、すわ『Apocrypha』の再現か!?と身構えたプレイヤーも多いだろう。
いつかはわからぬ自分の過ち。
その清算をすべく、彼が自らに課した選択を、ぜひともFGO本編で見届けよう(なお、彼がマスターを殺すことになった元凶も実装されていたりする)。

『Inheritance of Glory』

FGOとApocryphaのスペシャルコラボイベントにも当然登場。
大聖杯の中で再現・繰り返され続ける聖杯大戦に参戦する1騎で、元々の聖杯大戦に関する記憶は持っていない。(これは彼に限った話ではなく、例外はただ1騎だけである。)
イベント中発生するレイドバトル「撃退戦」では彼と赤のキャスター黒のアサシンの計3騎が最初の1段階目で戦うターゲットとなる。
アナスタシアでの活躍を直前に体験していたマスターたちの中には、彼のFate初参戦となるアポクリファとのコラボイベントでどのような活躍をするのかと楽しみにしていた者もいただろう。

しかし、彼を待ち受けていたのは、かつてのおぞましき暴力の嵐であった。

撃退戦はイベント専用アイテムと各種素材、宝物庫超級を回るのに匹敵するQPをたったの一回の戦闘で入手できるという超激ウマイベントであった。しかも倒さなければならないエネミーは対象のサーヴァント一体のみで、特攻礼装を装備した単体宝具サーヴァントにバフを積んでワンパンで消し飛ばすことができ、周回も容易。完全にかつての採集決戦の再来と呼べるイベントだったのである。

その第一陣であったアヴィケブロンが落とす素材の一つは「無限の歯車」。世に「採集決戦」の名を広く知らしめた管制塔バルバトスが落とした素材の一つと同じであり、当然それを求めるマスターは未だに多い。
ここに、マスターもといラフムたちによる、仁義も恩もかなぐり捨てた採集大戦が勃発した。

えふごろぐ11



「虐殺。あれは悪意があってもなくとも起こり得る。
 そして今回の場合……危険なほど条件が揃いつつある」

「虐殺というのはね、悪人がたくさん善人を殺すという単純なものではない。燃え広がるものだ」


獣国での言葉を図らずしも自らを以って証明してしまったアヴィケブロン。
結果―――20時開始時には120万体いたアヴィケブロンは2時間40分ほどで消滅。これはバルバトスの秒間44本の撃退を遥かに上回る、秒間124体の撃退という新記録を樹立してしまった。
しかし翌日、朝の7時から始まった2回目の撃退戦。他の2騎が1回目と比べ数を減らす中、彼だけは140万体に増加。それでも僅か1時間30分で消滅し、昨日の記録をまたも大幅に上回る秒間262体の撃退を記録。彼の尊い犠牲により、イベントは幸先の良いスタートダッシュを切ったのだった。
(なお、この記録すらもその日のうちにこの人の犠牲で塗り替えられてしまうことに……)

多大な恩がありながら目先の欲に取り憑かれ虐殺を行ったマスターたちの姿は、好意的に解釈しても「あまりに多く彼の下に集まりすぎてもみくちゃにしてしまった」くらいがギリギリだろう。
恩を仇で返す」―――それこそがこの行為に相応しい言葉といえる。

ゲームでの性能

☆3キャスター中HPが2位、ATKがワースト2位のHP寄り。成長は凸型でレベル60まででほぼステータスが完成される。後述する第3スキルとの兼ね合いも考えるならそこまでで止めてしまうのもあり。
《Quick:1/Arts:3/Buster:1》と典型的なカード構成をしている。

スキルは、自身のArts&Buster性能を3ターン強化する「数秘術(B)」、自身のNPを増やす「高速詠唱(B+)」、そしてユニークスキルの「平穏の無花果(EX)」となっている。
「高速詠唱(B+)」は最大まで強化しても79.5%までしか上昇しないが、本作には「NPは99%になると小数点以下は切り上げで100%になる」という仕様があるので、「魔術協会制服」等でNPを+20%すれば即宝具発動へ繋げられる。
第3スキル「平穏の無花果(EX)」は効果時間(5T)中に倒れると以下の効果が発動する。
「味方全体に無敵状態(3T)を付与(回数制限あり。Lv1-9の場合2回、Lv10の場合3回)」
「味方全体のHPを回復:1000-2000」
退場時に効果を発揮するものは礼装にはあったがサーヴァントのスキルとしての実装は初。この効果は退場時に場に残っている味方2~1名にしか効果を及ぼさないので使い所に注意が必要。

宝具はやはり「王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)」。
種別はBusterで、効果は【敵全体に強力な攻撃+味方全体のNP獲得量をアップ(3T・オーバーチャージで効果アップ)】。☆3キャスターかつ未強化ゆえ攻撃力は思うように伸びないので、何かしら工夫が必要になる。また、追加効果のNP獲得量アップもオマケ程度なので、単体ではさして期待できない。

おすすめの礼装は、スキル2・3をすぐに使用し宝具発動後さっさとバフを撒いて退場、という使い方が視野に入るため、タゲ集中状態付与+攻撃力アップの「ぐだぐだ看板娘」、宝具威力アップ+HPが減る「黒の聖杯」の二つはその運用の際に非常に相性がいい。
その他退場時に効果を発揮する「500年の妄執」「慈悲なき者」「カムランの戦い」なども良いだろう。

関連イラスト

アヴィケブロン先生!
アヴィケブロン


では始めよう
アヴィケブロン



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ゴーレム 魔術師 セフィロト

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