ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア
ごるどむじーくゆぐどみれにあ
何がよろしく頼む、だ。
こんな簡単なこともできんクセに、生きようなどと思うのが間違いなのだ、お前たちは
スペル | Gordes Musik Yggdmillennia |
---|---|
身長 | 168cm |
体重 | 98kg |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 1月1日 |
イメージカラー | 肉の脂みたいにてらてらした白色 |
特技 | チェス(弱い) |
好きなもの | 権威 |
苦手なもの | 逆らう者 |
天敵 | ホムンクルス |
CV | 大川透 |
『Fate/Apocrypha』に登場するマスターのひとり。
かつてあのアインツベルンに並ぶと称され、今は没落してユグドミレニアに身を寄せる錬金術の名家「ムジーク家」。その後継者である肥満体の中年男性。
尊大で小心者、尚且つ自己顕示欲が強い性格。両親からムジーク家がかつて如何に優れた錬金術師の大家だったのかを教え込まれた彼は、36歳になっても現実と夢想の区別が出来ず、「名門であった」という誇りだけが立派に成長してしまっている。
実はそういった考えや態度が正しくないというのは分かっていたが、自ら変革する気力も無く、敷かれたレールを走り、祖父母や両親が自分にそうしたようにムジーク家の再興も息子に押し付けるつもりだった。
お世辞にも人格者とは言えないが、根は悪人ではなく、口は悪いがお人好しなところもある。要はツンデレ。
黒のセイバー脱落後はそのショックから荒れていたが、その後酒浸りの日々を送りながらも自己分析自体は続けており、その結果些か謙虚さを学び、また明確な意思を持って対峙する彼の創造物であるホムンクルスのジークや、ジークに感化されたホムンクルス達と触れ合う内にだいぶ丸くなった。口は相変わらずだが。
物語終盤では悪態を付きながらもホムンクルス達の手当や調整を一生懸命行い、黒のアサシン襲撃の際もジークと共に進んでホムンクルス達の避難誘導を行っている。これらの心境の変化が元でホムンクルスたちからは憎からず思われるようになり、一部からは親のように慕うものや名付け親に乞う者も出た。後にホムンクルス達のリーダー的存在であるトゥールからも「彼はこう言っても慈悲深く心が広いですから」と評されている。
空中庭園での決戦には黒陣営の主要メンバーの中では唯一同行しなかったが、見送りの際フィオレ達に「生きて帰ってこい」と声をかけるなど、身内に対する思いやりも多少なりとも見せるようになった。
全てが終わった後は自分と同じ状況になってしまっている息子の再教育を決意している。
ようは『Apocrypha』における慎二リベンジ枠。
没落したとはいえ元々大家だった優秀な家系出身なだけあり『Zero』の天才魔術師ケイネスと同じくサーヴァントの契約と魔力供給のパスの分割を発想し実現にこぎ着けるなど魔術師としては優秀な人物。サーヴァントをprprしていただけのセレニケよりも聖杯戦争に関する貢献度は高い(陣営の貢献度に関すれば一二を争う)。
ただし、真名の露呈を恐れる余りサーヴァントとのコミュニケーション放棄という盛大なフラグを立て、そして早々にフラグ回収する羽目になった。
机上の空論を現実に置き換える(曰くプロ野球を見ながらダメな采配だと野次を飛ばすオジサン的なもの)タイプな為指揮能力も低く、Fateシリーズにおける歴代マスターの中でもマスターとしての資質はかなり下層に位置する。
とは言っても後述の通り彼の事を悪く言えない所もある。
使える魔術は主に錬金術。
『Apocrypha』劇中のホムンクルスは彼が製作した。
戦闘では、自らの腕を変質させることができる「変成鉄腕」という魔術を使い、文字通りの鉄拳を繰り出すことで戦う。
契約したサーヴァント。真名の露呈を恐れる余り、口を開くことを禁じてしまう。
最初こそセイバーの従順さから関係は成立していたものの、とある一件でそれまで蔑にしてきた信頼関係の希薄さが露呈する。
そして彼が消える時には、その事に対する後悔ともとれる言葉を向けた。
ムジーク家を庇護するユグドミレニア一族の盟主。
他者に高圧的に振舞う彼でも、一族の頂点に立つダーニックに逆らえるはずも無く、命令に従っている。
ダーニックから捕獲の命令を受けていたホムンクルス。抵抗を受けた怒りと、それまでの溜まっていたストレスが爆発し鉄拳による暴行を加えて瀕死の重傷を負わせる。同盟を結んでからは葛藤の末に吹っ切れたので、お互い関係が改善され、彼のサポート役となる。ちなみに上記の通り本聖杯戦争のホムンクルスは彼の手によるものであり、いうなればゴルドはジークの父親に相当する存在でも有る。
ちなみにゴルドは作中唯一の
『ジークと一度敵対しながら死ぬ事が無かった人間』である。
ユグドミレニアの現当主。彼女と後継者争いをするつもりはさらさらなく、大人しく従っている。
フィオレの方は「ゴルドおじ様」と呼んでいる。
ゴルドの方はパソコンなど魔術師に似つかわしくない最新技術に通じているカウレスの事を嘲うが、カウレスの方は令呪の使い方の反面教師としてゴルドの事を引き合いに出しており、何とも思っていない。
彼によって製造されたホムンクルス、聖杯大戦後、機能停止するまでムジーク家の実権を握る。
メタ的な視点で見るとゴルドが生き延びれたのはある意味彼のおかげ。なぜなら脱落時点でゴルドは既にダーニックから見限られ黒のキャスターの宝具の炉心候補にされていたが、彼が大聖杯を強奪したことで有耶無耶になった(まあその結果、彼に黒のキャスターの矛先が向けられてしまったが)。
『FGO』に登場した彼とよく似た名前と容姿、そして同じ苗字を持った人物。後にファンの予想通り、彼の息子が大人になった姿である事が明かされた。
ゴルドと同じく開戦前にサーヴァントとのトラブルが原因で戦争から脱落したマスター繋がり。ただし脱落後にメンタル面での成長を見せ最後まで生き延びたゴルドと違い、こちらはサーヴァントが期待はずれだった途端手のひら返しをする、自分でサーヴァントを裏切っておきながら最後まで自らの非を認めずに死亡するなどゴルドとは正反対の顛末を迎えている。
また、実はアトラムは元々ジークフリートを召喚するつもりでいた。
ファンからの愛称は「ゴルドさん」。間抜けで無能で傲慢で慢心しがちで、おまけに太った中年男という誰得なキャラクターだが、境遇の不遇さやある種の愛嬌がある憎めないキャラ性が受けて『Apocrypha』随一のネタキャラとして定着した。
ちなみに、日本人が「ゴルド」と聞くと黄金(ゴールド)をイメージして高貴な雰囲気に聞こえるかもしれないが、恐らく彼の名の由来はスペイン語の「gordo(太った、肥満体の)」である。
なお、前述で無能と言われているがその行動の原因を詳しく調べると責めきれるものではない。
- ルーラーの勧誘に失敗
- これはルーラーの人格を考慮せず、通常の交渉と同様と考えてゴルドを派遣したダーニックも原因に含まれる(仮にフィオレかカウレスを派遣していたならばルーラーを自軍陣営に引き入れる可能性はあった。ただし、この判断もあくまで神視点で見れる読者や視聴者の物からでありダーニックが交渉役としてゴルドを派遣したのは黒の陣営としては最善手であり両名を責める事は出来ない)。
- 令呪の浪費
- 戦闘に関しては相手が作者の「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント」である赤のライダーの能力が原因である。
- そもそも赤のライダーは「神性持ちの攻撃以外は一切通用しない」という宝具を所持しておりセイバーとバーサーカーの役割は正直言ってアーチャーを守る壁になるぐらいしかない。
- 戦闘に関しては相手が作者の「ぼくのかんがえたさいきょうのサーヴァント」である赤のライダーの能力が原因である。
- ジーク関係
- 勝手にジークを連れだした黒のライダーが原因。
つまりゴルドのミスに見える様な行動は指示内容や相手の調査、自軍の確認等の詰めが甘いダーニック達のシワ寄せであり、彼自身はたまたま尽く矢面に立たされて一人損状態になってしまう貧乏くじ体質なだけである(前述の通りゴルドの陣営への貢献度はダーニックに次いでいる)。
更に言えばそのダーニックですら赤の陣営がシロウに乗っ取られていたという事態を知らない為、どうしようもない。
それでも最終的にはジークに一度敵対しながらも生存したゴルドは相当な運の持ち主と言える(ジークと敵対した相手はゴルドを除き全てが死んでいる)。
また、黒のセイバーの一件に関しては望みを聞かれた時に答えなかったセイバー側にも非が有りケイネスと同じ様な問題となってしまったと言える(フォルヴェッジ姉弟や他作品だがバゼットの様な魔術師は本当に稀有な例である)。
なお、ゴルドと相性が良いサーヴァントを挙げるならばラーマやカエサルの様な明確に聖杯に託す望みがあったりダビデの様なビジネス的な繋がりと割り切ってくれるサーヴァントだと思われる(仮にゴルドがラーマを召喚していればユグドミレニアはあそこまで惨敗をすることは無かっただろう)。
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