ああ、見届ける。……何もできないけどな。
できないからって義務を放棄する訳にもいかないだろ
プロフィール
身長 | 172cm |
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体重 | 63kg |
血液型 | A型 |
誕生日 | 3月23日 |
イメージカラー | 空色 |
特技 | カートゥーンイラスト |
好きなもの | コミック雑誌 |
苦手なもの | 本番・姉 |
天敵 | 拗ねた姉 |
決戦の日 | 雷鳴と枯れた大樹 |
魔術系統 | 低級霊の召喚術。また、電気魔術にはかなりの適性あり |
魔術回路 | 質:D / 量:E / 編成:正常 |
CV | 小林裕介 |
概要
『Fate/Apocrypha』に登場する黒のバーサーカーのマスター。
優秀な姉と比べると凡才で、魔術自体は好きだか魔術師という人でなしになるのは御免蒙りたいと考えている一風変わった人物。
当初は、姉のバックアップを任命されていたが、何故かルーマニアを訪れた途端に令呪が発現してしまい、成り行きで黒のマスターの一人として聖杯大戦に参戦することになった。
そのため一巻の時点では聖杯への願いは考えていない。フィオレの知己であったフリーランスの魔術師から、『理想の人間』と書かれたフランケンシュタインの設計図を買い取り、バーサーカーを召喚する。
性格
両親から「姉並みの才覚と健康体」を期待されて生まれたが、凡才であった故に見限られ、姉の身体面と常識面でのサポートを任じられるという中々に酷な境遇で育つ。そのため厭世的にはなったものの、魔術師の人でなしな生き方は嫌っているため「こんな人生も気楽ではあるか」と受け入れている。
TYPE-MOON作品では珍しく、姉弟仲はとても良い。魔術師としての知識や技量はありながら一般常識面ではポンコツでド天然な姉の世話を焼いている。魔術をあくまで学問として捉えてるため、他パソコンやスマホなどの現代科学技術にも親しんでいる。魔術に傾倒するあまり科学技術を軽視・蔑視する魔術師が少なくない中、彼のようなタイプは極めて珍しいと言える。
当人は魔術師になりたくないと思っているが、実のところ、姉であるフィオレよりも魔術師向きのドライな性格であるとマテリアルなどでは紹介されている。
例えば、もしも姉(弟)を手にかけなければならないという場面に直面した時、フィオレはカウレスを手にかけてから延々と後悔し続けるが、カウレスはまず散々悩み、悲しんでから心を決めて躊躇なくフィオレを手にかけるとされる。
バーサーカーとの主従関係は良好で、わかりにくいがきちんとした感情を持つ彼女の人格を尊重して接し、信頼関係を結んでいく。
ただ、バーサーカーは比較的早期に脱落してしまったため、後から「もっとコミュニケーションを取っていれば、より良い結果になったのでは」と思い悩んでいる。
聖杯大戦終盤にて、とある事情から魔術刻印を受け継ぎ空中庭園での決戦にも最後まで同行し聖杯大戦の顛末を見届けた唯一のマスターとなった。終戦後はユグドミレニア当主に就任。
時計塔に入学し、しばらくは監視の下、忸怩たる思いで授業を受けていたが、顔の怖い教師にあまりにも向いていない魔術を学んでいた姿を目につけられ、「お前はこっちの魔術の方が向いてる」と強制的に教室を移される。アニメ版では聖杯大戦の事後処理でその教師と対面し、最初から彼の教室へ配属されている。
それからは、才覚的にも性格的にもデンジャーな同級生に囲まれ、「関わりたくない」と心の中で弱音を吐きながらもそれなりに充実したスクールライフを送っているらしい。
外部出演
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
第三章「魔眼蒐集列車」にて、エルメロイ教室の新入生として登場。
こちらの世界線ではユグドミレニアは存在しないが、姉は『Apocrypha』同様に出奔してしまい、てんやわんやの末に彼がフォルヴェッジ家の当主となっている。
聖杯戦争を経験していない代わりにフォルヴェッジお家騒動でかなり揉まれたらしく、性格は『Apocrypha』のラストに近い。
エルメロイ教室では2章で偶然解析したアトラム・ガリアスタの電気魔術に適性があるということで教授され、電気魔術に精通するようになる。
元はツッコミ属性の常識人だったがエルメロイ教室に染まってフラット、スヴィンと並ぶ残念美形となってしまったとか。
Fate/strangefake
エルメロイ教室のメンバーと共に偽りの聖杯戦争に参加。
Fate:Lost_Einherjar極光のアスラウグ
電話越しで登場。レミナに自分の経験からサーヴァントとのコミュニケーションの必要性を説いている。またアトラス院の共同開発で科学と融合させた魔術である「コードキャスト」の開発に関わっているなど実績を出している。
関連人物
召喚したサーヴァント。初めは意思疎通に難儀するも、腹を割って話し合い信頼関係を結ぶ。
実姉。自分と違い才能に恵まれた天才だが、特に嫉妬などはしていないため姉弟仲は良好。最終的には彼女から魔術刻印と当主の座を受け継ぐ。
姉が召喚したサーヴァント。バーサーカーを失ったことに罪悪感を抱え続けていたカウレスに対し、大きな助言を与える。
時計塔での師匠。才能を見出される。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』にて生徒として登場したため、彼が魔術刻印を受け継ぎエルメロイ教室の門下生になる事は正史と確定した。
余談
Fate/Apocryphaの二次創作ではパワーバランスの問題上エルドラドのバーサーカーを召喚する事も多い。
しかし、そうなると平気で魔力を食い潰していくバーサーカーの中でも消費量が高い方と思われるエルバサを普通に扱っている時点で
「カウレスの実力で凡才とはどういうことだ?」
というツッコミがされる事もある。