これで始まります。私たちの戦争が。
プロフィール
概要
「Fate/Apocrypha」に登場する赤陣営のマスターのひとり。
聖堂教会から派遣された第八秘蹟会所属の若き神父。ルーマニアの聖杯大戦においての監督役であり、自身も"赤"陣営マスターの一人として、サーヴァント・アサシンを従え参加している。
人物像
聖職者らしい柔らかな物腰に穏やかな微笑みを湛えた青少年だが、獅子劫界離曰く、「“二十を超えてもいない人間が作っていい表情ではない”、達観の笑顔」。
本人曰く「施政者の思考には慣れている」との事から権謀術数に長けており、ユグドミレニア誅伐に選抜された"赤"陣営マスターのうちセイバーのマスター・獅子劫を除く魔術師5名の"仲介人"として、"赤"陣営サーヴァント達6体の司令塔に納まっている。
穏やかな口調と態度を崩さず同陣営魔術師やサーヴァント達を懐柔する一方で、"赤"陣営の戦局を意のままに指揮し、敵対する者に対しては明瞭たる敵意と氷のような冷淡さをもって排除を選択する。
その言動は、ともすれば己の欲望や黒い野望のために味方をペテンにかける奸物の様に見えるが、そこに残虐性や憎しみの類は一切存在せず、ただ聖杯の入手と、聖杯の力をもって叶えるべき自らの願いの為だけに動いている事が文中描写にて明らかになっている。
また、平気で人を騙す一方で、それがバレてしまった場合の対処法が「ひたすら説得」のみだったり、さらに人一倍願いに執着しているにもかかわらず「失敗したら仕方ない」と割り切るなど、妙に清々しい一面もある。
本文中にて垣間見ることができる、彼の内に秘めた何物にも決して揺るがされぬ鋼鉄の意志と決意の一端は、名前の響きを同じくした「ある人物」を彷彿とさせるものである。
能力
黒鍵は一度標的に弾かれても、再度標的に襲い掛かるよう術式が組み込まれており、刀身を伸ばし即席の壁を作り出すことが出来る。
日本刀はかつてとある剣豪が愛用していた品で、キャスターの「エンチャント」により強化され、Cランク相当の宝具と化している。
だが、本来これだけではサーヴァントと戦える道理はない。にもかかわらず黒のバーサーカーと互角に戦い、その真名さえも直ぐに把握しているのは、彼の正体に関係している。
関連人物
召喚したサーヴァント。彼女の美貌ではなく純粋に能力のみを評価しており、その在り方に興味を待たれる特殊な関係。
「面白そうだから」という理由で自ら鞍替えに賛同した劇場作家。
それぞれシェイクスピア同様傀儡化したマスターから権限を奪い取ったサーヴァント。
聖杯大戦における正式なルーラー。最大の脅威と見据える。
ただし目的が合えば、互いに融通は利く模様。
聖杯大戦に巻き込まれたホムンクルスの少年。当初は、取るに足らない存在と歯牙にもかけなかったが……。
備考
「言峰士郎」でタグ検索をすると、小説版『Apocrypha』以前より存在した二次創作ネタ『「Fate/staynight」の主人公衛宮士郎の養父がもしも同作品登場人物の言峰綺礼だったら』というIFストーリーにそって描かれたものが大半を占めている。
この二次創作ネタが一種のミスリードとなっていたため、2巻ラストでの正体発覚時に驚いた人は多い。なお、『Apocrypha』では一貫して「シロウ・コトミネ」と表記されている。
関連イラスト
関連タグ
???:リンク先Apocrypha二巻以降のネタバレを含むため注意