曖昧さ回避
- ピアノ・オルガンなど鍵盤楽器の黒色、稜隆台形の鍵盤のこと。基本形でハ長調・イ短調では全く用いられない一方、ロ長調・変イ短調では全ての黒鍵が用いられる。
- ショパンの練習曲作品10の5の通称。
- TYPE-MOON作品に登場する武器の名称。本項で解説
概要
主に聖堂教会の代行者が使用する、十字架を模した刃渡り80~90cm程度の投擲剣。
代行者たちの正式武装とされる悪魔払いの護符であり、概念武装の一種。死徒の体に無理やり人間の頃の自然法則を叩き込んで上書きすることで、元の肉体に洗礼し直して浄化して塵に還す「摂理の鍵」。
刀身部分は聖書のページを精製したもので作られている。上級の代行者ともなると柄だけを持ち歩き、刀身はその場で魔力から編み上げることができる。刻印を刻むことで魔術的な効果を発揮することも可能。
また、霊的な干渉力に特化しているため、通常の現代兵器など物理的な攻撃が効かない霊体のサーヴァントにも多少ダメージを与えることができる。
ただし、霊的な存在との戦闘を前提にした武器であるため、黒鍵そのものの物理的な剣としての性能は低い。投擲に特化した形状ゆえに普通に持って斬り合うのにも向かず、さらに扱うにも相当な熟練を要するため、現在の代行者には敬遠される傾向が多い。
埋葬機関に伝わる投擲技術である「鉄甲作用」と呼ばれる技法で投擲することで、着弾時の衝撃を何十倍にも増幅し、物理的な威力を底上げすることができる。
ちなみに劇中では↑のように柄を指の間に挟んで長い爪の様な持ち方をするシーンが多い
絵面的にもカッコいいので真似したくなるが、ものすごく指が疲れて痛くなるので注意。
作中で登場する聖堂教会関係者の殆どが黒鍵を使用しているため多くのユーザーから聖職者のメジャー武器と思われがちだがそんなことは無い。上記の通り近接格闘には向かず、使いこなすにも相当な修練を要するため、教会内でも「玄人向けの武器」と認識されている。一般の教会関係者にとって黒鍵を主装備にしている者は相当な鍛錬マニア認定を受けるらしい。
「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」では遂に教会の標準装備として「灰錠」が登場。普段はただの手袋やブーツに擬態させ、設定された紙片を滑らせることにより灰色の鎧甲へと変化する。仕込んだ紙片により威力や効果が変わる模様。
モデルはヘルシング(発表は月姫よりも前)のアンデルセン神父の銃剣と思われるが詳細は不明。
関連タグ
六爪流…戦闘スタイルは異なるが、多く見られる描写での持ち方や本数が一致している。
黒鍵使用者