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CV:津田英三

概要

聖堂教会に所属する老神父。大柄で顔の傷から怖そうな印象を受ける人物だが人格的にはかなりできた人物で異端である魔術師相手にもある程度寛容な人物。

過去視の魔眼を持つが老齢からコントロールに支障をきたし摘出のために魔眼蒐集列車のオークションに参加した。

元々代行者だったのか黒鍵を用いた戦闘と魔眼を用いた戦闘を得意とする。

魔眼でグレイの背負うモノを見てしまい彼女に様々な助言を行う。

能力

聖堂教会に所属する代行者。主な武装として黒鍵を使用している。作中ではオルガマリーの魔弾を防ぐために抜き放ったが、その瞬間はグレイにも認識できず、その気になれば談笑をかわしながら相手の心臓を一突きすることも容易いとさえされる。

また、アインナッシュの仔の内部でこの黒鍵を使い、ダウジングの応用を行っている。

本人は自覚していなかったが、宝石の位階に位置する『泡影の魔眼』の持ち主。測定の過去視であり、過去の光景が泡のように浮かび上がる。

直死の魔眼が究極の未来視(未来が視えるわけではないが、万物が行き着く『死』を視ている)だとすれば、カラボーの魔眼はその真逆。原初の瞬間まで遡りきるわけではないため、さすがに直死には及ばないが非常に貴重。

なお、カラボー自身はこの魔眼をまったく制御できておらず、逆に視たくもない過去を延々と視させられて振り回されていた。

代行者として腕利きではあるものの、彼は本来サーヴァントと戦えるほどではない。ヘファイスティオンと切り結んでいるが、これは一度摘出された魔眼を無理やり移植しなおすことで、通常の視界を失う代わりに魔眼に特化したこと、魔眼にあらゆる生命力を奪われることも厭わなかったことが大きい。あの戦いは彼にとっても、人生のすべてを賭けた復讐であり、どうしても勝たなくてはならないものだった。

戦闘においては過去に繰り出した斬撃を泡影の魔眼で浮かび上がらせる攻撃を行う。過去から浮上するその斬撃は物理的にも魔術的にも防御不能。宝具だろうがスキルだろうがお構いなし、因果に干渉できる能力以外では一切阻むことのできない、まごうことなき異常(はんそく)。

過去からの斬撃は「もうすでに起きたこと」なので、因果に干渉して「攻撃は最初から起きなかった」にできるような能力でもない限り「すでに起きた事実は変えられない」。

(過去視の魔眼が無意味と言われるのもこのため。すでに起きたことは変えられないので見えても大した意味がない)

このため物理・魔術その他の防御手段を取ろうとも「結果だけが先にある」ので防御不能の反則技となるわけである。

対抗できそうな具体例でいうと「相手の切り札に反応して因果逆転を行い、相手を過去で倒す事でそもそもその攻撃が起きなかったことにする」ことが可能な逆光剣フラガラックあたりだろうか。

つまり神代の魔剣レベルの手段でもないとこの攻撃への対応は不可能であり、いかに一人の人の身に余る能力であるかがよくわかる。

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