ピクシブ百科事典

ヘファイスティオン(Fate)

へふぁいすてぃおん

Fateシリーズの小説『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の登場人物。
目次[非表示]

概要

魔眼蒐集列車(レールツェッペリン)に乗り込んだエルメロイⅡ世グレイの前に突如として現れたサーヴァント。マスターは魔術協会時計塔でエルメロイⅡ世の先代に現代魔術科の学部長を務めていた魔術師、ドクター・ハートレス

イスカンダルの第一の臣下、ヘファイスティオンを名乗る金銀妖眼(ヘテロクロミア)の女性。聖杯戦争以外の場という本来召喚されることがありえない状況で登場した特異な存在であり、何故かクラスを名乗らずにいきなり真名を名乗っている。

イスカンダルの臣下を名乗るも、Ⅱ世はかつての聖杯戦争で見たイスカンダルの臣下達の中に彼女の姿が無く、完全に初見の存在であったことを不可解に感じていた。
服装はイスカンダルの少年時代の衣装に似た格好をしている。

狂気を尊ぶ神への信仰を口にしているが、イスカンダルが天敵としているとある人物もその神を信仰している。

宝具

神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)

イスカンダルの物と瓜二つな戦車。
戦車部分は同じだが、戦車を引く生物がイスカンダルの神牛とは違っており、骸骨のワイバーンが牽引している。また、放つ雷も紫色に染まっている描写がある。

この宝具について、イスカンダルの宝具をヘファイスティオンもまた使える可能性があると作中で説明された。
ヘファイスティオンがかつてイスカンダルと共にとある都へと訪れた際、ダレイオス三世の母親が捕虜として軍門に下り、彼らに謁見した。この時、イスカンダルの外見を知らなかった彼女は間違ってヘファイスティオンの前にひざまずいてしまう。不敬であるとして処刑されてもおかしくない失態だったが、イスカンダルは「彼もまたアレクサンドロス(イスカンダル)なのだから」だと笑って許したという。
この逸話が宝具に昇華され、イスカンダルとヘファイスティオンで宝具の共有が可能になったのではないかと作中では指摘されている。

関連タグ

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 サーヴァント ライダー(Fate)

以下『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のネタバレにつき注意!























正体(ネタバレ注意)

ヘファイスティオンと言うのは偽りの名乗り。
ただしヘファイスティオンという存在が架空だったとか、全く別の影武者がその名を借りているとかではなく、ヘファイスティオンという人物自体はイスカンダルの腹心の部下として存在した。
サーヴァントとして召喚されたこの彼女は「本当のヘファイスティオン」の双子の妹である。

彼女ら兄妹はイスカンダルの母親オリュンピアスによって育てられた理想の将軍と魔術師だった。
兄は表舞台でイスカンダルの敵と戦う最適な将軍。
そして妹は裏で魔術や呪術による攻撃から守る魔術師として。
特に妹はイスカンダルという存在へ向けた呪い等の盾ともなるべく固有の名前を与えられず、ただ「イスカンダルの影武者」という役割のみを持たされた。また、この事情により彼女の容姿がイスカンダルのものとして流布された。
生前イスカンダルは彼女にも名前を与えようとしたが、彼女自身が辞退したらしい。

故に彼女の正体、そして真名は「イスカンダルの影武者」以外の何物でもない。
もっとも、イスカンダルの代理ではなく部下として名乗る時は兄の名を借りる事もあったため「ヘファイスティオン」と言う名乗りも完全な嘘という訳ではないとの事。

人物

外見年齢は20歳ほどの美女。古風で堂々とした武人肌の性格。基本的には冷静沈着だが、熱くなると戦闘を優先しがちになるのでマスターからはたしなめられている。
酒豪であり、サーヴァントであることを加味してもやたらと飲めることから生前から酒には強かったらしい。
マスターのドクター・ハートレスとは独自の信頼関係を築いており、ロンドンの地下に広がるダンジョン「霊墓アルビオン」を舞台にとある大魔術を行使すべく二人で暗躍する。
生前の主君であるイスカンダルには絶対的な忠誠を抱いており、そのため彼の死後に起きた後継者戦争(ディアドコイ戦争)を苦々しく思っている。

彼女が「王の軍勢」に現れなかったのは、王の軍勢、正確にはその呼びかけに応じる部下たちを憎んでいたからである。
死後も王の元に集う絆を謳いながら、彼らは後継者戦争と言う醜い結末を引き起こして国を崩壊させた。
彼女はイスカンダルが病死するよりも前に命を落としており、英霊として自身の死後の顛末を知ったことでそんな者達を憎んだのである。
争った者たちは当然、そこに直接関わらなかった者、王の死後にその軍勢に加わりたいと願った者も例外ではない。そこには兄であるヘファイスティオンも含まれている。

クラス

彼女は正式な手続きで召喚された英霊ではない。
英霊召喚を目論んだドクター・ハートレスは偽の聖杯で大聖杯の機能を間借りし、偽の令呪で自身を偽りのマスターとして認識させたが、流石に本来の召喚枠を借りる事までは出来なかった。
そこで彼は偽物を象徴するエクストラクラスを新たに追加で設定する事で、独自の枠の確保と共に、何もかもが偽物だらけの術式を成立させ、成功させた。


そのクラスはフェイカー
英霊の偽物」や「影武者」の側面を当てはめるためのクラスであり、エクストラクラスの中でもウォッチャームーンキャンサーと並ぶ、前例なき異質な枠組みである。

そのため、英霊召喚のシステム上は「イスカンダル」が召喚されたが、クラス特性によりその影武者が表れているという形になる。
ヘファイスティオンと名乗っていたのは、彼女自身に他に名乗れる名がないと言うのもあるが、何より自身のクラスを隠蔽する為である。
触媒はかつてウェイバーがイスカンダルを召喚する際に使ったマントの切れ端を盗み出して流用した。

偽りである「フェイカー」ではあるが、偽りだろうがサーヴァントはサーヴァントであるため、並の魔術師では太刀打ち出来ない。歴戦の聖堂教会代行者すら一撃で致命傷を負ってしまうほど。
しかし、魔眼蒐集列車ではその場にいたグレイが決意の末最果てにて輝ける槍の真なる力の一端を解放し、撃退に成功する。

能力

強力な神代の魔術を扱うほか、剣による直接戦闘もこなす。
さらにノウブルカラーの「強制」の魔眼を所持している。凝視した相手の肉体の自由をある程度奪い操ることができるが、相手に魔術的な力があればある程度抵抗は可能。

「影武者」という生前の役割が形となったスキルを有しており、マスターに向けられた攻撃や呪いのターゲットを自身に集中させることができる。

真の宝具

魔天の車輪(ヘカティック・ホイール)
「我が忠誠は王のもとに! この一時、雷の御名を貸し与えたまえ!
いざ駆けよ、魔天の車輪!」

彼女の宝具の本当の名前。
表向きイスカンダルの代理として動く事が役目であった彼女は、王から戦車を預かり駆る事もあった。
故に物としては間違いなくイスカンダルの操る神威の車輪と同一なのだが、操るのに使ったのは神威ではなく自身の魔術だったため、宝具としての真名が変わっている。
さらに魔術による自動操縦が可能であり、複雑なものでなければ乗り手無しでも動かすことができる。

補足

奈須きのこ氏の初期構想では第四次聖杯戦争のライダーは竜に騎乗するドラゴンライダーで、イスカンダルは指揮官のエクストラクラスとして登場する予定だったとのこと。また、後に「イスカンダルの女の子verを書いてみたい」という趣旨の発言もしている。
これらの「ドラゴンライダー」「エクストラクラス」「女性のイスカンダル」などといった要素が変則的な形でこのキャラクターに取り入れられたらしい。

史実伝承でのイスカンダルの体格や外見がサーヴァントのイスカンダルと大幅に違う点については作中でも指摘されていたが、これは影武者として振る舞った彼女の容姿(小柄、黒髪、オッドアイ)が本人のものとして伝えられたため、と解説された。影武者であるにも関わらず本人とまったく似ていないが、これは彼女が「呪術的な身代わり」という役割だったためである。
もっとも、幼少のイスカンダルは美少年だったこともあり二人が幼かった頃は今よりは印象が似ていたらしい。

ちなみに、『Fate/GrandOrder』バレンタインイベントの個別シナリオではアレキサンダーの台詞の中に彼女らと思わしき「兄妹」への言及がある。

一部ファンからは「ヘファ子」という愛称が付けられている。

真・関連タグ

フェイカー(Fate) 偽物 影武者 狂信者

関連記事

親記事

フェイカー(Fate) ふぇいかー

pixivに投稿された作品 pixivで「ヘファイスティオン(Fate)」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 109433

コメント