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直死の魔眼

ちょくしのまがん

TYPE-MOONより発売された同人ゲーム「月姫」および同人小説「空の境界」に登場する能力。
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概要

”死”を視覚情報として捉えることのできる眼。
この目が読み取って視覚する”死”とは「生命活動の終了」ではなく、
”いつか来る終わり”(死期、存在限界)という”概念”である。

”死”は線と点で見えるもので、強度を持たない。

「死の線」は存在の死に易いラインを表し、線をなぞり断てば対象がどんなに強靭であろうと切断される。
「死の点」は死の線の源であり、寿命そのもの。死の点を突かれた存在は死ぬ。
(正確に言えば、存在の”意味が死ぬ”ことになる)

”死”に至らしめることが可能なのは生物だけに留まらない。
”いつか来る終わり”を持って存在しているモノである限り、あらゆるモノ(時には概念すら例外ではない)を殺すことができる。

「未来」などの不確かなモノを”殺す”ことは本来できないが、未来視により確定された「未来」は別となる。

対象物の中の限定的な部分に関する線や点だけを突くことも可能。
例えば、体内の毒物や病んだ内臓などを限定して殺せば他は傷つけずに排除できるため治療としての応用が出来る。

弱点

どうやっても殺せない(壊せない)モノ、魔眼の所有者にとって理解できないモノは、その”死”も理解できないので線も点も視えず、殺すことはできない。

一例として、アルクェイド・ブリュンスタッドは夜であれば地球からのバックアップによって死の要因がまるで無くなってしまう為、その死を視る事はできない。また、原作者の奈須きのこ氏はORTに関して、「直視の魔眼ではコイツは殺せません。死の概念がないので物理的に破壊するしかないのである」と述べている(『Character material』 71ページ)。

また魔眼の所持者の認識によっても違いがあり、例えば壊れた機械を「壊れている(死んでいる)」と認識すると殺せない。
殺す際にも、魔眼の所有者が直接死の線・点に干渉しなければならない。つまり、殺す対象が魔眼所有者以上の身体能力や移動術を体得していると、それだけで殺せなくなってしまう。
ちなみに魔眼の所有者が生物である場合、非生物(物質や概念)の死は理解し難いためその「死の線」は見え辛く、その「死の点」を視ることは不可能。

使用者による性能差

遠野志貴両儀式ミハイル・ロア・バルダムヨォンの3名が直死の魔眼を使うが、それぞれ性能に差がある。厳密にいえば、ロアのものは直死の魔眼ではない。

ロアの“疑似”直死の魔眼

ロアの魔眼は何度も何度も転生を体験した事により、『生物を生かしている部分』を視覚情報としてとらえられるようになったもの。このため、『モノの死にやすい部分』を視覚情報としてとらえる直死の魔眼とは見える線の位置が異なり、生かしている部分を見るという性質上、非生物に対しては何の効力も持たない。
また志貴と式がその線や点を壊せば“モノを殺す”事が出来るが、ロアの疑似魔眼はあくまで“生命力を削ぐ”ことに依拠するため、削られた生命力を何かしらで補填すると無効化されてしまう。
そのため志貴には「───教えてやる。これが、モノを殺すっていうことだ」というセリフと共に葬り去られることになった。

遠野志貴の魔眼

遠野志貴の魔眼は二度死にかけた事で、元々持っていた七夜志貴としての超能力「ありえざるモノを視る」眼である「淨眼」が変質したもの。死の線や点は黒く見える。
ロアの魔眼と違ってこちらは非生物でも殺す(壊す)事が可能だが、非生物以外の線や点を視ようとすると、脳に多大な負担がかかる。これは、もともとの彼の肉体には「淨眼」の異能しかなく、死を見るだけのスペックを持たないためである。また、空(何も無い空間)には線や点が視えない為、壊す事ができない。
なお彼の鏡面である七夜志貴は、『MELTY BLOOD』初登場時には志貴より劣化した魔眼を得ていたが、以降のシリーズでは劣化したタタリの影響で魔眼まで再現されず使えない。

両儀式の魔眼

両儀式の魔眼は「虚無」という起源によって元々先天的に備わっていた機能が、男性人格である「織」の喪失をきっかけに死に触れ、覚醒したもの。彼女の魔眼も志貴と同じように「淨眼」が変質したものだという(「TYPE-MOON Fes」パンフレットより)。死の線は赤白く見える。
もともと『 』と繋がっていたことや彼女自身の体質・スペックの関係で、遠野志貴のように脳に負担がかかる事は無い。さらに式の場合は能力のオンオフをある程度コントロールできる模様。
生物非生物はおろか、空(何も無い空間)にすら線が視えており、点は視えないにも関わらず殺す(壊す)事が可能。さらには彼女の魔眼は物質や現象に限らず、「確定した未来」という概念すらも壊せる。
「……生きているのなら、神様だって殺してみせる」は、まさにこの能力を端的に表わすセリフである。
しかし両儀式であっても「言葉」を殺すようなことは不可能(魔眼を使っても言葉を「死語」にはできないので。)

『え?知らないのか、ロケット鉛筆』――蒼崎橙子

関連タグ

TYPE-MOON 奈須きのこ 月姫シリーズ 遠野志貴 空の境界 両儀式
バロールケルト神話の神。死の点や線を切断・刺突せずとも視ただけで相手を殺すという完全上位互換の魔眼を持っている。TYPE-MOONの設定ではオリジナルはこのバロールの魔眼であるとされている。

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