浄眼
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じょうがんまたはじょうげん
複数の創作作品に登場する能力。ここではTYPE-MOON作品に登場する浄眼について解説する。
ありえざるモノを視る眼。上人が持つとされる。色は青。
主に対象の思念を色で見ることができる。思念は通常は濁った透明色をしており、その流れの緩急で感情を読み取る。思念の中には魔を示す色である赤、神域の思念とされる青や銀といった独自の色を持つものがいる。
また、霊視も可能であり、『月姫』では(直死の魔眼に変質しているが)遠野志貴が遠野秋葉の『檻髪』を見る事が出来た(秋葉の異能『略奪』は呪詛の類。志貴が視たのは秋葉本人にも視えない、彼女の思い描くイメージ)。
この浄眼が魔眼とのハイブリッドになったものが『直死の魔眼』である。
上記の『檻髪』を見た際、志貴は自身の眼はもとからこういった事のために用意されたもので、それが何度も死に接触したことで『死』という概念を識ってしまっただけではないかと推測している。
『型月稿本』によると、七夜の特異能力は『死』にまつわるものではなく『宿業』にかかわるものとのこと。
現在判明している所有者は七夜黄理。
なお、『歌月十夜』において時南宗玄が、黄理の浄眼を「浄眼と呼べるものではなく、人の思念が靄のように視える程度ではあまり役に立たなかっただろうが、それでも当代一の使い手だったのだろう」(要約)と発言している。
Fateシリーズでは、坂田金時が金髪碧眼という西欧人染みた美丈夫なのだが、このうちの碧眼がある神性曰く浄眼ではないかと指摘している。
魔眼が人体改造的な遺伝(親の肉体の特徴を継承させるもの)に対し、浄眼は宿命的な遺伝(親の精神性、修練の答えとして子供に受け継がれるもの)とされる。
また妖精が持つ『妖精眼(グラムサイト)』も、魔眼の一種であり浄眼に近いものであるらしい。
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