慧眼

えげんまたはけいがん

慧眼は仏教用語、転じて物事の本質を鋭く見抜く力。

概要

　この用語は本来仏教用語であり、それが転じて一般的に用いられるようになった用語である。

仏教用語

この場合は「えげん」と読む。

意味としては「この世は一切の空であると」いう真理を悟る能力である。

この能力を持つものとしては修行者などであるとされる。

なお、仏教用語においてこのように能力を眼に例えて表す用語としてはほかに4つ存在するためこれを含め五眼( ごげん )と呼ばれ、人間が持つとされる肉眼、天人が持つとされる「あらゆるものを見通す超自然的な知覚能力」である天眼( てんげん )、慧眼、菩薩が持つとされる「諸法を観察できる智慧の能力」である法眼( ほうげん )、そして仏、すなわち「悟りを開いた者」が持つとされる「すべての実相を見通す」能力、仏眼( ぶつげん )であり、上位互換であるとされる。

転じて

仏教用語としての枠組みを外れ、物事の本質を見抜く、聡い眼力および、鋭い洞察力あるいはその能力を持つものを指す言葉としても使われるようになった。

この用法の場合この単語は「けいがん」と読み、炯眼とも記載する。

pixiv

　ちなみにpixivのタグとしてはその発想はなかったと同等の意味として用いられるようであるが、一部の人にとっては流行らないし流行らせないものであるらしい。

関連項目

仏教 用語 眼

感想タグ

参照

　以下のページおよびリンク先を参照した。

• 辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書:同項目
• コトバンク:同項目