「…また逢えたわね」
人物像
身長:168cm
体重:46kg
年齢:19歳
声優:本多知恵子
第6話「不愉快だわ・・・」にて初登場。
ロックシンガーのようなボンデージファッションに身を包むMS乗り。
蒼く塗装されたドートレスH.M.C(ハイ・モビリティ・コマンド、通称ワイズワラビー)を駆り、当初はバルチャーのザコット一味に所属していた。後にカスタムされたジェニスに乗り換える。
父親は宇宙革命軍の情報将校、ナーダ・エル少将(本編開始時には故人)。母親は地球生まれ。
戦時に地球に潜入していた父親は第7次宇宙大戦終戦後、密やかに生活していたところを革命軍将校であった過去を突きとめた地球住民により惨殺されている。その後母一人、子一人で生活するもすぐに母を亡くし、天涯孤独の身となっている。
父ナーダが一流のMSパイロットだった事もあり、彼女自身もパイロットとして非常に高い能力を持つ。様々なMSを乗りこなし、旧式の改造機であるジェニス改エ二ルカスタムで多数のMSを撃破し、最新のMS達と互角以上に渡り合った。
劇中での活躍
北米地域でバルチャーとして危険な仕事もこなしてきたが、リーダーのザコットからGXを狙う話を持ちかけられる(私室で寛ぐなど、この際のザコットとの描写は彼とはそれなりの関係であった事を匂わせる)。
その際ガンダムの写真と一緒に渡されたガロードの写真を見て彼を気に入り、以後仕事と私情が入り混じった状態でフリーデン(というかガロード)をつけ狙う。
その後、自身の不甲斐なさなどから出奔したガロードが、GXをオークションにかけた所で初顔合わせとなる。
その後ホテルに連れ込み、並の男なら一撃で撃墜しそうな甘い言葉で誘惑するも、ティファ以外眼中になかったか、あるいは単純にお子様過ぎた(フリーデンへの初潜入時にトニヤの半裸姿を拝んだ際の反応から、相応に女体への興味はある模様)のかガロードはコレを拒絶した為、以降フリーデンクルーのトニヤを介しての和解を果たすまで、ガロードを倒す事に執着する。
そのガロードに対しては拒絶された恨みからはるばる北米北方の雪国・フォートセバーンまでストーキングもとい追いかけ、父の旧知だったノモア・ロング市長を頼るが、結局念願だった彼の死を見届けることは叶わず、逆にノモアの狂気を前に彼を見限り、脱出。その後、どういういきさつか太平洋の島国のセインズアイランドに落ち着く。そこでマイルズ・グッドマンという政府の役人をしている若者(ガロードとは見た目も性格も真逆)とプロポーズされるまでに交際するがまたしてもフリーデンと「再会」してしまったため、近海のバルチャールのルマークからカスタムメイドモビルアーマーのエスペランサ(機体カラーは薄い青)を購入し戦いの世界に舞い戻る。フリーデンを襲撃するも、セインズアイランドでトニヤと親交を深めていたため、攻撃に徹しきれず、早々に撤退していった。
以降は暫く各地を転々としていたようだが、偶然、地図にない人工島ゾンダーエプタの近くを飛行してしまい、その際にガンダムダブルエックスを目撃してしまったため口封じのためフロスト兄弟に撃墜される。折しも近海をゾンダーエプタを求めて航行中だったフリーデンのガンダムチームに救助され、共に同島内の新連邦基地に囚われる。
トニヤの身の安全と引き換えにフリーデン一味の逃亡計画をアイムザットに密告するが裏切られ、テクスの言葉もあり身を翻しフリーデン一行の窮地を救うことになる。
その後怪我が完治していなかったこともありエスタルドまでフリーデンに同乗するが、トニヤから再度乗組員になることを勧められるもこれを拒み、再びセインズアイランドに戻ることに。だが彼女が目にしたのは新連邦軍に占領され煙を上げる島の姿だった。
新連邦軍に射殺されたマイルズの復讐のため、再びルマークを訪ねて、彼からジェニスカスタム(これも蒼く塗装されていた)を購入し、単身で新連邦基地に攻撃をしかける。(「決して許さない!」と心中吐露するところなどを見るにつけマイルズに対してはかなり本気だったようで、銃殺されたとはいえその意味では彼は幸せだったといえるだろう)
その後は新連邦に追われる日々を送っていたが、密かに地球に潜入していた宇宙革命軍の工作員ニコラ・ファファスに接触され、同じコロニー出身者の彼等、工作員達と共に宇宙に帰還する話を持ちかけられる。
しかし、すでに心はコロニーを離れ地球に根付いており、提案に乗ることなく逆に彼等が画策していたティファの強奪計画をフリーデンに知らせるべくフリーデンの元に駆けつける。(ちなみにこの時彼女が使ったバルチャーサイン(発光信号)が本作における最後の使用となった)
時すでに遅く、ティファはニコラらによってコロニーへと連れ去られていたが、革命軍が占拠した新連邦の宇宙基地に接触しガンダムDXを手土産にしての亡命を持ち込み、ガロードを宇宙に上げるべく他のガンダム達とともに新連邦軍の追手である陸上大型戦艦(移動基地)バンダールⅡ世と戦う。
クラウド9編の間にフリーデン一行と共に新連邦に捕まっており、(おそらくシベリアの)強制収容所送り(という名目での処刑)となるが、刑の執行前に反連邦勢力の部隊長となったカリス・ノーティラスによって皆と共に救われる。
そして反連邦勢力の宇宙戦艦を強奪し第三勢力として新連邦と革命軍の戦闘に介入、月面のD.O.M.E.に触れニュータイプの真実を知ることとなる。
地球に帰還後は、ロアビィと共にトニヤと婚約したウィッツの故郷の村を訪れ・・・もとい邪魔しに行っている。ロアビィとの関係はただの友人なのか恋人となったのかは不明。
しかし、ロアビィの方はサラに振られて傷心だった模様。少なくとも暫くはウィッツの故郷の世話になるつもりのようだ。
小ネタ
- 声優が声優だけに、当時はグレたエルピー・プルと言われていた。
- 良くショタコン疑惑がかけられるが、ガロードは15歳でエニルは19歳。少し年齢的にショタコンと言うには厳しいと思われる。
- スパロボ初登場となるスーパーロボット大戦α外伝では初めて乳揺れが実装されたため、元祖スパロボにおける乳揺れクイーン(と言われる)。
- スパロボRでは中盤でマリーメイア軍のクーデターに参加するも、保身のために孫娘マリーメイアに銃を向けたデキムに激昂し彼を打ち据え、投降の後に自軍入りする。
- 専用のガンダムであるエスペランサII(キッド・サルサミル製?)がデザインまでされていたが番組枠短縮のせいか結局使われずお蔵入り、最後までジェニス改を駆ることになった。
- 中の人である本多知恵子氏が2013年2月18日にご逝去された為、キャラデザの西村誠芳氏のTwitterアカウントにより追悼イラストが投稿されている。ちなみに中の人が同じナタネも同様だった。