「僕がニュータイプだ」
「希望の灯は消さない!」
概要
フォートセバーン市出身のノモア・ロング市長によって作り上げられた人工ニュータイプ。15歳。男性。
理想主義者であり「市の平和のため」と信じて、自らノモアの手で人工ニュータイプとなる選択をし、自警団を率いて戦っていた。
人工ニュータイプ開発技術は昔は記憶の錯誤や頭痛、情動の変調などの欠点があったが現在は問題は無くなっている。しかし、それでも彼は月に1度だけ激痛が伴う発作『シナップスシンドローム』」が起きるが、施術者にして元凶のノモア=ドーラット博士曰く「最高傑作」。
ガロードのガンダムXと対峙し、MSベルティゴでガンダムXを撃破すると同時にティファを拉致する。だが、自分と同じ人工ニュータイプだと思っていた(正確には「ニュータイプは人工的に作られたものしかいない」とノモアに聞かされていた)ティファが、生まれながらにニュータイプ能力を得ていたと知り、そこから生まれた猜疑によってノモアの心を感じた際にその本心にも気づいてしまう。
ガンダムXディバイダーに乗ったガロードとの再戦に敗れた後、ガロードにわざと撃たれて死のうとしたが、テクスの処置によって助かる。後に脱走するがガロードに「生きろ」と叱咤され、カリスは初めて笑顔を見せた。
その後、ノモアの手で拉致されたカリス、巨大MA・パトゥーリアに生体ユニットとして組み込まれてしまうが、ガロード達によって無事救出された。その後はフォートセバーンの代表として、新連邦に抵抗する武装組織に参加。一隊を率いてフリーデンのクルー達を助け、最終決戦では共闘。その後、反新連邦組織からも脱退し(最終決戦では反新連邦組織から宇宙戦艦を無断借用してきた)、一民間人となって、最終回ラストシーンでは「いつまでもお二人の邪魔をしているわけにはいきませんからね」と軽く茶化しながらもガロードと握手を交わし、ガロードとティファの旅立ちを見送った。
尚、先述でもあったように劇中における人工ニュータイプは『シナップスシンドローム』」が定期的に起こるようになっており、彼もまた例外ではない。死ぬまでこの発作と付き合わねばならない未来が語られているが、彼自身は「それも自分の背負った十字架」として受け入れている。
彼をして「強化人間でありながら、生存して、人並みの状態でエンディングを迎えた最初のガンダムキャラ」とされるが、これは厳密には誤り。実際には、この枠のキャラの生存例は2作前の『機動武闘伝Gガンダム』のアレンビー・ビアズリーが初。
ガンダムXでカリスの生存に意味があるのは、カリス単体の話ではないで、作品タイトルの項にて。
関連タグ
フラッシュシステム:このシステムが産んだ被害者の一例である。
カガリ・ユラ・アスハ(ガンダムSEED):同じくガンダム作品に登場する中性的な見た目で金髪のキャラクター