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概要編集

イギリスのロバート・ベーデン=パウエル卿が創設した青少年運動である。

社会で先駆的な立場に立てるように、身体を動かし、形に囚われない戸外活動を通じて心身ともに健全な青少年の育成と教育を目的とする。

なお「スカウト」とは「偵察」「斥候」という意味。

ボーイスカウトという名前だが、男子だけでなく女子も入れる。


年齢による区分編集

ボーイスカウトは年齢によって区分がある

ビーバースカウト(小学校入学前年の9月 - 小学校2年生)編集

活動自体は、幼稚園児・保育園児から小学2年生まで同じ活動をするが、その中でも小学2年生は、ビッグビーバーとなり、カブスカウトへ上進する準備期間であると共に、年下のビーバー隊のスカウトの面倒もみる。


制服は水色と茶色の2色で、水色のキャップをする。

チーフは水色の場合と、隊で定めたものの場合がある。


カブスカウト(小学校2年生9月 - 小学校5年生)編集

カブとは「(オオカミ、クマなどの)獣の子ども」のことである。そのため国によっては“ウルフ・カブ”とも呼ばれる。

進歩制度としては、年齢により区分された必修科目のステップ章と、興味のある分野に挑戦する選択科目のチャレンジ章がある。ステップ章には動物の名前が設定されており、入隊後すぐに「りすの道」の課程を履修した後、小学校2年の9月から小学校3年の8月までは「うさぎ」の課程、小学校3年の9月から小学校4年の8月までは「しか」の課程、小学校4年の9月以降は「くま」の課程を履修し、各課程を修了するとクリア章(完修章)がもらえる。

各ステップ章は、期間内に修了することが望ましいが、たとえ修了しなくても期間が過ぎれば次のステップ章の課程に進まなければならない。


制服は紺色の地に黄色のラインがあり、キャップをする。

チーフは黄色の場合と、隊で定めたものの場合がある。

カブスカウトイラスト(02)


ボーイスカウト(小学校5年生9月 - 中学校3年生)編集

スカウト運動は班制教育、進歩制度、野外活動という3つの柱によって各年齢層に合ったプログラムが作られており、これは全ての部門において共通だが、ボーイスカウト部門はその中核をなしている。

班制教育では班長と班員という構成で団体行動を学び、進歩制度では個人としての技量を鍛える。

年齢に関係なく入隊したスカウトは、ボーイスカウトバッジを着用し、初級スカウト、2級スカウト、1級スカウト、菊スカウトへの進級を目指す。

進級する際、必ず隊長や団関係者と面接を行う。

ボーイスカウト部門の進歩制度における最高のランクとして設定されているのが菊スカウト章(きくすかうとしょう)で、取得者は「菊スカウト」と呼ばれる。菊スカウトへの面接は地区の面接を行う。

2級スカウトになって初めて一人前のスカウトとみなされ、日本ジャンボリー等への参加条件となる。


制服はカーキ色の地に緑色のラインがあり、緑色のベレー帽をする。

チーフは隊で定めた色や模様で、隊ごとにチーフが違う。

背景の雑さなwww


ベンチャースカウト(中学校3年生9月 - 20歳未満)編集

ボーイスカウトのような班制度はないが、活動ごとに活動チームという小グループを編成し、チーフを中心に自治を行うという形で班制教育を行う。

また進歩制度では、年齢にかかわらず入隊後にベンチャーバッジを着用し、ベンチャー章、富士章(ふじしょう)の取得を目指す。

ベンチャースカウト部門では富士章がその最高ランクとして設定されている。

(シニアースカウト部門では、富士章の前段階として隼章(はやぶさしょう)が設定されていたが、ベンチャースカウト部門への移行に伴い廃止された)。

その他に、技能章という特定分野への選択科目も設定されている(ボーイ隊と共通)。


ローバースカウト(18歳以上 - 25歳以下)編集

ローバー隊の活動は、ローバースカウト自らが実施する自己研鑽と、隊(クルーまたはグループ)が行う奉仕活動、社交活動及びその他のプログラム活動とによって行われる。


活動内容編集

最も知られるのはアウトドアでの野外寄宿などで、テントの設営や野外炊飯、ロープ技術の習得や救急救命講習会など、さながら山岳活動サークルのようなイメージが強い傾向にある。


しかし本来的にはボランティア活動を主眼とし、先のようなアウトドア技術の習得は「人間関係の構築や習熟」を目的としたオリエンテーションであり、河川や登山道のごみ拾いや、介護施設の訪問と勤務補助、募金活動の展開など、社会奉仕活動こそボーイスカウトの真骨頂といえる。


一方でこうした活動に参加するにあたり、日本では入会費や会員費に加え、制服代や備品やイベント参加費にそれなりの金額が必要なこともあって、現状では広く浸透しているといい難い面もある。

また日本では宗教団体と誤解されているケースも少なくない。これについては、ボーイスカウトに参加した児童の保護者間での交流から発生した問題や、ボーイスカウトを運営している団体の性質によるものの逸話や噂話に尾鰭がついて出回っているのが原因と思われる。



関連タグ編集

スカウト

アウトドア キャンプ

ガールスカウト


ポケモントレーナー 第2世代以降は「キャンプボーイ」に変更。


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