CV:梅津秀行
人物像
ニュータイプ研究所の所員。
普段は所長のカロン・ラットを補佐しているが、その実態は宇宙革命軍から送り込まれたスパイであり、研究所でニュータイプに関する情報収集を行う一方で新地球連邦に追われるエニル・エルを密かに匿い、革命軍の同志として勧誘していた。
研究所がオルバ・フロストから偽の情報を与えられた新連邦軍の総攻撃に合う混乱の中、研究所に来ていた生粋のニュータイプであるティファ・アディールを密かに連れ出し、同じく地球に降下していた革命軍工作員が用意していたシャトルで革命軍本国であるクラウド9にティファを手土産に帰還し、革命軍総統のザイデル・ラッソと面会させた。
彼本人はニュータイプであるティファの存在を世界に公表し、戦乱の早期解決を図ろうとしていたのだが、自身が提唱するニュータイプ主義とは異なる存在であるティファをザイデル総統は認めず、逆に危険な存在であるとして抹殺を図る始末であった。
これに大きな失望とティファを連れて来たことへの後悔を覚え、革命軍側の元ニュータイプであるランスロー・ダーウェルと接触し平和の要であるティファを守ろうとしたが、この行いがザイデルの不興を買う。更にダリア作戦の失敗で地球侵攻が不可能になって尚も月面のD.O.M.E.に縋ろうとするザイデルに対し、新連邦との和平交渉への転換を直言したことが決定的となり、反政府思想者として糾弾され、処刑された。
ザイデルが自分を処刑する事は既に覚悟していたようであり、彼の平和を願う最後の言葉は、ランスローへと託される事になった。