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概要

第2部「Cosmos in the Lostbelt」で主人公たちの移動拠点となる大型特殊車両。見た目はどう見ても装甲車だが、後述する機能から船でもある。


アトラス院が提供した虚数観測機「ペーパームーン」を搭載したことによって、人類史である「実数空間」から次元の間に存在する「虚数空間」への潜航(転移)を可能とする。


元々は特異点修正目的の手段として、シオン・エルトナム・ソカリスからカルデアへ提供された技術である。

カルデアの前所長であるマリスビリー・アニムスフィアがレイシフトシステムの失敗に備えたセカンドプランとして、本艇に搭載する形で用意していたが、レイシフトが想定通りに機能したため、本艇そのものは未完成のまま格納庫でホコリを被っていた。


しかし人理修復後の万が一に備え、ダ・ヴィンチちゃんホームズが密かに完成させていた(その他何名かのサーヴァントも建造に協力していた模様)。


その後、第二部序章「序/2017年12月31日」のカルデア崩壊時、主人公たちは僅かな生き残りと共に「大型コンテナ」に偽装していた本艇に乗り込み、脱出したのである。


性能

上述の通り「虚数空間」へと潜航し、そこを通じてレイシフトのように全く異なる時代世界へと存在を移動する事が可能。

ただし虚数を扱う魔術自体が超レアな上に難解であり、「ペーパームーン」をもってしても虚数潜航可能確率は3割程度。

また虚数世界が実数世界時間の外に位置するため、実数世界に浮上した時の時間を選べず、浮上する際には実数世界でのを必要とするため、浮上座標と縁のある乗組員が乗っている必要がある。


加えて虚数世界では「時間の海流」のようなものに乗ってしか行動できない等、そのあり方は最初期の潜水艇に近く、レイシフトのような多用は出来ないハイリスクな代物となっている。


実数世界と虚数世界のスレスレを航行している場合であれば、縁がなくとも浮上は可能だが、その代わりに実数世界と同じく航行距離に応じて電力を消費することになる。

浮上の際の操縦は基本的にオートで、マニュアル操縦に切り替えることも一応は可能。ただしそれは緊急時に浮上をストップさせる安全装置を無視するものであり、いわば「製作者が意図していない使用方法」という危険なものとなる。


また、とは言ってもそれは虚数潜航のための船という意味であるらしく、一応平時のドーバー海峡程度なら渡れる機能は持っているものの、本格的な水中潜航は不可能らしい。大嵐に見舞われた海中に落ちれば1時間ほどで沈没してしまう。

これは船体としての設計が航海に本格対応していないのもあるが、なにより虚数=マイナスの海に飛び込むことを念頭に設計された要因が大きい。地上の海はいわばプラスの海なので、求められる性能の方向性が真逆とのことである。


大きさは大型装甲車両程度であるが、内部は空間を歪めることによって拡張されており、大型クルーザー2隻分程度の広さを誇る。


最高時速は約90km程度で、現存する装甲車両の中ではトップクラス。

外装も最新鋭の技術に魔術理論を組み合わせた複合装甲となっており、普通の近代兵器では傷一つ付けられない強度を持つ他、何騎ものキャスターによる高度な魔術ステルス性能も付与されている。光学迷彩の他、概念レベルで存在を隠蔽することが可能な為、外敵に襲われる危険性はかなり低い。


しかし、それでも虚数空間という未曽有の危険地帯や、手練れのサーヴァント達を相手に走り抜ける事は厳しく、毎章大きな損傷を受けてはスタッフ達による補修が繰り返されており、3章に至っては一度奪われて分解され、幾つかのネジが余った状態で組み直されるという恐ろしい目にあっている。


補修に関してもスタッフ達だけでは追いついておらず、ロシア異聞帯を落とした直後の時点で既に一度フレームごと修繕が必要な状況に傷ついていた。

彷徨海へ到着した頃にはもはや、キャプテン曰く「悲鳴が聞こえる、気が狂いそう」なほど相当ガタがきていたらしい。

そのうえ、キリシュタリアの異聞帯へは海を渡る必要があることから、数ヶ月かけて大掛かりな改造が行われたうえで、キャプテンの宝具と同期させる形で、本格的な修理も兼ねて海上を渡れる機能が追加された。


最低限の準備しか出来ない状況で出奔した為に、食料などの物資は全て現地調達となっている上、様々な不足を補えるサーヴァントの駐在も不可能であるという、人理焼却時よりも厳しい状況でスタートを切る事になり、クリプター達からも「異星の神による侵略が終わった今、カルデア残党の抹殺は雑務である」と嘗めてかかられていた。


その状況を逆手に取って何とか2異聞帯を破壊した結果、クリプター達も本気になり始めたが、カルデア陣営もほぼ同じタイミングで彼らにも干渉できない新しい拠点を得たことで、ようやく両陣営の立場は拮抗したといえる。


後にキリシュタリア大西洋異聞帯を進軍中、現地に眠る神々の遺物「テオス・クリロノミア」でキャプテンの宝具を補強したことで、宝具の再臨が可能となり、キャプテンの霊基は膨大な拡張を果たす。


そして、キャプテンの宝具と鍛冶神の「テオス・クリロノミア」を最大限活用した、海を駆り深海を制覇し、異聞帯の嵐の壁さえものともしない、「次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー」として生まれ変わった。

シャドウ・ボーダー自体は内核としてちゃんと現存しており、小回りが求められる際は揚陸艇としてこちらを分離させる事も可能。


設定

全長13.03m
全幅5.69m
全高4.39m
車両重量136.09t
車両装重量不明
ホイールベース8.60m
トレッド5.19m
タイヤサイズ・幅605mm
タイヤサイズ・外形1610mm
タイヤサイズ・リム径965mm
輪数12輪
最高速度約90km前後
最低地上高約900mm
デザインヒライユキオ

内装

ブリッジ

操縦席兼指揮所。

6~8畳ほどの広さで前方に操縦席が2つ、中央に虚数観測機「ペーパームーン」が安置され、他に搭乗員用の座席が複数ある。


マイルーム

主人公にあてがわれた個室。船長室を除けば唯一の個室らしい。

広さは6畳ほどで、壁からせり出している机とベッドがあるだけの簡素な部屋。


船長室

ゴルドルフがリーダー権限として独占している個室。


4人部屋

ムニエルたち、生き残ったカルデア職員が共同利用している。


演算室

ダ・ヴィンチが常駐するシャドウボーダーの中核部。彼女(?)の私室にもなっている。


工房

魔術師に欠かせない魔術工房。

普段はホームズの私室として利用されているが、ダ・ヴィンチの工房としても機能している。


医務室

ベッドと大型スキャナーがある医療用ルーム。

諸事情から体調不良を抱えているマシュの私室としても利用されている。


武器庫、食料庫、資材庫

現在は新所長の命令で無断出入り禁止になっている。

食料庫の備蓄はサーヴァントを除けば乗員11人と一匹で一週間程度。


独房

捕まえた捕虜等を閉じ込めておく為の部屋。

あくまで備え付け程度のもので、拘束から脱した魔術師相手には簡単に抜けられてしまう。


キッチン

食糧を調理する為の部屋。設備は最低限のものと思われる。


関連タグ

Fate/GrandOrder Cosmos_in_the_Lostbelt

チョロQ:2018年12月21日放送の『カルデア・ラジオ局』第102回にてチョロQ化が発表され、番組内で実物も登場しこの回のゲストの植田佳奈氏とMC二人実際に動かして遊んだ


ガンダム・バルバトス : シャドウボーダーと同じく、整備がおぼつかない状況で無数の死線をくぐり抜け、偶然得た協力者達の手によってやっとまともな整備が行われたという経緯を持つ。


スコット・ラング:虚数空間と似て非なる量子世界に潜航できる者。実数世界に換算して5年間滞在した結果、ある事実が明らかとなった。

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