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私は与えられた物を全て使って、必ず勝利する


プロフィール

身長187cm
体重74kg
出身地イギリス
特技占星術、天体魔術、高速詠唱
好きなものウォーキングフェンシング、ベーキング
嫌いなもの事前調査不足による失敗、厚ぼったい服装、酒類
一人称
二人称君、貴方(カルデアの者ロマニ・アーキマンマリスビリー・アニムスフィア)、貴女(異星の巫女)
イラストこやまひろかず
CV斉藤壮馬

概要

Fate/Grand Order』第2部「Cosmos in the Lostbelt」に登場する七人のクリプターのひとり。

第二部第五シナリオ神代巨神海洋アトランティス」「星間都市山脈オリュンポス 『神を撃ち落とす日』」に登場。PVの時点では都市を背景に玉座に座る姿が公表されていた。


白を基調としたスーツとマント、細剣のような形の杖、金の長髪が特徴の中性的美青年

家柄・魔術回路ともに千年単位で続く、名門ヴォーダイム家の出身であり、マリスビリー・アニムスフィアの弟子。

天体科の主席でもあり、魔術師としての総合力はチーム最高で、オルガマリー以上にアニムスフィアのロードに相応しいとされた能力の持ち主。


魔神王の目的だった「人による人理焼却」とは異なり、彼は「神による人理編纂」を目的としている。その根拠として、「人は古来より神は星であり自然の摂理と認識していたことから、惑星の運営に神を見出したが、やがて神々を扱いきれなくなり、その可能性を取りこぼした」と説明している。

現に彼の手には、すでに人が神を使いこなす為の用意があるとし、「完全なる神代にして、弱い人間を廃する栄光の歴史であり、人の意識がどれほど沸騰しようと覆らない世界という、一部の欠損も欠片もない生存圏」を作り上げようとしている。


第2部第1章「永久凍土帝国アナスタシア」では、自らが担当する大西洋ギリシャの異聞帯から、通信を介してクリプター同士の定例会議を開催し、最大の障害であったカルデアの対処についても意見を交わした。


最初から武力による殲滅を試みた場合、駐在しているサーヴァント達に食い止められ、その間にレイシフトで対処される可能性が考えられたため、内部へ潜入し、上層部の立場からカルデアを無力化させる必要があったと自らの見解を述べている。レイシフトによる過去修正は自分達でも防げない唯一の弱点でもあったため、その封殺を優先させたのである(後にレイシフトは復活したが、旧カルデアのものより大幅に性能が落ちてしまい、人理漂白の解決には使えなくなった)。


各異聞帯にコヤンスカヤを向かわせたのもキリシュタリアのようで、具体的なプランは彼女に任せていたとの事。


彼の担当であるギリシャ異聞帯は、七つの異聞帯の中でも破格の規模の人理を有しており、定例会議ではベリルから「俺たちが束になってもキリシュタリアには及ばない」「この競争は出来レースだ」と言われている。


ただ、シナリオ上の展開としては、リーダーである彼が果たしてそのままクリプターの中で最終関門となるのかと言われれば、彼の後にベリルやデイビットの本格登場シナリオが控えているため、当然の如くこれを疑問視する声は当初からあった。

とはいえ、型月には全7章作品でも5章ボスが黒幕の大ボスだった、という前例があるため、5章ボスだからといって油断はできない、という意見もある。


第5章では、ついに異星の神降臨の為の最終計画に着手する。この時、目的が達せられれば「私が最後の人類になるだろう」という意味深な一言を口にしている。


人物

天才がごく普通レベルの存在として認識され、その中でさらに頭角を現せば、「世界を変える」才能を持つことを意味する時計塔


ある日のこと


そこでの彼は、貴族主義派の上流貴族でありながら、民主主義派からも中立派からも等しく期待され、衰弱していく世界の「魔術基盤」の立て直しが可能とまで言われていた。

仮にカルデアに所属しなければ時計塔に新しい13番目の学科を作る可能性もあったというほど、全てに突出した正真正銘の天才。特に魔術における不屈の天才である。


天才といえばデイビット・ゼム・ヴォイドが挙げられるが、そちらは”不可能なことを実行できる”類であるのに対し、キリシュタリアは”可能なことを確実に行う”部類。堅実な性格であることから、集団のリーダーとしても相応しい。

”理にかなった未来像”というものが彼の行動原理になっている。一方、合理的であるがゆえに、選民思想に偏り過ぎているという側面もある。


魔術師の家系では「父」とは絶対の存在であるが、そうした前時代的魔術師を相手にしても、決しておびえず正面から発言することができた。ゴルドルフに言わせると、優れた魔術回路ゆえ「誰にも負けた事がない」ことから来る自信らしい。

神に選ばれた者のごとく、若くして尊大にして理想家であり、冷酷・冷静でありつつ人情派という、まるで王のような振る舞いをしていた。成績も言うまでもなく、時計塔の多数の分野でトップレコードを維持している。


また、慢心・油断が目立つようなエピソードもなく、むしろ妥協することに拒否感を持ち、どのような時も全力で事に当たる。といってがむしゃらな努力家というわけでもなく、少なくともカルデアではごく普通の生活をしていたと記録されている。


リーダーらしく常に堂々としており、尚且つ基本的には寛大で、自身の能力の低さに悩むカドックにもクリプターとしての期待をかけていたり、自由気ままにふるまうベリルのいい加減さや皮肉にも怒ることなく、一理あると言っている。


クリプターのまとめ役としてはかなり公私を区別しているようであり、仕事に無用な情報と判断すれば、それが異聞帯陥落のような大きな出来事であっても、他のメンバーにいたずらに伝えないなどの一面が見られる。一方、他のメンバーの見ていないところで率直な感想を言うなどの点から、ドライというわけでもないらしい。


後述するように異常な能力を持ちながらも、オフェリアの魔眼やデイビットの直感のような突出した能力も強さのうちと考え、決して自分の強さを誇示することはなく、他者が自分よりも優れている部分を素直に認めている。

サーヴァントに対しても、生前の事情で女性の身体でありながら性自認が男性であるカイニスを「彼」と呼んで男性扱いするなど、決して配慮が出来ない性格ではない。


異聞帯においては、ゼウスの指示も含めて彼がオリュンポス・アトランティスの両方に目を光らせているのだが、指示を下す際に用いる通信回線には通常のものと秘匿用のものがある。これは、たとえば(実質的な衛星兵器である)アルテミスの使用に関して、ゼウスから部下へと指示が伝わる所を、オリュンポス側からハッキングされて使用権を横取りされる恐れを考慮してのことである。自身がその場を空ける時のことまで手を回していたようだ。


また、亡き師マリスビリー・アニムスフィアに対し、「貴方が出来なかったことをやってみせる」と語っており、かなり強い目的意識をうかがわせる。カイニス曰く、それは「理想どころではなく執念・野望の類」であり、そんな人間に負けた自分がまだマシと思えるほどの人の身に余る欲望だとのこと。


ちなみに2部5章前編において、「私はあと2回しか戦わない」と宣言したことがカイニスにより明かされており、直接の戦闘を3度以上行うような状況にならないよう、丁寧に立ち回っている事も意味ありげだった。


"唯一蘇るはずだった青年"の優しさ

彼の特筆すべき点は他者の可能性を信じる性格である。

異星の神は当初、キリシュタリアだけを復活させて計画を実行しようとしていたが、他の6人を切り捨てることを拒んだ彼は「自分以外のAチームも復活させてほしい」と請願した。

それは他の6人の死を悲しんだり憐れんだのではなく、ただ他の6人が自分を上回る可能性、つまり一人一人の価値を信じた、揺るぎ無い人間性の光だった。


Nous voulons faire la lumière


異星の神は困惑するも、そのキリシュタリアの要求を承諾し、そのための対価を6人に代わってキリシュタリアが支払うという条件を出した。

その内容は、自身が一度味わった「世界の終わり」と戦うような行為であり、彼の能力をもってして瀕死になるほどの紛れもない地獄。その、世界を止めるほどの苦痛と労力をあと6度耐えなければならないという要求だったが、彼は「それが人間に出来ることであれば」と快諾した。具体的には、カルデア一行たちの人理修復の旅を、夢の中でシミュレートすることであった。


そのことについて彼は、他の6人に伝えて誇るでもなく、または恩に着せるわけでもなく、自分以外の誰かが使命を果たせるならそれでも構わないと考えている。6人を蘇生させたのは彼にとって「自分がちょっと大変な目にあうだけで、何も失わず心強い仲間を六人も得られるマイナスのない試み」であり、見下したり上に立とうとしないのもそのため。



オフェリアがキリシュタリアに心酔するようになったのは、彼と異星の神のこの一連のやり取りを魔眼で見た為である。それによって、死んだはずの自分達が生きている理由を知り、そんな彼に恋慕と、の器を感じた(もっとも、コフィンでの回想シーンを見る限り、それ以前からひと方ならぬ感情は持っていたようだ)。


一方でナポレオンからは「誰かを導くことはできても救うことはできない者」と評されており、イスカンダルから「臣下を救うことはしても導くことはしなかった」と言われたアルトリア・ペンドラゴンとは、ある意味真逆の存在なのかもしれない。


彼の目的は、人類を神という上位存在に昇華させることで、正解を選べず失敗を繰り返す人間の種としての弱さを克服することである。これは第2章序章で発言していた、「どれだけ意識が沸騰しても覆らない完全な生存権を築き上げる」という宣言にも合致する。

ただしこの計画に自分自身は含まれておらず、術式を組み上げる彼は、術式の中心人物であることから変化の影響を受けることができない。「私が最後の人類になる」という発言の意味するところは、自分だけが人間として昇華から取り残されるということであった。


能力

どのような方法での勝負かは長く不明だったが、神霊とタイマンで決闘して勝ったというほどの飛びぬけた実力を持っている。


奈須きのこ曰く、正面からの『戦争』であればクリプター最強とのこと。


冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/アニマ・アニムスフィア)

とあるエピソードでは、単独で数騎のサーヴァントを相手に赤子の手をひねるように壊滅させるという、魔術師どころか人間としてありえないスペックを披露した。


神を撃ち落とす日


通常、魔術師では英雄としての功績を上げたサーヴァントに勝てる道理がない。これは単純な戦闘力の差もあるが、サーヴァントは霊体であるため物理攻撃が効かず、また「神秘はより強力な神秘の前に無効化される」という法則があるためである。

アルトリアなどの鎧に傷をつけるだけでも、魔法や神域に棲む幻想種レベルの神秘が必要とされ、過去に人の身でサーヴァントを下している例外たちも同等の神秘、すなわち現存する宝具の実物」「神代の英霊の過保護とも言える出力の強化魔術」等の力を借りた上で辛勝したに過ぎない。


彼の操る魔術は、神代よりもさらに古く、占星術のルーツにもなった、かつて宇宙に魔力が満ちていた時代の「理想魔術」と呼ばれるもの。

魔術とはかつて「宇宙から力を授かっていた」ものであり、キリシュタリアはその中でも、宇宙を運営する法則を行使した。具体的には、人為的に惑星を直列にして、並んだ惑星を巨大な魔術回路として使うという、人類史上最も大きな魔術回路である。

その名も「惑星轟」であり、実際に目撃した者によると、隕石が落下してきたという。


そうして決闘ののちに直属としたサーヴァント3体は、いずれも神霊という尋常ではない面子。サーヴァント達からは彼自身が「神」として扱われている。


-Grand Order- Anima Animusphere


しかし、時計塔時代にそのような魔力があることを知られば、封印指定は確実。

封印指定されていないということは、少なくともカルデアに所属する前は行使できなかったと考えられ、むしろ行使できる状況を作り上げるためにカルデアに所属したのではないか、とも予測される。


ギリシャの宇宙観とアニムスフィアの魔術理論の相性も良いため、ギリシャ異聞帯が神代の世界になればなるほど、その魔術は神の領域に近づき、そして凌駕する


しかし、それはギリシャ異聞帯出現後の話であり、地球白紙化&異聞帯出現という「最初の1手」を打つほどの力が、当時のキリシュタリアにあるはずもなく、異星の神による用意があったのではないかといわれる。

時計塔時代なら「天才ではあるものの、机上の空論である」という理由でなんら警戒されなかったであろう彼の魔術が、この1手で現実のものとなった。


さらに言えば、異星の神にとって最も都合のいい人間がキリシュタリアであり、当初彼だけを蘇生させたのも、他のクリプターに対して蘇るかどうかを問いつつ無関心だったのも頷ける。


キリシュタリアはこの技で、カイニスはおろか異聞帯の王であるゼウスすらも撃破している。

とはいえ、この技は発動すればこそ非常に強大であるが、性質上連発が非常に難しいという欠点がある。

カイニスやゼウスに勝利したのも、「開幕一番、最も油断しているところで発動させる」形に持っていくというキリシュタリアの作戦勝ちがあった。

カイニスは神霊であるという自認故人間の魔術如きに本気で対処しようせず、ゼウスは人間如きが相手という侮り故に機神としてではなく人型での状態で戦闘したことで発動を許し、その異常な現象に困惑している状態の両名に直撃させ勝ちをもぎ取っている(そのため、ゼウスには「次戦ったら手の内がバレているので間違いなく負ける」と称しており、ゼウスも「事実はどうあれキリシュタリアの勝ちであり、それを以て自身とキリシュタリアは対等である」「それ以上謙遜するなら負けた自分への侮辱と取る」と述べている)

2部5章前編で主人公と戦った際も何らかの方法でしのがれれば危なかったようで、彼自身「主人公との戦力差はそうない」ことを自認している。


ちなみにスキルの『天は巡らず』および『地は動かず』は、天動説の否定(=神代の否定?)から地動説の否定(=汎人類史の否定?)を匂わすネーミングとなっている。


関連人物

異星の神

カルデア爆破テロによる致命傷からキリシュタリアを再生させた、謎の存在。異星の神は彼を尖兵の一人としている。

しかし当の本人は異星の神と思惑が揃っていなかったり、警戒していたりと、忠実には従っていない。それどころかペペによって「キリシュタリアと異星の神の最終目的は異なる」ことが明かされた。

本人としても、この誰も正体を知らない存在に人類の歴史を委ねるつもりは全くない様子。曰く、異星の神に対する交信手段がまったくないうえ、異星の巫女も何も喋らないため、意思疎通を図る手段がないとのこと。


カイニス

一騎打ちで撃破して使役することになったサーヴァントで、特使として各地に派遣するほどその能力を買っている。カイニスは戦士という立場を望んだうえ、オリュンポスに配属されることを嫌っていたため、アトランティスの前線に配備させている。

ただ、カイニスとの間には奇妙な信頼関係があるらしく、カイニス自身(本人曰く)不遜な態度を取りつつも他の人間に対するよりもある程度抑えているのは、キリシュタリアの内情や肉体的事情、彼の真の計画と結実後のキリシュタリアの末路を全て説明され理解した上でのことであり、オデュッセウスからは不思議な間柄だと言われている。

なお、異聞帯での経験を通して何か影響を受けたのか、とキリシュタリアに問われた際に、「オレをどうにかできるヤツなんざ、世界中探してもお——」と言いかけている。


ディオスクロイ

カイニスと同様にキリシュタリアが使役することとなったサーヴァントで、カイニスとは違って「正しくオリュンポスに属して」おり、忠誠心・戦闘力もこちらのほうが高い。カイニスが戦士ならこちらは副官であり、キリシュタリア-ゼウス間の思考共有を円滑にする役割を担い、主にオリュンポスを持ち場とする。

ただしキリシュタリア自身は、二人の忠誠が「ゼウスが認めた者」に対するものであって、「キリシュタリアという人間」に対してのものではないことを察知しており、カイニスやゼウスに対するように信頼を向けていたわけではない。(キリシュタリア自身も彼らとの仲をより深めたいと思っていたが、彼らの憎悪を受け止めるだけの度量が無かったと自嘲している。あるいは主人公であれば二人の憎悪(よわさ)を解けたのかもしれないとも)


ゼウス

担当異聞帯の王。一度ゼウスと戦った際に、自らの技でゼウスを下している。ゼウス本神は「自身に驕りがあった」としつつも負けは負けと認めており、以後の勝敗を問わず"対等"と認め、そう扱わさせている。

最終的な目的の違いこそあれ、その関係は”盟友”と呼んで間違いないものであり、ゼウスが倒れた後に降臨した異星の神を排除するなどして、異聞帯を守り切った。


オフェリア・ファムルソローネ

第2部2章時点において確認できる限り、キリシュタリアと異星の神とのやりとりを見た唯一のクリプター。

キリシュタリアは彼女を「戦力において私を遥かに上回る優等生」と評しており、自分とオフェリアの異聞帯が最後の二つとして残るのが理想だったようだ。オフェリアの担当する北欧異聞帯は、1柱とはいえ旧神が残っており、新しい歴史を作り上げるに都合のよい「稀有かつ重要な異聞帯」であった。

異聞帯同士の対決において完全勝利を目指していた彼は、1人でも同志を必要としていたが、北欧を滅ぼしかねないスルトは残すよう助言をしていた。その真意は、万が一の事態になった場合にスルトをクリプターの切り札にする為であった。

彼女の死後、「彼女を過大評価して重責を押し付けてしまった」「君には、私が偉大な人物に見えていたかい?」と、周りに誰もいない時に独りごちている。


カドック・ゼムルプス

キリシュタリアへ羨望と嫉妬を向けるクリプター。彼はあらゆる面で過酷な異聞帯を担当することになり、恵まれたキリシュタリアの異聞帯へは届かないと思いつつもあがき続けていた。

キリシュタリアは、自身に対してカドックが抱く劣等感や苦手意識を理解しており、自分が激励を送るよりオフェリアが諭した言葉の方が効果があったのだろうと述懐している。また、カドックの担当する異聞帯を「強い歴史」と評した。


ベリル・ガット

キリシュタリアの担当異聞帯が恵まれ過ぎていることをよく皮肉交じりに茶化すベリルだが、それに対して一定の理解を示している。さらにキリシュタリアは、ベリルの快楽殺人者という性質も含めて買っているという。曰く「自分を騙すのが得意な男だから、イヤな仕事ほど真摯にやり遂げようとするだろう」とのこと。

後に、自分達にとっても不都合なブリテン異聞帯を自滅させる算段をベリルに依頼していた旨を明かす。事が済み、自分の元へと避難してきた彼を受け入れている。


芥ヒナコ

冷静沈着な人物という印象を持っている様子であり、異聞帯の王の対応に疲弊するさまを見た際に、芥がポーカーフェイスを保てなかったことに驚いていた。

ちなみにキリシュタリア本人は、その王に対して関心を寄せているようで、一度直接話をしてみたいと考えていた。

とある場面でお互いの素が明らかになった際には昔の友人に似ている」彼女からすればかなり高い評価をしている。


スカンジナビア・ペペロンチーノ

ペペは非常に親しかったオフェリアが落命した状況でも、ただ一人、手向けはしつつも自分のペースを全く崩しておらず、その安定した精神力はキリシュタリアにとっても助けになっている。

2部5章前編の段階では、機能している空想樹がキリシュタリアの異聞帯のみになっており、(切除されたとされるベリルの空想樹はともかく)まだ何の報告もないデイビットの空想樹の姿が確認できないというイレギュラーな状態になっていた。それをキリシュタリアは定例会議で黙っているつもりだったが、ペペにはあっさりと見破られてしまい、観念した様子を見せた。


デイビット・ゼム・ヴォイド

コミュニケーションは必要最低限に留める控えめな性質の一匹狼といった人物で、敵に容赦しない冷徹さを持つデイビットだが、同じく異常な力を持つキリシュタリアとは、神話談義をするくらいは仲が良かった。

さらにキリシュタリアは、万が一自らが倒れたら、後を任せるのはデイビットだというほどに実力を評価している。

そして二部黒幕の計画に対し、「どちらか一人になり、カルデアを打倒しようとする時、彼らにもその情報を開示する」という暗黙の了解も決めていた。

ゲームの8周年キャンペーンのガチャにて実装された概念礼装『シャスマティス』のテキストではキリシュタリアがデイビットをオーロラの鑑賞に誘い、2人で夢を語らい笑い合ったという情景が描写されている。キリシュタリアは助けてくれた少年との出会いで、デイビットは天使の遺物の所為で“生まれ変わった”という共通点が存在する。


コヤンスカヤ

異星の神陣営のアルターエゴの一騎だが、他のアルターエゴやクリプターをバカにして舐めきっている。例外なく言いがかりをつけてくるものの、キリシュタリアは彼女に仕事を与える等、寛容に接している。

しかし、コヤンスカヤのいない状況でオフェリアに対しての思いを述べていたりしていることから、寛容な態度とは裏腹に信用はしていない模様。

彼は異星の神そのものを信用していないのだが、コヤンスカヤについては「根っからの観客」「武器を必要とする者に、必要とするより少し足りない量を提供する商人」「異星の神と上下関係を持たない立場であり、敵でも味方でもないが、最後に排除すべき害獣」という認識である。


マリスビリー・アニムスフィア

かつての師父。時計塔の十二の君主の一人。キリシュタリアは「マリスビリーの一番弟子」とされる。

かつてマリスビリーが抱いていた何らかの企図を「机上の空論」と形容しながらも、キリシュタリアは自分がそれを現実のものとする事を心に誓っている。


主人公

順当にいけば後輩となるはずだった人物。自分たちの代わりに人理修復を成し遂げたマスター。スペックこそ一般人に毛が生えた程度でありながら、この功績を成し遂げた重大さ(他のクリプターが7つの特異点を踏破する前に脱落し、最終決戦はいつもキリシュタリア1人になるほど過酷な旅を魔術師とすらいえないヘボ一般人がたった1人で成功させている=マスターとしては少なくともキリシュタリア並、或いはそれを上回る実力ということになる)をキリシュタリアは理解しており、デイビットからの報告と結びつけたことで、内心期待を寄せるようになる。

後に、極限状態でも泥臭く何度でも立ち上がるその雑草の如き強さを実際に体感した彼は、デイビットに並ぶ「自分以上の適任者」であることを認めるに至った。

主人公の方は、あらゆる点で自身の上位互換である彼と、どこまで行っても「分不相応な代役」でしかない自分との差を実感し、今後の展望にも若干の変化が訪れたようだ。


オルガマリー・アニムスフィア

本編では関わりは描写されてないが、第2部後期opにてオルガマリーとすれ違った際に彼女の方を振り向いている事から、何か思うところがあった様子が窺える。


余談

名前について

  • 語感から、キリスト教の開祖『イエス・キリスト』と、北欧神話の最高神『オーディン』が由来なのではないかと言われている。あるいはドイツ語のKirsch=桜の意とも言われる。
    • 2017年の年末アニメFGO MOONLIGHT/LOSTROOMでは Kirschtaria Wodime というスペルが判明している。Wodan=ヴォーダンも同じくドイツ語でのオーディンの呼称である。
    • これまでのストーリーにはキリスト教やオーディンに深く関係している人物が多数登場している。

カイニスの所感として「汎人類史の一代宗教であれば適切な比喩がある」と連想している場面があり、あくまでこの世界観におけるものとはいえ、一代宗教のイメージを窺わせている。


ファンからの愛称は「キリ様」や「キリシュ」など。


ユーザーからの印象の変化

初期段階では、せっかくの自分達の成果、及び魔神王との決着やその変化そのために払った犠牲の全てを無に帰された事から多大なヘイトを集め、「名門家系出身の優秀な正統派魔術師」についてのFate過去作品での扱いやその態度を鑑み、更には全七章の五章担当(ラスボスではない)ことなどから、「イキリシュタリア」という蔑称が付けられるなど、OP映像での悪役顔も相まってかませの末路を迎えるだろうと多くの者が予想した(ロード・エルメロイⅡ世の事件簿空の境界などの他作品での設定から、必ずしも低い扱いにはならないと予想するコアな層も居たが)。

しかしストーリーが進んで彼の人となりが明かされるにつれ、ユーザーの多くが「そんな態度をとる風に見えない」と疑問を抱くようになり、OP製作スタッフに情報が行き届いていなかったのではないか、という説すら出てくる。


そしてオリュンポスでさらにその真相が明かされたことによって、それを知ったユーザーたちは別の意味で彼はそういう顔をするかも…と大体意見が一致することに。


キャラクターデザイン担当のこやまひろかず氏のツイート曰く、菌糸類の偉い人にはデザイン当初から「かませにはならないから」と言われ続けており、それがキリシュタリアメインのサウンドトラックイラストにも繋がっていると言う。


人理修復への適性

ファミ通の公式インタビューで出された「主人公の代わりにAチームの誰か1人が生き残った場合、誰が人理修復を成し遂げるか?」という質問に対して、個人で成し遂げられる可能性がある人物としてキリシュタリアとデイビットが挙げられている。


このことからも見て取れるように、この2人は優れた能力を持つだけでなく、精神力も兼ね備えている大器であることを証明した。


詳細は後述するが、彼は人理修復を間違いなく成し遂げ、またそれがとても厳しい道のりであることを、ある意味では主人公やカルデア以上に理解している人物でもある。


ただし、キリシュタリアが汎人類史側として第2部の展開を迎えた場合、異聞帯攻略も半分程はクリア出来るが、最終的には「クリプターである時点で勝てない」という意味深な回答がなされた。

クリプターという呼称は人理漂白を企てる前の時点で師マリスビリーから付けられたものであり、クリプターというものが「異星の神によって蘇り、異聞帯を拡張する存在」以上の何かであることを匂わせている。


2部6章までで判明している事柄を振り返ってみると、クリプターに有って他の面々に無いものといえば「大令呪(シリウスライト)」が挙げられ、これは発動したが最後、使用者は絶対に助からない性質を持つ。そしてマリスビリーは「他人の大令呪を強制発動する方法」を知っている。

異星の神とマリスビリーにもし何がしかのつながりがあれば、確かに「クリプター」では勝てる道理のない状況が出来上がる可能性が高い。


林檎農家?

オリュンポス開幕直前キャンペーン

キリシュタリア本格登場エピソードである2部5章の前編、後編共に、開幕直前キャンペーンが行われている。

その際、彼のイラストが載ったバナーと共に、AP回復アイテムである黄金の果実が配布された。黄金の果実は外観が林檎に似ているため、一部ネット界隈ではキリシュタリアは林檎農家のようだと言われた。

特に後編開幕直前の際には、同時期にブームとなっていた林檎の歌と絡めたイラストや動画も見られた。

みんなのりんごくれるお兄さんの動画に使った絵

なお、担当異聞帯であるギリシャの神話においては、アタランテパリスのエピソードがあるように、黄金の林檎というのは割と英雄達に縁があるアイテムでもある。

竹箒日記では『みんなのりんごくれるお兄さん』と言われている。外部リンク


担当声優

キリシュタリア役の斉藤壮馬氏は、奈須きのこ氏が参加したTRPGレッドドラゴンにおける、氏のプレイヤーキャラクタースアローのCVを務めており、同作を踏まえての指名だったことが九条ケント氏よりコメントされている。


関連イラスト

キリシュタリアキリシュタリア・ヴォーダイム

Bane of the Gods人類を信じたひと

【FGO】たからもの【2.5-2ネタバレ】彼の星は、



関連タグ

Fate/GrandOrder Cosmos in the Lostbelt

人理継続保障機関フィニス・カルデア 異星の神 神代巨神海洋アトランティス 星間都市山脈オリュンポス 神を撃ち落とす日

中性的 金髪 美形悪役 エース 天才 玉座 ダークヒーロー 理想の上司

セファール(Fate) 都市 繁栄 ギリシャ


レイ・スターリング:中の人繋がり&不屈キャラ繋がりのInfiniteDendrogramの主人公。ちなみに原作者の海道左近氏もFGOユーザーである。

























この先にはFate/Grand Order第2部5章後編「星間都市山脈オリュンポス」に関する重大なネタバレが含まれます。












彼の人生を変えたもの

15歳の頃の彼は、当たり前に魔術師としての才能を持ち、「美しいもの」を生み出す為にと邁進する少年だった。

路傍の浮浪者を見ても、そこにありながら見ないふりをする程度には。


だが、春のある日の夜、暗殺者に襲撃された。それに気付けなかったのは、父の手による身内の襲撃だったためである。

親が子を襲った事実に衝撃を受けつつ、魔術師として再起不能なほどの重傷(この時彼が喰らったのは『魔術師殺し』と名高い魔術師が用いるものと同じ魔術回路そのものを傷つける毒であり、今もなお傷が完全に癒えることはなく、手には皺が刻まれ身体は痩せ細っておりカイニス曰く「痩せ具合で言うならうちのプロメテウスといい勝負」とのこと)を負ったまま逃げ延びた彼が、次に目が覚めたのはカビ臭く薄暗い狭い部屋。そこには、今までの生活の中で見なかったことにしてきた浮浪者の少年がいた。

最初は父の手先による監禁かと思ったが、それは違った。浮浪者の少年が、彼を助けようとしていたのだ。


それからしばらくの間、キリシュタリアを「キレイ」だと言った少年と共に過ごし、傷が癒えるのを待った。その間、少年が持っていたカビだらけのパンで生を繋いでいた。

襲撃者から生き延びることができたのは、少年がなんらかの魔術師から流れてきた隠形の礼装を持っていたからだ。


そして数週間後、少年がカビの生えてない新鮮なパンを持ってきた。だが、少年はキリシュタリアにパンを渡すと同時に倒れた。身を隠す礼装をキリシュタリアに預けたままパンを盗みに行ったために存在がばれてしまい、ひどい暴行を受けたのである。

命に関わるほどの大ケガを負いながらもパンをキリシュタリアに渡し、彼は静かに息を引き取った。キリシュタリアを「キレイ」だと言いながら。


无题


この時を境に、キリシュタリアは自分の愚かさと訣別した。

今まで持っていた価値基準が、現実を何も理解できていなかった何よりの証拠だという事実を悟り、これからの人生を、少年が見せてくれた真の人間の美しさを追求すべく使うことを決めたのである。



戦いの結末


私は、私の全能力を用いて、ギリシャ異聞帯をこの星の未来にする


彼の「人類を神へ昇華させる」という計画は、彼にとっての神代の実現であるが、同時にそれはギリシャ異聞帯の王たるゼウスや、自身を監視する異星の神からの疑いを言葉巧みに逸しつつも、これらと相容れない目的を達成する手段のつもりで考案したもの。


特に彼の場合、異星の神にとって唯一必要な人物と認識されており、当初唯一の蘇生対象だったことから生存権を直接握られ、表立った反逆が不可能なばかりか、面従腹背にも慎重に慎重を重ねる必要があった。

既に脱落したクリプターに対しても、大令呪(シリウスライト)をそのまま残したり、「自分に情報を伝える必要はない。下手をすると自分が罰しなければならない」と警告していたが、これも異星の神の目から他のクリプターを守る為だった。


そこで、異星の神と交わした「空想樹を育てきる」という契約内容に着目し、「空想樹の中身に手を加えてはいけないとは言われていない」という盲点を突いて、三体目のサーヴァントであるアトラスを空想樹内部に留置させる。これにより「空想樹は他の神によって先約済み」という状況が完成し、アトラスを排除しなければ他の神がここに降臨することは不可能となった。

本来マゼランと名付けられていた空想樹が「アトラスの世界樹」と呼ばれているのはこのためである。


同時に、この状態で魔術を起動することで、全人類を機神をも凌駕する生命へと昇華させる術式が作動。完全に昇華が終われば、その時こそ汎人類史は塗り替えられ、これがキリシュタリアの計画の詰めであった。


しかし、彼の思惑とは方向性を決定的に異にする者が一人いた。水面下で協力関係にあったはずのベリルである。

彼も彼で異星の神への対策を独自に行っていたのだが、両者の行動タイミングが重なったこと、およびベリルの取った手段がマゼランへの攻撃だったため、キリシュタリアの計画は最後の最後で突然の瓦解を迎える。


後に明らかになったが、ベリルに伐採を指示したはずのブリテンの空想樹セイファートは、当地の異聞帯の王によって中身を吸収される形で既に枯殺されていたらしく、更にベリルは空想樹同士を結ぶ天幕のネットワークを利用し、枯死したセイファートを燃やす事で天幕を通じてマゼランへ延焼させた。

同時に、計画の全貌を「間が悪く」ベリルに聞かれていたことで、ベリルにとって彼は邪魔者でしかなくなり、暗殺されそうになる。


背後からの一撃は躱せたものの、オリュンポスを標的にしてブリテン異聞帯からロンゴミニアドを放つという奇策にハマり、これを防ぐべく術式を展開したところ、隙だらけの身体に致命傷を負わされてしまう。

それだけでなく、空想樹の炎上でアトラスを護る力が失われ、アルターエゴによってアトラスが倒され、『異星の神』ことU-オルガマリーの降臨を許すことになる。


致命傷を負いはしたが、魔術刻印の刻まれた身体は簡単には倒れない。空想樹を焼き尽くされ、オリュンポス全てを養分に変えるU-オルガマリーに対し、オリュンポスを守るというゼウスとの盟約を果たすため、キリシュタリアは大令呪を発動。U-オルガマリーに一撃を加え、この異聞帯から追い払うことに成功した。


大令呪を使ったことで死が秒読み段階となった彼は、もはや胸から下の胴体すべてが失われた状態で、一番信頼していたサーヴァントを傍らに、かつて自身と他の六人を蘇生させるために異星の神から課された、「世界の終わりとの戦い」を思い出す。


それは、カルデアのマスターが辿った道とほぼ同じ、特異点解決による人理修復の旅であった。

蘇生させる人物の内世界にシフトすることで、シミュレーションではあるものの、蘇生対象と二人きりでの人理修復の旅を、彼は全員分繰り返していた。実際の人理修復の戦いほど過酷ではなかったが、相方が途中で脱落するケースも多く、それでもキリシュタリアは仲間の分だけ、最後まで戦い抜いた。

蘇生された他のメンバーからその記憶は失われるため、キリシュタリアはそのことを夢として胸にしまっておいたのだが、「Aチームのみんなで世界を救いたかった」という悔いだけは燻っていた。この思いは要所要所で示唆されており極秘ファイルのパスワードにクリプターの頭文字である「KKOAPBD」を設定する程(ペペロンチーノのはスカンジナビアではなく下の名前の方)

なお、カドックは記録を閲覧した際に見たのか唯一このシミュレーションの事実を後から知っており、2部7章で主人公一行にも明かされマシュは「キリシュタリアさんならそうすると思います」と評していた。


マスター、良い夢を


全人類を神に昇華する計画は、キリシュタリア自身は神になれないという根本的な欠陥を抱えたまま進行していた。

事前に計画を聞かされていたカイニスは、当初「詐欺同然の愉快な計画」と乗り気で、キリシュタリアがこの計画を実行しようとする理由を「延命の為」と思い、「そりゃ必死になる」と嗤っていたが、直後にこの欠陥を当の本人から聞かされ、「コレだけの代償を払っているのに最期の最期に自分だけが世界に置いていかれる事が確定しているなどそんな酷い話があるか」と心中で嘆いていたほど。

しかし、当のキリシュタリアは計画の達成を見届けた後、悠々自適に隠居生活を送るつもりだと嘯いており、自分が「人類最後の人間」となって新たな人理の船出を見送り、その先にある真の世界の調和と進化を託すつもりだった。


「人間は、みんな頑張っているんだよ」


今際の言葉に至るまで、彼は最後の最後まで、人間の揺るぎない強さを信じ続けたのだ。



ベリルからは、「リーダーとして忙し過ぎたことでブリテン異聞帯を直接訪問する機会を得られず、自分にブリテンを任せることが危険だと気付かなかったことが隙を生んだ」と指摘されている。皮肉にも、キリシュタリアのプロフィールでの嫌いなものである「事前調査不足による失敗」が最悪の形で自分に降りかかったと言えるだろう。人間性を信じたキリシュタリアにもう少し時間があれば、結果的に的中していたオフェリアの報告の重要性に気付けたのかもしれない。


更に皮肉な話だが、異星の神の当初の予定通りなら、キリシュタリアのみが蘇生してベリルが存在しないうえ、不安要素であるブリテン異聞帯も存続していないため、キリシュタリアの計画は滞りなく成功する公算はあったと思われる。とはいえ、最終段階に移る前の時点で神の降臨を確実にするためのアルターエゴが既に登場しているので、ベリルの邪魔がなくても万全とは言えない。



こうして彼の戦いは敗北に終わったのだが、U-オルガマリーにとって彼の行動は無視できるものではなかった。

「人間はより強い存在に傅くのが当たり前」と考えていたため、自分に攻撃を仕掛けてくる人間がいる事実は完全な想定外であった。大令呪による攻撃でも傷一つ付かなかったが、それでも人類が脅威たりうる存在であると認識を改めたのは確かである。


後に明かされた大令呪の全貌として、発動後にエリア自体を爆縮させるよう設計されており、これが起動すれば大西洋異聞帯そのものが吹き飛んでカルデア陣営も一巻の終わりであったが、彼は大令呪を使うタイミングを間違えていなかった。ベリルから致命傷を受けてから発動させたため、異星の神を攻撃する効力を発揮させたのち、爆弾としての機能が発動する前に死亡したことで大令呪は停止。オフェリア同様、カルデアを的確に後押しするよう、自分の置かれた状況なりに大令呪を使いこなしたのである。



また、竹箒日記によると、2部5章で「クリプター編」が終わった事が明かされている。その枠組みで見れば、彼は名実共にラスボスであったと言えるだろう。



本来の彼の性格

2部に入って間もない頃から、キリシュタリアについてはプレイヤー間で「シリーズにありがちな慢心丸出しのエリート魔術師ではないのでは?」という推測はそれなりにあった。


それでもって2部5章でついに本来の人柄が明かされるのだが、ストーリー中に垣間見える素の姿は、非常にノリがよく要所要所で天然ボケを連発する愉快な男という斜め上のものであった。

魔術師の資質、リーダーとして、人としての器量など、どれ一つ欠けることのない傑物であったのに違いはないが、物語が進むにつれて見えてくる能天気な一面はたびたびプレイヤーの笑いを誘った。


プレイヤーが意表を突かれたのと同様、カルデアにいた頃はAチーム全員からそれぞれ異なった意味でその人柄を誤解されていたようで、彼らがキリシュタリアの一筋縄ではいかない人物像の内側を初めて理解したのは、クリプターとして蘇生した後だったようだ。


具体的には

  • カドックに「話の途中だがワイバーンだ!!」と対処を振る
  • ヒナコに「君がアレとはなぁ、流水を渡れなかったり?」とひたすら擦りまくって怒られる
  • 異星の神とのやりとりを見て心酔した後のオフェリアに「キリシュタリア様」ではなく「ヴォーダイム」と呼ばれるレベル程度に評価が落ちる程はしゃぐ

などなど。


「OPの悪役面は撮影用にノリノリで作っていた表情だったのでは」

チェイテ城とかめっちゃ楽しんで攻略しそう」

「いい感じの木の棒拾いそう」

「修学旅行で木刀買ってはしゃぐタイプ」

高杉枠かと思ったらヅラ枠だった」

といった具合に、関われば面白楽しく、良き友人となれる人物だったという評価が激増。

それだけに彼の退場を惜しむ声は多かった。


2部における章クリア報酬としておなじみになった概念礼装も、「共に明日を」という題名となっており、マカリオス&アデーレや宮本武蔵と共にキリシュタリアやカイニスも集まって過ごしている様子が描かれている。


ネタバレ込での関連タグ

天然ボケ 残念なイケメン おもしれー男


織田信長

「プレイヤーの腹筋を度々焼却しに来る」「ツッコミ役の相方がいる」「実力自体は高レベル」と共通点が多い。


天草四郎

人類救済を望む英霊。キリシュタリアは『神への昇華』という方法を取ったが天草は第三魔法による救済を望んだという違いがある。(様々な事情がありお互いに理想が叶う事が無かったという点は共通している)


妖精國妖精 ミクトランディノス

異聞帯における霊長

前者はキリシュタリアの理想の負の側面(人以上の存在になる事が最悪の方向に行き着いた場合)を強調、後者は正の側面(理想通りの進歩を遂げた場合)を強調した存在と言えるだろう。(尤も、当のディノスは汎人類史の人間の在り方を学んだ後に自身達の在り方を「みんなが凄いのなら結局誰も凄くないし誰のことも特別に扱ってはならない」「差別しない比較をしないのが行きつくところまでいけば誰の死も悲しむべきだし、同時に誰の死であろうと悲しむべきではない」「自分達は正解を選んだのではなく、何も選ばなかったから間違わなかっただけ」と評しているが)


後に描かれたユーザーのパロ例

キリシュタリアとハロウィンイベやりたいVRゾンビゲーで遊ぶキリシュタリア

叶うならAチームのみんなと世界を救いたかった一緒にMyCraft Lostbelt!

ホントになんでこうならなかったんだ


















そして2022年のお正月。新年特別パネルミッションが開催されたが、そこで公開された概念礼装『初詣に行こう』には、リヨ絵でAチームのメンツとその契約サーヴァントの一部が初詣を楽しんでいる姿が描かれた。


それだけならいつものリヨ礼装でハイおしまいだったのだが、話題となったのはそのテキスト。




夢を見た。意識の灯りが消え去るその刹那に。




そう。この礼装絵、彼が今際に見た夢なのである。

彼が憧れたのは、ごくごく平凡でどこにでもあるような、それでいてとても温かな景色であり、同時に絶対に実現しない幻である事実を突き付けられ、新年早々目頭を抑える事になったプレイヤーも少なく無かったとか。

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