「虚空の神よ、今人智の敗北を宣言する。眼は古く、手足は脆く、知識は淀んだ。最後の人間として、数多の決断、幾多の挫折、全ての繁栄をここに無と断じよう。この一撃をもって、神は撃ち落とされる。変革の鐘を鳴らせ!『冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー・アニマアニムスフィア)』!!」
概要
『Fate/Grand Order』に登場した魔術。
使用者はキリシュタリア・ヴォーダイム。
星読みの一族である天文台「カルデア」の長・アニムスフィア家に伝承される秘術。
「理想魔術」と呼ばれる、本来であれば完成を見ない不完全な「魔法」に匹敵する大魔術。
そのルーツを神代より以前に由来するもので、現在の地球では理論が語られるのみで発動できない。
魔術で大量の隕石を落下する攻撃、言わばメテオ魔法。『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のオルガマリー・アニムスフィアも同じタイプの魔術を使っており、実際5章オリュンポス編におけるキリシュタリア版の詠唱もオルガマリーと同じ。
ただしキリシュタリアのそれは規模が凄まじく、天に幾重もの魔法陣を展開し、その陣が放つ魔力によって無数の隕石を呼び寄せて周囲を消滅せしめるほどの破壊力を示す。これはキリシュタリアがクリプターとして異星の神からのバックアップを受け、さらに異聞帯そのものを魔術回路として利用することで、本来なら完成し得ないこの魔術を「完成させた」状態で行使しているからである。
「神代巨神海洋 アトランティス」でカルデア一行と交戦して使用した際には、戦闘のあった島一つを地図から消している。
ゲーム中の効果
アトランティス編のキリシュタリア戦は負けイベントなので、なんと対粛正防御を無効化してこちらを全滅する。台詞はこのイベント専用のものとなっている。
オリュンポス編での効果「全体攻撃+最大HP減少」になる、他の攻撃弱体効果がないので、それを凌げば引き続きキリシュタリアのHPと回数防御強化を削れる。
ゲーティアと同様「初手で人理装填」と「チャージスキルをランダム使用」の行動パターンを持つ他、二本のHPゲージがブレイクされるともう一度フルチャージ+宝具強化して本技を使ってくる。
敵専用宝具だが専用BGMが用意されている。
TIPS
なお詠唱は二通りあり、記事冒頭のものと以下のものがある。
星の形。宙の形。神の形。我の形。天体は空洞なり。空洞は虚空なり。虚空には神ありき
【訓:スターズ。コスモス。ゴッズ。アニムス。アントルム。アンバース。アニマ、アニムスフィア】
これは2部開始時のPV冒頭でも、カルデアスがシステム音声として発している。