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氷に閉ざされた獣たちの国。

咆哮轟く凍土の地で、新たな戦いの狼煙が上がる。


初めに

このシナリオは、2022年2月に発生したウクライナ侵攻によって、非常にデリケートなシナリオとなっております。

そのため、当シナリオを、ウクライナ侵攻と結びつける等の行為、およびそれを題材にした作品のpixiv内の投稿は絶対にやめましょう。

また、このシナリオに登場するサーヴァントをウクライナ侵攻と結びつけ、それをpixiv内に投稿するのも、絶対にやめましょう。

また、出身がロシア系統のサーヴァントを、ウクライナ侵攻と結びつけ、批判、もしくはネタにする行為も、絶対にやめましょう。


行き過ぎた風刺は、風刺ではなく、ヘイト創作となります。

pixivを利用するすべての利用者が気持ちよく利用できるように心がけましょう。


概要

ロストベルトNo.Lostbelt No.1
分岐基点時代A.D.1570?
異聞深度D
場所ロシア・モスクワ近郊
キーキャラクター獣国の皇女
クリプターカドック・ゼムルプス
章クリア報酬概念礼装「異端のヤガ
シナリオ担当非公開

Fate/Grand Order』第二部「Cosmos in the Lostbelt」の第一章。


ストーリー

その日、未来は跡形もなく片づけられた。ソラからの侵略の手で人類史は白紙に戻った。

我々の功績は不正解だったと断定され、汎人類史は過去にすら計上されず、天文台は凍結し、世界は七つの異聞に分断された。

そして────

三ヶ月の沈黙を破って、虚数の海から最後の人類が浮上する。

彼らが挑むは極寒の歴史に閉ざされた新世界。

2018年4月。いま、全てを取り戻す戦いが始まる。


ゲーム内において

年末に配信された序章から続くシナリオであり、カルデアを襲撃した敵メンバーの全てもそのままこのステージに続投している。

解放条件は「終局特異点のクリア」となっているが、ストーリーは1.5部の内容も前提で進められているため可能な限り配信順のプレイを推奨。


今章の実装に伴い、タイトル画面やホーム画面が第二部仕様になり、「フレンドポイント」召喚では新規の☆2以下の概念礼装が追加された。

1.5部と異なり、パーティサーヴァントによる絆ボーナスと真名隠しシステムは廃止される。


また、第2部の始まりだけあって、「プレイヤーを引き込むための“物語の第1話”として必要なインパクト」を持った章でもある。

「規格外の低温」「獣人姿へと変えられた住民」というわかりやすい組み合わせの大規模な異変に見舞われた舞台であり、プレイヤーに異聞帯とは、自分たちの知る環境とは決定的に異なる世界」であることを印象付けている。


登場する敵については、極寒の環境に適応した魔獣の他にも、前述の「獣人姿へと変えられた住民」の一部勢力が敵対し、エネミーとして戦う事になる。


登場人物


特徴

第一異聞帯・ロシア

450年前に隕石落下を原因とした大寒波によって再び氷河期を迎えた極寒のロシア。

その平均気温はマイナス100度前後という永久凍土の世界。人類種では生存すら不能な環境と化してしまい、元より極寒のロシアを除いて人類は全滅、ロシアですら人口の約九割が失われた。


生き残った人類は時の皇帝(ツァーリ)「雷帝」主導の元、魔術師によってヒトから「ヤガ」と呼ばれる人間と魔獣の合成種へと生まれ変わり、同じく亜零度の天地に適応した魔獣とともに、強きものだけが食べていける「強食」の過去に留まる他を許されなかった。「弱肉強食」ではないのは、弱者は肉にすらならないという考えからである。


その合成種へ至る過程は品種改良の要領だったが、肉体的・精神的にあらゆる方面で弱い部分を持つ者あまたを糧とし、あまりにも多数の犠牲の上にようやく完成した。ヤガの語源はスラヴ圏の伝承にある、人を食い殺す魔女「バーバ・ヤガー」。つまり、多くの人を犠牲にしてやっと完成したという事実を忘れないための命名らしい。


ヤガは、汎人類史の人類なら無策で外出すればわずか2分で絶命するようなこの寒さを生き抜く強靭な肉体を持っており、また人類と違って出血多量では死なない。動脈を切断されても血管が自動修復されるほか、出血多量に反応して血管そのものが新しく生成されるため、出血多量で血液不足になること自体がそうそうない。また、病気の類にも強いらしく、感染症には罹らない。


その代わりにカロリー消費量が半端ではなく、汎人類史の人類と比較した場合10倍の食事が必要。人類なら水分があれば数日は持ちこたえられるところを、ヤガだと水分の有無問わず食事が無ければ3日で餓死し、そうでなくても満足な量を食べないとこの環境の前では凍死してしまう。

そのため、この極寒で狩猟生活をせざるを得ない現状では、その高いエンゲル係数のせいで食糧も金銭も貯蓄がままならない。その中で命がけの食糧確保をせずに食料を確保できる商人の存在は重要であるが、その中にはどんどん跳ね上がる法外な値段をつけてくる悪徳商会も存在する。


また、高齢になり体が弱ってくると近親者の顔すらわからなくなるほど認知力が低下してしまう他、戦いで勝てない相手に対して心が折れやすいという面で、精神的な脆さもある。

コヤンスカヤが言うには、ヤガは「動物と人間を混ぜ合わせたせいで、動物の無垢さも人間の豊かさも失われ、環境適応するためだけにお互いのいい所を打ち消した」とのこと。


普通の動物がほぼ絶滅し、蝿さえどんな肉にも喰らいつく獰猛な進化を遂げたこの世界では、主な食料は毒入りの魔獣となっているなど、生物が生きのびるには厳しすぎる環境に加え、雷帝は眠り続ける事で殺戮猟兵を無限に召喚するという力を持ち、首都から遠くに住むヤガ達は僅かな日曜の糧を納税したり、少しでも反乱の兆しがあれば報告してその芽を摘まなければならないというディストピアが成立している等、あらゆる意味で人々の暮らしは厳しい。


支配体制に乗じて私腹を肥やすような世渡りをする姿も見られないことから、ヤガたちにとっては例外なく「つらいことしかない世界」であり、彼らの表情には笑顔というものが存在しない。当然娯楽の類も全く存在せず、活動する悪徳商会や強食の考えもあって、ヤガ同士の潰し合いも年々増加している状況。ヤガの生存サイクルは刻々と短くなりつつあった。


浮上した謎

第六の異聞帯までを超えてきたカルデアだが、その観点でこの異聞帯を振り返ると他の異聞帯とは根本的に異なる異常性が存在する。

これまでの異聞帯は異聞帯の王達の為政者や他の分岐点に大きく関わる者が汎人類史とは決定的に異なる判断を分岐基点において為したために、結果として剪定事象ひいては異聞帯となった。

だが、このロシア異聞帯だけは人類をヤガに改造したという点では剪定事象にはなるが、そもそもヤガに改造しなければならなかったのは隕石災害という為政者やその他の者が関わる余地がそもそも存在しない災害のためにそうせざるを得なかった。

しかし、第七異聞帯が同じく隕石落下による生存圏破壊を起点に成り立ったことで、この第一異聞帯のそれも独自の異常性とは言い切れなくなった。


関連イラスト

永久凍土帝国きらきらひかる

では始めようイヴァン雷帝


関連動画


関連項目

Fate/GrandOrder Cosmos in the Lostbelt

異聞帯

ロシア  弱肉強食 恐怖政治 極寒 妬み 罪と罰 異端


非霊長生存圏ツングースカ・サンクチュアリ:こちらもロシアを舞台にしたシナリオ。


frostpunk:本章に酷似した世界観の作品。隕石落下疑惑極寒で狩猟生活、(アブラハム系の)信仰が失われたと共通点が多い。平均気温はともかく、嵐が来ると-150℃ともはやヤガでも生存が怪しい。トドメに氷河期の中でも最悪の全球凍結であることが明言されている、型月なら確実に剪定事象となる世界線である。


外部リンク

公式振り返り企画『Road to 7』


前後のストーリー

BackNext
序/2017年12月31日永久凍土帝国アナスタシア無間氷焔世紀ゲッテルデメルング

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