ここは世界の裏側。
あらゆる可能性を内包する想像上の空間「虚数空間」。
生還は絶望的な状況だ。
観測収束が招く強敵と狂気は、漂流艦を沈黙の死地へと誘う。
繰り返す、貴艦、艦名を告げよ─────!
概要
開催期間:2020年11月11日20:30~11月25日12:59
特異点名:凹型虚数怪理 イマジナリ・トレンチ
『Fate/Grand Order』の期間限定イベントの1つ。
正式名称は「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル ~ノーチラス浮上せよ~」
ファミ通2020年8月13日号の奈須きのこ氏のインタビューにより明言されていた、第2部の4.5章にあたるストーリー。
2部5章前編のプロローグにおいて示唆はされているが、主人公もマシュも何故か「凄い出来事があった」という印象しか覚えていなかった。
参加条件は2部1章のクリアだが、内容は2部4章の後日談のため、出来ればそちらのクリアを推奨されている。
シナリオ担当はゲストライターとして、ホラーサスペンスゲーム『レイジングループ』のシナリオや「FGOミステリー小説アンソロジー カルデアの事件簿 file.02」に収録されている『鎌切村忌譚』の著者であるamphibian氏。
2022年10月26日よりメイン・インタールードに追加された。
ストーリー
これは遡ること第5の異聞帯よりも少し前の物語───。
迫るキリシュタリアとの決戦に備えた「虚数潜航」の訓練中、
突如出現した謎の障害物との接触により、座礁してしまったノーチラス号。
虚数空間から脱出を試みる最中、一行はこの虚数の海を漂う「漂流者」と遭遇する。
「不可知なる海、虹色の夢の中で……待ってます」
ここは、世界の裏側。観測不能域。
最も浅くて深い陥穽。最も近くて遠い幽冥。
底知れぬ虚数の海から響く、呼び声の主とは───?
(公式より抜粋)
登場人物
新サーヴァントにして今イベントの主役。訓練のため契約をシオンから主人公に切り替えるが、予想だにしない状況へと陥り、帰還のために奔走する。
新サーヴァント。画家ゴッホを名乗る狂人めいた少女で、虚数の海を漂流していた謎の存在。
トリスメギストスⅡから最適解として選ばれた今回の訓練の参加者。
項羽はトラブル発生を事前に予測し対策を整えた後、リソース節約のため自ら休眠。
スカディはルーンで強引に水着姿に変身するも、無理があった為後方支援(2年後の夏イベにて、正式に水着化した)。
刑部は結界術を見込まれ、探索用射出ソナーとしてこき使われることに。
本格的なシナリオ参戦は初となる傾国の寵姫。
緊急事態に際し新たに召喚されたサーヴァントで、優れた聴覚をもって危険を察知する、が…。
訓練開始前に項羽から虚数の海へ適応する手段の作成を依頼されており、ガチでやばい案件として真面目に力を貸す。その結果出来たものは…。
後々に助っ人としてノウム・カルデアから召喚された面々。召喚直後に令呪によって通常霊基から水着霊基に変更させられた。
頼光とフランは敵艦迎撃、ラムダは味方のレスキュー担当。
ノウム・カルデアに残留している面々。
夜のドックで「フォーリナークラス」についての見解を語り合う。
留守番…のはずだったフォーリナー女性陣。主に後半戦で大騒動を起こす。
なお、唯一の男性は何も知らない保護者に引き留められたため不参加。
後半戦の助っ人として登場。
システム
MAPをプレイヤー自身が開拓していく、MAP探索型のイベントステージ。
「眩い魚鱗」「眩いヒレ」「眩い鋭歯」の3つのアイテムをリソースに、MAPの暗部を次々と晴らしながら虚数の海を進んでいく。
アイテムはそれぞれ対応する特効サーヴァントのクラスでドロップボーナスが変わるので、編成時にできるだけクエストに則したサーヴァントを編入させたい。
1マスにつき100pの探索ポイントが入り、探索ポイントに応じて報酬を獲得できる。
またMAP上には宝箱のある黄色いポイントからアイテムを回収でき、魚群や巨魚の影が見える赤いポイントには敵が出現する。
探索方法はクエストの進行次第で拡充されていく。
基本的にはサーヴァントをノーチラス号から射出し、着地点を含む特定範囲を探査する。
手段 | 範囲 | リソース |
---|---|---|
結界走査網 | 着地点+周囲1マス | 魚鱗10/ヒレ5 |
牛王招来・走査網 | 着地点+上下左右2マス(※敵影は探知不可) | ヒレ5/鋭歯10 |
PFS | 着地点+斜め四方2マス(※敵影は探知不可) | 魚鱗5/ヒレ10 |
今回の敵は一部のクエストで、一度攻撃しないと正体が分からないという厄介な仕様が存在する。
一応、チャージゲージの数からある程度の推察は可能だが、正体が不明なままだと宝具攻撃さえ微ダメージで耐えてしまうため、出現したらまずは手あたり次第ひっぺ替えすのが得策。
1発でも攻撃を与えればすぐさま正体を現すので、上手くやれば1ターン中で「正体看破→即撃破」も可能。逆にタイミングを誤ると、せっかくの宝具攻撃を耐えられた挙げ句、敵から怒涛のチャージ攻撃ラッシュを受ける危険を伴うので、自分に合った対策を練っていこう。
出撃時にストーリーの進行に応じて味方からの支援を受けることができ、戦闘をより有利に進めることができる。こちらでも魚麟・ヒレ・鋭歯をサーヴァントに応じて消費する。特にMAP上の敵影のエネミーでも「海域の主」といえる相手は、強力かつ解除不可のバフを有する。そのため出撃時に【推奨】のタグのある支援を積極的に活用することで、敵側のバフを封じつつこちらに有利なバフを付与して戦えるようになる。
本イベントの特効サーヴァントは主にフォーリナーやムーンキャンサーにまつわる者であり、水着イベントではないが全ての水着サーヴァントも対象になっている。
また交換礼装「ライク・ア・バード」を装備すれば特効効果でダメージが100%(限界突破:200%)アップ(=攻撃力2倍、突破3倍)になる他、恒常礼装である「イマジナリ・アラウンド」は+50%(限界突破:80%)、「虚数魔術」は+30%(限界突破:60%)のダメージがされるので、戦力が不足するマスターは特効サーヴァントとの溝埋めも可能。
メイン・インタールード版ではイベント特効・交換アイテム収集要素・フリークエストのオミットに伴い、探査をノーコストで行うことが可能になっている。
余談
9周年から制定された配信ガイドラインでは今年の9月1日にユガ・クシェートラと共に配信解禁された。
関連動画
テーマ曲:ハンナ・グレース『幻日』
関連イラスト
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禁忌降臨庭園セイレム:こちらもクトゥルフ神話を扱うシナリオ。
亜空大作戦スラングル:1980年代前半に放送されたSFアニメ。おそらくタイトルのパロディ元。
ミステリーハウス・クラフターズ:事実上の後日談。
前後のメインストーリー
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