――さあ。進め、賽は投げられた
プロフィール
真名 | ガイウス・ユリウス・カエサル |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 168cm |
体重 | 154kg |
出典 | 史実 |
地域 | 欧州 |
属性 | 中立・中庸・人 |
好きなもの | 女、ローマ、世界 |
嫌いなもの | セイバーとして召喚されたこと |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | しまどりる |
CV | 置鮎龍太郎 |
同じような言葉を三度続ける癖がある。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
メインシナリオでは、第1部2章『永続狂気帝国 セプテム』にて登場。
ネロと敵対する連合ローマ帝国側の皇帝の1人。連合ローマ帝国の在り方に歪んだものを感じながらも、自身の願いのために戦う。ガリアを占領し、ネロや主人公らと激突した。
真名
古代ローマ最大の英雄の1人である執政官、『ガイウス・ユリウス・カエサル』。
ガリア戦争やブリタニア遠征などで名を馳せた将軍にして、元老院と張り合った優れた統治者。
女神ヴィーナスの末裔にして、人ならぬ妖精との間にも子を成したと言われる色男。
史実では痩せ型体型だったそうだが、なぜか恰幅の良いデブになってしまっている。
昔は痩せていたらしいが、トリスタンからは「ストレス太りでは?」と推測されている。どうしてこうなった。それでも敏捷はBランクと体型の割に早い。動けるデブということか。
ちなみに、史実ではカエサルが太っていたことを示す文献もあるそうなのだが、敵対していた相手からの悪口のようなものなので信憑性はいまいちなのだとか。そもそも彼の本分は指揮であって武芸ではないため、セイバーとして召喚されて剣を振るわなければならないことには不満を感じる。
しかし下記のステータスを見てもわかる通り、サーヴァントとして十分な戦闘力は備えている。
史実では若年期に市民冠を授与されるほどの軍功を挙げ、恐らく最盛期であろうガリア遠征以後でも部下の盾を奪って前戦で先導したり、アフリカでは何故か某軍曹張りに新兵教育をしだしたりと……十分戦士としてのエピソードが残っている。あくまで出張りたくないだけなのだろうか?
聖杯への願いは「クレオパトラと再会して、彼女と息子カエサリオンを認知する」ことである。
もう陰謀とかいいから。息子抱かせて、息子。そして、ハロウィンイベントにて再会が叶ったのだが、彼女は愛した人が丸々と太っているのを見て気絶してしまったのだった。
人物
一人称は「私(わたし)」。
弁舌に長けた食えない男。野心家で、権謀術数に長ける。
大きな野望と恐るべき知性を備えた男であり、知略と弁舌の名手。扇動の天才。
数多の戦場を勝利に導いた優れた優秀な頭脳は軍略スキルの高ランク保持として現れている。
女好き。ローマも好き。当然ネロのことも好き。
世界が好き。クレオパトラのことも好き。
マスターに対しては不敵な言動を示すが、基本的には裏切ることはない。
嫌味混じりに述べる言葉も、あくまで本心からの忠告によるものである。
クレオパトラ登場前のイベントでは「何かあったら黒幕(カエサル)」と関連付けられるほどに変なトラブルを起こすことがわりと多い。しかもその内容が「特に意味も理由も解っていないのに、何か切っ掛けがあったら自分のやりたいように事を引っ掻き回して事を大事にする」というもの。
その結果、パラケルスス共々、何か小さなトラブルを題材にしたイベントでは大概何かやらかしているため、カルデアメンバーからも問題児扱いされており、特に「しゃべらせたらダメ」と言われるほどに強引に自分を正当化できるだけの話術を有するために一層始末に負えない。
なお、同じく厄介者扱いされやすい言動で知られるシェイクスピア曰く、「カエサルは死んでからが本番」とのこと。その一方でちゃんと適切な行動で主人公のプラスになった場面もあり、その気にさえなれば、世界的偉人の面目躍如といえる立ち回りを見事にやってのけている。
能力
軍人であり統治者、のちに「皇帝(Keizer)」の語源となったとされるだけあって、集団を統率・操作することに関しては右に出る者はいない。特筆すべきは弁説の腕前で、相対する人物を的確に鑑定し、その人物の欲望の急所を突いて巧みに誘導することに長けている。欲望に忠実な一方で、勝ち目がないと察するとあっさり見切りをつける潔さもあり、決して簡単に付け入る隙を与えない。
霊基再臨により身につける白いアーマーは大理石でできた腕・足鎧であり、彼の意志で動かせる。
モーション中では、黄金剣による剣術(連続突き、Vの字型に斬り付ける、縦に転がっての両断、光を纏わせた剣撃)を主体とし、エクストラアタックではローマ兵を召喚して槍で攻撃させる。
第3再臨では、左腕に嵌めた大理石アーマーでのパンチも披露する。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | A | B | B | D | C | B+ |
最良のクラスと呼ばれるセイバーだけあって、全体的に高水準。この肥満体にして敏捷Bとかなり機敏に動いて見せ、さらに筋力についてAクラスと神代級の英霊でも到達し難いレベルの瞬発力を有している。唯一魔力だけは低めであり、また運は並程度。生前の所業と、裏切りによる最期が影響している様子。単純にクラスの基本ステータスを守ってるだけとも考えられる。
保有スキル
対魔力(C) | セイバーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Cランクでは、魔術詠唱が二節以下のものを無効化可能となる。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
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騎乗(B) | セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。Bランクでは大抵の乗り物を乗りこなす事が可能となる。しかし、幻想種については乗りこなす事が出来ない。 |
神性(D) | 神霊適正を持つかどうか。ローマ神話における美の女神・ヴィーナスの末裔であり、死後に神格化されているカエサルは、低ランクながら神霊適性を有している。 |
軍略(B) | 1対1の戦闘では無く、多人数を動員した戦場における戦術的直感能力を表す。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正が付与される。生前に数多の戦いを勝利に導いたカエサルの知略と軍功がスキル化したものである。 |
カリスマ(C) | 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。ローマ市民の熱狂的支持を受けており、将軍としてもガリア戦争で活躍してみせたカエサルのカリスマ性の有無は言うまでも無いであろう。 |
扇動(EX) | カエサルの固有スキル。数多くの大衆・市民を導く言葉と身振りの習得。特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働く極めて強力なもの。 |
宝具
黄の死(クロケア・モース)
- ランク:B+→B++
- 種別:対人宝具
- レンジ:1〜2
- 最大捕捉:1人
「やれやれ、この私に先陣を切れとはな……」
「私は来た!私は見た!ならば次は勝つだけの事。『黄の死(クロケア・モース)』!!」
史実において保有していたとされる黄金の剣。真名解放すれば自動的に命中する初撃の後、幸運の判定を「失敗するまで」行い、連続成功した回数だけ追加攻撃を与えることが可能になる。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
デブ……もとい、体型ばかりで無く、性能でも独特の存在感を放つ。
まず、カードの配分が《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のランサー形式で、宝具と合わせてQuickチェインが組める。ステータスも同格のセイバーでは、ベディヴィエール実装までは最高のATK値を持ち、現在も次いで2位の高さを誇る。HPはその分低く、ベディヴィエールと並んで最低値だが、それでも最高9500を超え、フォウくんでの補強を見込めば10,000は超えてくれる。NP回収が苦手な一方、クリティカルスター関連にはサポート力がある。「軍略(B)」(宝具威力UP)「カリスマ(C)」(味方全体の攻撃力UP)の使い勝手の良さから、見てくれ以上に戦術性の高いサーヴァントに仕上がっている……しかし、初期キャラに共通する攻撃スペックの貧弱さから自前での星稼ぎは宝具しかできず、ひいては時間や仲間の力添えが必要。さすがは指揮官が本分と訴えるだけはある。
第三霊基解放は「無間の歯車」を7つ要求されるためハードルが高いが、Lv50からステータスの上昇値が頭打ちするため、「扇動(EX)」に未練が無いならここで育成を一旦打ち切るのも一考。
なお、現在実装済みのローマ皇帝サーヴァントの中では唯一『皇帝特権』を持たない。
宝具『黄の死』の効果は【敵単体に超強力な攻撃+スター獲得】。
沖田総司が登場するまでは、唯一のセイバークラスの単体攻撃宝具であり、ランサークラスのボス敵に対して痛打を通せる。☆3なので宝具レベルも上げやすく、なかなかの高火力を叩き出す。
宝具を絡めたQuick&Braveチェインでの四連撃でかなりのスターを稼ぎだすため、スターを利用した支援も可能。「扇動」を習得しているなら、防御DOWNのデメリットも考慮しつつ、スターを集中させる味方に付与してやるのもいい。特にスターを日常的に稼げるおき太とのかみ合わせは高い。
また『サーヴァント強化クエスト第5弾』に抜擢されており、戦闘クエストをクリアする事で「扇動(EX)」に【3ターンの間スター発生率増加】の効果が加わる。強化倍率が高いため、スターを量産できるサーヴァントに対して使用すれば、強烈なクリティカル連打を浴びせられる。
弱点は、底レアらしくHPの低さから来る耐久性の低さとなっている。
そして、まさかのノッブが天敵。「弓>剣」の相性差、ノッブのスキル「天下布武」での〔神性特攻〕、さらに宝具「三千世界」の〔騎乗特攻〕と、いじめと言いたいぐらい相性が悪い。『ぐだぐだ本能寺』イベントで登場した際はこの点を突かれ、Wノッブで蜂の巣の刑に処される羽目に……
モーション改修と同時に強化クエスト2も追加され、宝具の強化が行われた。
内容は本来の設定を反映したものとなっており、【自身にHPが少ないほど強化成功率がアップする状態を付与(1ターン)+高確率で攻撃力をアップ(1ターン)<成功し続ける限り最大5回付与>+敵単体に超強力な攻撃+スター獲得】となる。マテリアルにある「幸運の判定を失敗するまで行い、連続成功した回数だけ追加攻撃を与える」という設定がゲームに落とし込まれた形であり、実質的に「HPが少ないほど宝具および以降の自身の攻撃が強力になる」といったものとなっている。
また、確率の判定は蘭陵王やラクシュミー・バーイーのもつ「強化成功率アップ」スキルの対象にもなるため、一緒に編成すればHPを減らさなくても攻撃力アップが付与できる。
関連人物
生前
最後のファラオにして最愛の相手。彼女を妻として広く宣言し、息子カエサリオンを実子として認めるという約束を果たすことなく死んだ事を悔いている。死した今でも深く愛している。ちなみにクレオパトラとのロマンスがあったのは晩年であり、その時は適度に痩せたハンサムだった。
カエサリオン
実の息子で、クレオパトラとの間に設けた。
ギャグ時空では英霊の座から「痩せると良い」というアドバイスを送ってきた。
オクタウィアヌス
姪の息子にして後継者。ローマの「初代皇帝」となった存在。カエサル亡き後のローマを繁栄させた立役者であるが、同時に妻と息子を殺した張本人であるためどう思っているかは不明である。
ウェルキンゲトリクス
ガリア平定の際に倒した、反乱軍のリーダーでガリア人の族長。
神祖の幕間にて亡霊となって登場し、神祖に復讐しに向かった。
Fate/Grand Order
尊敬するローマ神祖。彼なくしてローマ世界は存在しない。
なお、神としての神祖からは一刻も速くカエサリオンを認知せよとせっつかれている模様。
後世のローマ皇帝の1人で、弟を見るような感覚。
月の女神ももうちょっとこう、手心というものを……と感じている。
またお月見イベントでは、その体型について「ド直球」に絶叫されていた。
超可愛い子孫にして赤い服のセイバー仲間。孫の様なもので大好き。
お月見イベントでは、彼女の異名である「赤セイバー」を自称し周囲から突っ込まれた。
東ローマ帝国を治めた「最後のローマ皇帝」たる後輩。
最早自分が治めたローマとは別物としつつも、先達者として目にかけている。
契約したマスター。
基本的には口八丁で振り回しているが、その弁舌の旨さは買われているようで、2018年水着イベントにおいて同人ゴロ行為に出た妖怪歯茎マンへの対抗策に選出されたことも。
図書館を管理している「未亡人司書キャスター」。
非常に好みなようで、マイルームやイベントでは度々ナンパしている。
アーサー王の姉である魔女にして妖精。
フランスの武勲詩では、彼女との間にオベロンをもうけたとされている。
ただしグロリアンダという別の妖精である場合もあり、型月世界での詳細は不明。
カエサルの方がトーンが高めであり、置鮎氏の演技力の高さが窺える。
イベントにて邂逅。本人としてはファラオに恩を売りたかったと語ったが、それ以上に彼と同じく若くして生涯を終えることとなった自身の息子と重ねて見ており、「ファラオの父」として最終的に彼を救うために大奔走していたことが明かされた。その子に対するひたむきな思いに多くのマスター達が「まさかカエサルに泣かされる日が来るとは」「これにはパトラさんもにっこり」と反応した。
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Fate/GrandOrder サーヴァント セイバー(Fate)
痩せカエサル:クレオパトラが語っていた様な「痩せているカエサル」を描いた作品用のタグ。
エクストラクラス:カエサルは本来であれば指揮官のクラスに適性を持つサーヴァント。