プロフィール
真名 | バーヴァン・シー(+ケルヌンノス) |
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クラス | プリテンダー |
性別 | 女性 |
身長 | 170cm |
体重 | 54kg |
出典 | なぞにつつまれている |
地域 | なぞにつつまれている |
属性 | 混沌・悪・地 |
好きなもの | 洒落てるデザイン |
嫌いなもの | 弱っちいくせに無駄に度胸ある奴 |
ILLUST | 望月けい |
CV | 和氣あず未 |
「あ!?ひみつだって言ってるだろ、お母様に告げ口したらぶっ殺すからな!?」
概要
2023年水着イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』に登場するバーヴァン・シーの水着版。レアリティは☆4。
見た目はどう見ても「ケルヌンノスの被り物を着たバーヴァン・シー」だが、その正体とは……?
人物
南国リゾートで心身共に解放された彼女は、モルガンの娘としての後天的な人格から解放され、元々の「利発だが引っ込み思案」「善悪に興味はないが仲間意識が強い」という性質になった。
とはいえ、百年近く重ねてきた『妖精騎士トリスタン』としての悪逆な性格は完全には変わらない。「自分より弱いものに対してマウントをとりたがる」困った性癖が残っている。なので、自分の目的・欲望のために弱者を容赦なくコキ使う支配者気質は健在。
ただしその本質に関してはいい方向に変化しており、「善行やきれい事を見ると本気で気分が悪くなり、徹底的に罵倒する攻撃的な負の感情」から、「か弱いものが努力したり善行を行っていると、ついちょっかいをかけたくなる攻撃的な正の感情」になっている。
第一再臨時はケルヌンノスのきぐるみを羽織った災神(祭神)の巫女「ミコケル」を名乗る謎の魔法少女。いつも通りの相手を煽り倒すムーブを披露。相変わらず悪辣なサディストで相手をシールに変える呪いをばら撒いているが、プロフィールでネタバレされているようにその振る舞いは自分を守るために演じ続けた仮初のもの。ちょくちょく仮面が剥がれて素の振る舞いが漏れ出ている。
ちなみに、使役している祭神はハワトリアで拾ってきたもの。ヌンノス教なる宗教の教祖らしい。
第二再臨は愛する母のかつての姿を意識したもので、名前も元通りの「バーヴァン・シー」に戻る。オフの姿であり、メガネをかけ落ち着いた服装に身を包む。今までの彼女とは異なる大人しげな姿が特徴で、性格も素の落ち着いたものと元Verの第三再臨を合わせた様な形となっている。こちらの性格の方が、彼女の素の状態に近いらしい。相手への煽りも一応するが、この状態の彼女はそれすらも少し丸め。悪辣に振る舞うよりは静かに自身の美と魔術の研鑽に励む、勤勉家の一面が垣間見える。趣味はあまりよろしくないが。マスターに対しても「お前の分の紅茶も入れていいから」等と多少は優しくなる。ちなみに、トネリコをリスペクトして弟子入りし、魔術の勉強をしているが、なぜか呪い系以外の魔術は上達しない。吸血妖精の性質のせいだろうか?
なお、大切に育てられた深窓の令嬢である面が強く出ている為か天然の気があり、引き継ぎや代替の設置等が必要であると思いつかない事がある(イベント中、引き継ぎや代わりの封印措置を行わず出歩いたことで彼女が居ることでなされていた封印が緩み、トラブルが発生してしまった)。
そして第三再臨では白いビキニに骸骨を思わせるヒール、背中から生えた翼のような棘(変形して竪琴に変化する)といったかつての元verの第三再臨を彷彿とさせるいでたちに変化するが、あの時霞んでいた目にはしっかりと光が宿り、黒ずんでいた手足や隈のような痣が現れていた目元もいつもと何ら変わりない正常なものへと戻っている。さらに愛する母のヴェールを模した髪飾りを着け、同じく母の杖を思わせるハンマーを片手に持ち、何よりもそのポーズは母の立ち絵と全く同じものという、彼女が母へと抱く強い想いを体現する姿へと変貌する。
この姿の彼女はなんと名が「妖精騎士トリスタン」に戻る。
本人曰く「呪いを以て呪いを破る新生・妖精騎士」とのこと。以前までの与えられただけの妖精騎士ではなく、自分の力と決意で妖精騎士と成った、彼女の成長した姿である。
戦闘中は変わらず相手を煽るものの、それ以外のセリフには新たに強い信念と決意を感じさせる物が多く、「私の穢した威信は、私のこの手で祓ってやる」等の今までの彼女からは信じられないような責任感のあるセリフまで飛び出してくる。自分の行ってきた蛮行と死因を俯瞰的に見つめ、その上で「何も出来ず死んで当然だ」と改めて悔いていたりと、精神性は大いに成長している。
マスターに対しても素直な言動が増えており、「見てた、マスター!?」「ありがとう、マスター!」とこれまた今までの彼女では有り得なかった言葉が出てくる。
何より絆レベルを5まで上げると、かつての壊れた彼女(元霊基の第3再臨)が口にしていた「誰かのサーヴァントになれた」という言葉に対しての、彼女なりの思いを聞ける様になる。
その内容はバーヴァン・シーの救済と覚醒を求めていたマスターは必聴もの。
能力
戦闘では、ケルヌンノスの力を利用して戦っている。
モーション中では、ハンマーによる殴打の他、浮き輪を敵に嵌めて締め潰す、パーカーの手を巨大化させてパンチ、ヒールを生かした連続蹴り、空中にハンマー型の光を形成して叩く、ケルヌンノス型のボールをシュートする、地面からケルヌンノスの頭を出現させて突き上げさせる、ケルヌンノス型だるま落としを出現させてハンマーで崩していき完成したと同時に爆破などやりたい放題である。ケルヌンノスをなんだと思っているんだとは思うが爆発直前にバンザイしたりと若干反応を見せるため恐らく本神も楽しんでいる模様、楽しいのならまあいいか。
第3再臨では、パーカーパンチの代わりに、背中に搭載した棘を誘導弾のように発射して攻撃する他、竪琴型に形成して赤いビームを全方位から浴びせたりもする。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | A | C | A | C | A |
保有スキル
対魔力(EX) | 本来はアーチャーなどのクラススキル。魔術に対する抵抗力。EXランクでは、『魔術』に分類されるもので害する事は不可能と言える。 |
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騎乗(EX) | 本来はライダーなどのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。元々は『何かに乗る』事の無かった彼女だが、祭神の巫女となった事で規格外の『騎乗』スキルを獲得した。そびえ立つ祭神の頭に乗り、遙か上空から敵を見下ろしながら罵倒する姿は、正に悪のプリンセスである。 |
陣地作成(D) | 本来はキャスターのクラススキル。魔術師として、自身に有利な陣地を作り上げる。実は工房作りはそう得意ではない事が発覚した。嘗てあった工房作りの技術は全てモルガンの手ほどきによるもので、今回はモルガンから離れているのでこの通り(アーチャー時ではAランク)。 |
妖精騎士(E/A) | 『祭神の巫女』となった事で妖精騎士としてのランクは下がっている。巫女である為に仕方なくの事とはいえ、本人はランクダウンをとても気にしている(モルガンへの申し訳なさ)。これについて指摘するとマジギレし、更に茶化すと本人もどうすればいいのか分からないんだよ、とマジ泣きする。やめようミコケルいじめ。霊基第三は『自分の意志でなった妖精騎士』なので、霊基第三の時だけAランクに変化する。 |
祭神の巫女(A/B) | 祭神の代弁者である事を示す。祭神の加護により、パーティ内の『混沌』『善』属性の者に恩恵を与える。霊基第三だけBランクに変化。 |
ミコノス☆ミコケル(EX) | 祭神の巫女にして魔法少女であるミコケルの魔法の言葉。『何でも願いが叶う』『何でも思い通りになる』という規格外のもの。何も知らない人々から見れば、正に願望を叶える小聖杯……実は魔法の言葉には『その為に努力をしようね☆』というフレーズが続いていたりする。 |
雨の国の後継(EX) | 嘗てオークニーにいたとされる『図書室の魔女』。読書にドハマリしたバーヴァン・シーは、その魔女の在り方を偶然にも受けついだ。 |
ミコノス・ハンマー(B) | 優しい祭神も怒る時は怒る。というか、何やっても怒らないので代わりに巫女がマジギレする!祭神の受けた痛みを破壊力に変えて放つ報復魔術。通常時はただの宝具バフ+スター発生だが、前ターンに一度でも攻撃を受けていると宝具威力大アップとなる。モーション中では、空中にハンマーを形成する攻撃を行っているが、同スキルとの関連性は不明。 |
宝具
祝いの躍祭(イースター・フェイルノート)
- ランク:A
- 種別:対界宝具
- レンジ:0~50
- 最大捕捉:50人
「いいじゃん、皆殺しって事でしょ?」
「あっれ~?さっきまでの威勢はどうしたのぉ?ま、震え上がるしかないか。脳みそまで掻き回してやるよ!『祝いの躍祭(イースター・フェイルノート)』!!」
「仕方ないなぁ……眼鏡を外してっと。」
「惨めなザコ蟲、はっけ~ん ♪ 駆除しちゃおうっと。ほ〜ら、一匹も逃げられない。ゴミは底無しのゴミ箱に、ね?『祝いの躍祭(イースター・フェイルノート)』!!」
「ふん、何が欲しいか当ててやるよ!」
「あ〜あ、カワイソ〜。弱いって惨めぇ〜、だーれも助けてくれないなんて。そろそろ楽になっちゃえばぁ……?『祝いの躍祭(イースター・フェイルノート)』!!」
文明が進み、人間が森から離れた事で眠りについた汎人類史の祭神を呼び起こす復活祭。
巫女は祭神の頭上に座し、地上に住まう者たちに祭神の威光を示す。
……と言うと体裁はいいが、実際は祭神の頭上から全方位に向けてノリノリの罵倒を放つバーヴァン・シーと、それに呼応して魔力を放つ祭神のはた迷惑なコラボレーション。
言葉と破壊力は怖ろしいものだが、バーヴァン・シー本人は本気で『人々が祭神の功績と恩恵に感謝を捧げるためのステージ』を提供している。つもりである。
敵全体に高威力の攻撃と、呪い・毒・攻撃力低下を振りまく。デバフ関連はそのターンが終わると消える。バーヴァン・シーの「クソザコ、死んじゃえ♡」罵倒は、聞いた瞬間に対象の理性をフットーさせるが、うすっぺらい罵倒であるため一瞬で冷めてしまうのだ。
レア演出として、たまに時間帯が夜になる。
ゲーム上での性能
最大ATK | 9831 |
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最大HP | 11,506 |
カード構成 | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 味方全体の攻撃力アップ&防御力アップ(各3T/10~20%)&解除可能な毎ターンHP回復・毎ターンNP獲得・毎ターンスター獲得を3ターン延長+敵全体の解除可能な毒・呪い・やけどを3T延長 |
スキル2 | 敵単体の強化解除&弱体耐性ダウン(3T/20~30%)&クリティカル発生率ダウン(3T/20~30%)&ターン毎のチャージ量が1減る状態付与(2T)<重複不可>+自身のNPチャージ(20~30%) |
スキル3 | 味方全体の宝具威力アップ(3T/10~20%)+スターを獲得(5~15個)+〔祭神の怒り〕状態の味方全体の宝具威力アップ(3T/10~20%)&NPチャージ(20%) |
アペンド3 | 対バーサーカー攻撃適性 |
宝具 | 自身のBusterカード性能アップ(1T/OC:20~40%)&毎ターンHP回復を付与(3T/1000)&毎ターンNP獲得を付与(3T/10%)+敵全体に強力な人属性特攻攻撃(150%)&呪いを付与(3T/2000)&毒を付与(3ターン/2000)&攻撃力ダウン(1T/50%) |
特殊なカウンター効果である「祭神の怒り」と、元Verと同じく様々なデバフを駆使して戦う防御・長期戦向けの性能。また、霊基の段階によってクラススキルの性能がやや変化する。
まず、クラススキル「祭神の巫女」の効果によって出撃サーヴァント全員が攻撃を受けた際に「祭神の怒り」を獲得し、1ターンの間クリティカルを強化する事が出来る。あまり効果値は高くないのでほぼオマケとして考えてよく、後述のスキル発動用トリガーと見なしていい。感覚としてはスーパーバニヤンの「いいね!」やシャルルマーニュの「王勇」に近いか。
スキル1の「ミコノス☆ミコケル」は、特定のバフ・デバフの効果時間を延長させるという今までにない形の強化スキル。自身の宝具以外にも、各種指令紋章やマーリン・アンデルセンなどで該当効果を重ねておけば、長期戦で盤石な体制を築ける。スキル3の「ミコノス・ハンマー」は先述の「祭神の怒り」に関連するスキル。そのまま発動するのみでは全体に宝具威力アップのみだが、「祭神の怒り」を付与されているサーヴァントにはさらに宝具威力アップとNP増加が追加される。
宝具『祝いの躍祭』は、敵全体に強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃と呪い・毒の付与、自身へ毎ターンNPとHPの持続回復とスター獲得状態を付与などを行う。端的に言えば、全体攻撃しつつ、自分限定の『永久に閉ざされた理想郷』を付与するという高性能な効果となっており、前述したようにスキル1で延長させれば、長期戦でのアドバンテージを得られる。
以上の通り、元Verと同じく…というか元Ver以上に耐久・長期戦を意識した性能となっており、スキル1と宝具の組み合わせでとにかく自陣を堅牢にしつつ、相手には火力低下とチャージ妨害を押し付けて骨抜きにし、スリップダメージと宝具連射によって最終的に競り勝つ戦い方が基本。
その特性上、マーリンや玉藻のような長期戦向けサポーターとは非常に相性が良い。
関連人物
大好きなお母さま。
水着姿に感動しており、そのグラビアをヌンノス教の聖典にすると豪語している。
彼女についてはよく知らないが、激しくリスペクトしており、勝手に「雨の国の魔女の弟子」を名乗りつつ、彼女が残したアトリエの中で猛勉強としている。
ちなみに、トネリコ=モルガン=お母さまの過去の姿という事実には気が付いていない様子。
上記の偽名で「カルデア妖精國」の救援に来た彼女に対し「何やってんのオマエ?ガラじゃなくない?」と思いつつも「まあいいか」とスルーしている。彼女が役割を放っぽり出して偽名名乗ってまでメイドやってる時点で主人が誰かわかりそうなものだが……
契約したマスターで義父/もう一人の義母(予定)。
基本的に毒舌で煽っているものの、要所要所で信頼が垣間見える発言をしている。
お母さまの同族である楽園の妖精。
相変わらず「田舎妖精」と評しつつ、お母さまの同類なので気に入っている。
バーヴァン・シーの領域の魔女の森に迷い込んできた時、とりあえず居場所を提供した。
それ以後は騎士物語を聞かせてもらうなどお隣さんのような付き合い。
第三霊基「妖精騎士トリスタン」になるための修行も付けてもらった様子。
かつてはトリスタンを名乗る事の意味も分かっていなかったが、カルデアで過ごす内にその偉大さを知り、改めてリスペクトすると同時にかつての自身を悔いた模様。
ただ普段の本人は如何せんアレなので、程よく呆れた攻撃的な言動をとっている。
余談
宝具ではバーヴァン・シーが乗ったケルヌンノスがビームを放ちながら高速回転しているが、元ネタは恐らく第2部6章のケルヌンノス戦。ストームボーダーに乗りケルヌンノスの周囲を旋回しながら戦闘を行うため、ケルヌンノス自体が中心で回っているように見えたのをネタにしたものと思われる。シリアスなシーンを後に全力で茶化すのは型月お決まりである。
なお、竹箒日記によると6章の当該シーンは、客席がステージ上で回る自分に見惚れており、生まれてきてよかった、人生の中で一番アがる瞬間……という少女の夢であり、現実は誰も自分を見ていないどころか討伐対象としている地獄という救いの無いシーン。
今回の第三再臨は初見のマスター達を困惑させ、第2部6章を乗り越えたマスター達の精神へと大ダメージを与えた元バージョンのソレに対するアンサー。身を苛む呪いを飲み干し、怒りや恨みを乗り越え、悪夢のような現実を乗り越えた姿とも言える形態。マスター達が実装以来2年近く望み続けた、救済された彼女である。一方で、彼女がプリテンダーのクラスで召喚されたのは、「妖精騎士トリスタンという『役割』を自ら羽織る事に決めた(本当の意味で『役』を羽織れる事が出来た)」からという説が挙げられている。どちらにせよ、彼女の成長が覗える。
ちなみにプリテンダーのクラス相性は『セイバー、ランサー、アーチャーに攻撃有利で ライダー、キャスター、アサシンに攻撃不利』だが彼女の家族関係を見ると大体合っていたりする。
能力の項に記載があるケルヌンノス型だるま落としは2024年のFGOフェスにて『ケルヌンノスおとし』として実際に体験できた。
関連イラスト
【第一再臨】
【第二再臨】
【第三再臨】