ねえ、キミたち。私の仲間にならない?
この私、ポールバニヤンの愉快な仲間になって、
一緒に神話を創造しようよ!
プロフィール
真名 | ポール・バニヤン(+色々) |
---|---|
クラス | アルターエゴ |
性別 | 女性 |
身長 | 156cm(第1、2再臨)/ 135cm(第3再臨) |
体重 | 47kg(第1、2再臨)/ 35kg(第3再臨) |
出典 | 伝承 |
地域 | 北アメリカ大陸(アメリカとカナダ) |
属性 | 中立・中庸・地 |
好きなもの | クランの仲間達(第1、2再臨)、メープルシロップとパンケーキ(第3再臨) |
嫌いなもの | アンチ |
設定担当 | リヨ |
ILLUST | リヨ |
CV | 小見川千明(バニヤン)、米澤円(アサシン)、高橋李依(ライダー) |
人にはそれぞれ役割があるんだ。各々の務めを果たすことで、世界の調和は保たれるのさ。
安心して、みんなが何をするべきかは、この私、スーパーバニヤンが決めてあげる。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアルターエゴクラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
2022年のコラボイベント『連続活劇神話 ミシシッピ・ミササイザーズ』開始と同時に実装された。
まさかまさかの成長した上にクラスチェンジ&☆5へのランクアップを果たしたバニヤンである。
人物
一人称は「私(わたし)」。
元より「ほら話(トール・テイル)」の結晶体として不安定な存在だったバニヤンが、更に様々な英霊や幻霊の霊基やUSAのエッセンスを取り込んだことで、拡張・変質・成長を果たした姿である。
結果、木こりの親方として先頭に立ち皆を引っ張っていた無邪気なカントリーガールは、都会に染まった有名フォロワーとして支持を集める大人のオシャレレディへと転身した。首に巻かれているのは、毒舌で喋るワニのマイク・フィンクである。マイキー?そういや、そんなのもいたっけね。
嘗ての木こりのような汗臭いやり方は卒業し、今の彼女はみんなが選んだ大統領。
支持してくれる『愉快な仲間(アンプロワイエ)』が大勢いるのだ。だったら、かれらに励んでもらおうじゃないか。夢を語り、ビジョンを掲げ、適切な道を示せばいい。それがリーダーの仕事だ。
もちろん、みんなも頑張って役割を果たしてね。リーダーとの約束だぞ?
……でも、ついてきてくれるかな?離れていったりしないかな?大丈夫……だよねっ?
なお、帽子で分かりづらいが頭には鹿の耳とツノが生えている。
能力
戦法に関しては、意外にも通常のバニヤンとそれほど変わらない。
モーション中では、ラクロスラケットによる接近戦を行う他、星型のエフェクトが飛び散るぐるぐるパンチや飛び蹴り、手斧や巨大マツボックリを投擲する、木をノコギリで切り倒して押し潰す、オープンカーと化したベイブで轢き潰す、右肩の小ワニから火炎を放射するなどの攻撃を見せる。
エクストラアタックでは、スコップで土砂を掛けて相手を埋もれさせた後にノミで整形することで、伝説上における本来の男性のバニヤンの姿と思われる筋骨隆々の大男の彫像を作り上げる。
第3再臨では、以下のような三人の連携によって敵を攻撃する。
- バニヤン:2人に放り投げられ巨大化しながら斧で叩き潰す、チェーンソーで斬り裂く
- ライダー:映画撮影でカチンコを鳴らすと同時にダメージを入れる、ステッキでの近接戦
- アサシン:拳銃での銃撃(後は他2人のサポートに徹している)
- 全員:ベイブでの轢き逃げアタック、イクチオサウルスに騎乗して竜巻を巻き起こす
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | C | B | C | C | E | C |
保有スキル
対魔力(C) | 本来はセイバーなどのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Cランクであれば、魔術詠唱が二節以下のものを無効化出来る。ただし、大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げない。 |
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道具作成(C) | 本来はキャスターのクラススキル。魔力を帯びた器具を作成できる。現時点では、何の道具を制作するのかは不明である。 |
いいね!の力(EX) | 支持者の応援を自己強化へと繋げるスキル。例えバニヤン本人が望んでいなくとも、支持者の熱狂さえあればどんな相手であれなぎ倒すだろう。大統領、それをリンチというのでは…… |
大統領令(C) | 大統領の命令は絶対。事あるごとに無茶振りをして仲間をあたふたさせる。人格面に対して影響を及ぼしていると思われる。 |
ビジョンクエスト(A) | 叡智の結晶である眼鏡を通じ、様々な神秘に触れ洞察を得る、らしい。なおどこぞの竜殺しとは違って、伊達眼鏡の模様。 |
メイプルシロップをかけよう(A) | メイプルシロップが大好きで何にでもかける。直に飲む事も頻繁にある。バニヤン曰く「凄く懐かしい味」なのだそうな。 |
宝具
闇を拓く星条の象り(アメリカズ・スイートハート・オブ・ダークネス)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:30
- 最大捕捉:30人
「皆からのいいね、待ってます!」
「来た来た来たぁーッ!皆の一票が、私の力になる!『闇を拓く星条の象り(アメリカズ・スイートハート・オブ・ダークネス)』!!」
「当選確実!勝利演説!」
「吹っ飛べ、キングダム・カム!!」
支持者たちの一票(いいね!)を概念宝具とし、その思いを力に変え一時的に巨大化、圧倒的パワーで敵を薙ぎ払う……という設定の、自分で考えた必殺技。ただ、巨大化して殴ってるだけ。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
ノーマル時の性能を☆5アルターエゴ用に強化調整した、周回特化型の対四騎士用暴力装置。
☆5アルターエゴでは初となる単体B宝具持ち。何より特筆すべきは相変わらずの宝具演出の早さ。第3再臨だと宝具演出が短縮されて、等速で約6秒、つまり二倍速だと3秒台で敵を殴り終わっている。変則周回やレイド戦において周回数を増やしたいやりこみマスターにはうってつけの政権を樹立してくれるだろう。クラスがアルターエゴであるがゆえに三騎士相手のアドバンテージは金時に譲ってしまうが、言い換えればフォーリナー相手の周回があれば活躍を期待できるということ。
保有スキル周りを見ると、大統領令【自身の攻撃力をアップ(3ターン)+味方全体のBusterカード性能をアップ(3ターン)】、ビジョンクエスト【自身のNPを増やす+味方全体の宝具使用時のチャージ段階を1段階引き上げる(1ターン)】、メイプルシロップをかけよう【敵全体に宝具封印状態を付与(1ターン)&クリティカル発生率をダウン(3ターン)+味方全体のBusterカードのスター集中度をアップ(3ターン)】と、いずれも味方への支援が含まれている。スキル1、2は変則周回における全体宝具役へのバフにもなるので優先的に強化するといいだろう。ノーマル霊基ではあまり使いこなしていなかった回復スキルの代わりにNP増加スキルを持って来たのは成長とも言える。愉快な話だがバニヤンの友達として描かれる事の多いちびっ子トリオの中でリヨ氏が憎悪を抱いているサンタ娘が1番スキルの恩恵を受けられるという事態になっている。これもまた、愉快なサムシングの力なのか……
いいね!の力により、自身の攻撃時と被弾時にいいね!カウンターが自身に付与されていく(3T持続、最大10個まで累積)。いいね!カウンターが多いほど宝具威力がアップする。水着カーマの愛炎付与や景清の怨念付与にも似ているが、クラススキルゆえに常時発動しており、どんな敵にも特攻を通しやすい。ただ宝具を撃つだけではダメージが足りない場合、宝具カードの前に自身のコマンドカードを並べて威力を調整する戦い方ができる。コマンドコードを刻印する場合はこうした宝具カード運用を前提とし、Bカードに宝具威力アップやクリ威力アップを付けると戦いやすくなる。
弱点としては宝具レベルが使いやすさに直結することと、ガッツや回復技を持たない為耐久面に不安があることが挙げられる。後者に関してはスキル3「メイプルシロップをかけよう」の強化である程度カバーが可能だが、基本的には周回の役割に適したサーヴァントであることを肝に銘じよう。
2024年11月に宝具の強化クエストが実施され、威力強化とスター獲得が追加された。
関連人物
Fate/Grand Order
契約したマスターとその後輩。特異点を形成する聖杯の確保と、ランサー達との対決という利害がSバニヤンと一致したために『愉快な仲間たち(アンプロワイエ)』と行動を共にすることになる。一方で、彼女の穴だらけなリーダーシップや無茶ぶりには閉口するなど、思うところがある模様。
習合相手の1人にして『愉快な仲間たち(アンプロワイエ)』映画プロデューサー担当。
映画監督として、Sバニヤンに「映画(しんわ)づくり」という道筋を示した。映画への情熱はあるものの、無茶苦茶な脚本や製作プランを卸しており、Sバニヤンもそれに同調をしてしまっている。
習合相手の1人にして『愉快な仲間たち(アンプロワイエ)』裏方・移動経路担当。
契約に関しては律儀なのか、死にそうなハードワークも黙って(というか無言で)こなしている。
ストーリー中では「ミシシッピ川河口からニューオーリンズ(その距離約150km。日本で言うなら大体皇居から富士山付近、大阪港から瀬戸大橋付近に相当する距離)を手漕ぎボートに数人を乗せた状態でワンオペで漕ぐ」という無茶ぶりにも黙って対応し(ていた結果過労死しかけ)ていた。
マイク・フィンク
Sバニヤンの相棒にして悪友で『愉快な仲間たち(アンプロワイエ)』登録ナンバー第1号。実在するガンマンにしてほら話の英雄の一人であり、今はワニの姿となり首に巻かれている。Sバニヤンの第1、2再臨の背が伸びた姿は、彼が力を貸しているおかげ。生ぬるい大団円はお嫌いなようで……?
Sバニヤンの「神話(えいが)づくり」ために召喚されたが、英霊としての劣等感からほら話のヒーローであるバニヤンに対抗意識を燃やし、人類史に爪痕を残さんとプレシオサウルスくんと大暴れしていた。どちらも己が歪みへの不安を使命感で蓋しており、根は案外似た者同士であるようだ。
オリジナルの自分にして、汚れを知らないイノセントだった頃。
身長が自分より高い事に対し、自分がお姉さんぶりたがっている。
アメリカ開拓期の伝承において語られたサーヴァント繋がり。
あんなエッチな格好をしていたかと困惑&恥ずかしがっている。
普段は気を張っているが、根っこはお年頃なサーヴァント仲間。
彼の異名である「イビルウィンド」に響くものがあったらしい。
同じ大統領職者として興味を持ったが、習合されたライダーの影響から、見ているとものすごい恨みの感情が沸き上がるらしい。当然Sバニヤン本人は、それに心当たりはないので困惑している。
本物か伊達眼鏡かに関わらず、眼鏡を掛けているサーヴァント達に興味がある。
どうやら頭が良く見られたかったようで、彼らを見て賢そうだと安心していた。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
Sバニヤン実装後である『ますます』第353話にいきなり現れた斧&アメリカ繋がりキャラ。
女型バニヤンが集まるオフ会に何故か紛れており、絵柄も合ってかものすごく馴染んでいた。
余談
当然というべきか、バニヤンと大統領は何の関係もないものの「バニヤンが大統領になる」という題材は本家『マンわか』で描かれた一連の「ちびっこ合衆国選挙編」の流れを汲んだものである。
第3再臨において着ている衣装は、第138話で着ていたものが元になっていることが分かる。
SNSを始めると無茶なリーダーになってしまうのは、オリジナルの頃から変わらないようだ。
また、同作においてバーサーカーのバニヤン達から名前を略され「パーヤン」と言われたことを気にしている様子(ゲームにおける略称は「スーバニ」)。参照⇨第305話・お絵かきとスーバニ
その他にも「イベントの舞台がアメリカ」「映画製作に励む」「大統領」といった点から元二流俳優にして、アメリカとソ連の冷戦を終結させたアメリカ大統領を連想したユーザーが結構いたとか。
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Fate/GrandOrder マンガで分かる!Fate/GrandOrder