————思うに、『文明』とは知的生物の歩みそのものだ。
ビル一つ、食べ物一つ取ってもそこには先達の知恵が山のように詰まっている。
となれば、この崩壊した風景は停止だ。
かつて栄華を誇った建物も、娯楽も、技術の枠を凝らした数々の素晴らしい発明も。
ここには、もう、何もない。二千年の妄執が、全てを押し潰した。
概要
開催期間:2016/8/22(木)〜8/31(水)
復刻ライト版:2017/7/12(水)〜7/29(土)
水着イベントの第2部……なのだが、どういうわけか、荒野と化した小島を舞台に文明開拓に勤しむハメになる。
公式解説
何がどうなっているのか・・・・・・
無人島というサバイバル世界を行き抜いた一行を待ち受けていたものは、
更なる魔界、更なるサバイバルワールドだった。
世界はどうなったのか?
今度は何をさせられるのか?
なんで素直にハワイあたりにレイシフトしてくれないのか?
言葉に出来ない思いを胸に、この夏、最大の戦いが始まろうとしている・・・・・・!
ストーリー
ふたたび漂流し島にたどり着いたマスター。
目の前に広がるのは荒廃した大地。崩壊したビル。滅びた文明。
島で暮らす小さな住民たちは巨大な魔物の脅威に晒されていた。
住民たちを守るため、またも島を開拓することに。
開拓を進めた先に待つ、島に隠された秘密とは———?
登場サーヴァント
ウリボー族の旧市街地を占拠し、魔猪の一部を統制していたチンピラっぽい人。
決して悪い人ではないのだが、基本的に力任せで何事も喧嘩で決着させようとする。
カルデアの凄j…もとい聖女に同族の気配を感じ取り、彼女とのタイマン勝負を望むようになる。
かつてウリボー族を繁栄に導いた伝説の魔術師。
島で異変が起こった時に備え、500年前に自ら封印の眠りについていた。
他の人物については、カルデアサマーメモリーも参照。
仕様
特異点名は「世紀末女神伝 シャドウアイランド」
第1部と同様に集めた資材を消費して開拓クエストを勧めていく。
開拓クエストは選択式で、選ばなかったクエストは消滅する。
クエスト内容は主に選択した施設を提案してきたサーヴァントとのショートシナリオとなっている。
どの選択肢を選んでもメインのストーリーや収集クエストの解放順には影響しない。
また、話の内容は開拓段階ごとに独立しているため、好みのまま建てて問題ない。
第二部をクリアすると開拓リセットクエストが行えるようになる。
実行すると、指定した建物を解体してその部分を初期状態に戻せる。
これを利用することで別の建物を作ることが可能となり、未クリアの開拓クエストのマテリアル埋め及びクリア報酬のマナプリズム(最後のみ伝承結晶)が得られる。
開拓リセットは開拓段階ごとに行えるほか、全段階を一気にリセットすることも可能。
建物を解体しても、周回用のクエストは消えない。
その他
この後半イベント、実はユーザーからは覚えがめでたくなかったりする。
まず素材ドロップの素材数の偏りが大きく、さら各素材ドロップ数を増やせるサーヴァントのクラスと敵のクラスの噛み合わせも悪いものが多いため、効率よくドロップを周回するにはサーヴァントのレベルと、マスターの戦術性にある程度は依存せざるを得ない状態であった。
もっとも、この後半イベントが「上級者向け」と位置付けされていたので、ある程度許容できる範囲であった。
一番の問題点は――――シナリオそのもの。
筋書き自体は決して悪くないのだが、発掘クエストによるシナリオでのサーヴァントの扱い(性格や言動などの基礎設定の認識)が雑然としており、さらに1エピソード単位のテキスト量も20行あれば良い方という少なさから、大いに顰蹙を買ってしまう。
これは「シナリオの分厚さ≒FGOの面白さ」という、ストーリー性で魅せることがFGOというコンテンツの魅力として認知されてきたことの裏返しであり、同時に“前半の無人島開拓”という近々で比較対象がいたことから、ファン心理の火に油を注いでしまう結果でもある。
ただし、2部構成という大がかりな企画に加え、データ全体の容量の問題を鑑みると、ある程度は仕方なかったっことなのかもしれない……。
ネタバレ
終節にてスカサハがこの島についての真実を話した。
「ここは自分が守らなければいけない場所。即ち、『影の国』 — 『スカイ島』の一部」と。
黒幕の宝具で人理が焼却され、影の国も例外ではなく巻き込まれたが、島の一部は何の偶然か人理から切り離され、そこに聖杯(おそらく欠片)の力によって特異点化していた(時間のズレも聖杯の力によるものと思われる)。
経緯は不明だが、この島に生物が住み着き、文明を築いたのは事実。
聖杯を回収し、カルデアの面々が島から退去する事によってこの島はあらゆる人理から解き放たれ、もう迷い込む者はいない。
ちなみに、特異点名の「シャドウアイランド」を直訳すると、『影の島』となる。