この記事には、『Fate/Grand Order』第二部についてのネタバレが含まれています。
概要
『Fate/Grand Order』第2部「Cosmos in the Lostbelt」に登場する『異星の神』によって召喚されたサーヴァント達。
彼らには数騎ずつ共通して「空想樹を育てきる」などの共通の使命が与えられたグループにわけられており、それを達成するためそれぞれに詳細な命令が課せられている。ただ、その過程については全く関心を示してはおらず、例えば空想樹担当グループにとってはそれらが植えられている異聞帯の成長について関わることはない。
クリプター達についても同じで、キリシュタリア以外のクリプターは重要視されておらず、命の保証対象としても見られてはいない。
ただし、あくまで重要視をしていないだけで、もし異星の神に叛逆しようとするならば即効処分する。
異星の神が召喚するにあたって、その霊基には特殊な改造が施され、本来のものよりも強化されている。
オリュンポスの機神達からは蕃神と呼ばれた事や、リンボのプロフィールを見るに、別のアルターエゴ達と同様に幾つかの神霊を混ぜられている模様。
その強さは、大西洋異聞帯ではコンビネーションが合っていたとはいえ、たった二騎で二十騎近くもいた汎人類史のサーヴァント達を撃破したほど。
異星の神の命令は絶対であり、許可なしに他の異聞帯へ渡る事は制限され、異聞帯を破壊せよと命令されれば容赦なく破壊する。一方主の性格ゆえか、命令に沿っていれば細かい過程や手段は問わず、個々に任せる方針でもある。
南米異聞帯では、総勢七騎であることが明かされた。
メンバー
現在までに"使徒"として出番を終えた面々に関しては※をつけている(それ以降となるイベント等の自陣時は対象外)。
クラス:アルターエゴ
役職:『司祭』
CV:中田譲治
ILLUST:武内崇
混ぜられた神霊:アジ・ダハーカ、バールー
ロシア帝国ロマノフ朝にて暗躍した聖職者。
序章『序/2017年』では、聖堂教会の査問官と偽り、カルデアを襲撃。
直後のロシア異聞帯ではマカリー司祭と偽りアナスタシアをツァーリにした事に満足し、肉体を完全に言峰に託した後、ラスプーチンとしての意識は消滅した。
その後はギリシャ異聞帯で活動し、同異聞帯の崩壊後は極限の単独種の肉体を異星の神の物にするために南米異聞帯へ移動。
異星の神から与えられた役目はクリプターの監視及び異星の神の当面の面倒を見ること。
- 蘆屋道満 ※
クラス:アルターエゴ
役職:『悪性化身』
CV:森川智之
ILLUST:古海鐘一
元々は下総国特異点にて英霊剣豪の一人として現れ、その後のインド異聞帯で再登場し、その際異星の使徒の一騎である事が判明。下総国については、異星の神との実験の模様。
異星の神を「ルチフェロなりしサタン」と呼び、絶対的な忠誠を誓っている。
異星の神から与えられた役目は異聞帯の王の監視と同時に「各異聞帯の王を少しそそのかすだけのひとつのノイズ役」であり、そういった意味ではインド異聞帯での王を利用して異聞帯崩壊への周期を早めるといった行動は使命通りの役割を果たしていたこととなる。
ギリシャ異聞帯終盤では、『地獄界曼荼羅』という本拠地を構えている事が判明し、式神を全て失ったため、其処での本体の活動を決意。
- 千子村正(別) ※
クラス:アルターエゴ
役職:『アトラス殺し』
CV:杉山紀彰
ILLUST:武内崇
主な登場章:大西洋/ギリシャ、ブリテン
ギリシャ異聞帯にて、異星の使徒である事が判明。下総国にて、抑止力としての彼に興味を持たれ、異星の神により召喚された模様。
ラスプーチンとタッグを組み、大西洋異聞帯の汎人類史側の者たちを次々と討伐した。依代の過去とは違い、関係は良好。ただし、カルデアにセイバーとして召喚された際では、嫌いな物の一つにあげている。
異星の神から与えられた役目はキリシュタリアが空想樹に仕掛けた異星の神降臨妨害装置であるアトラスを両断すること(ただし、実際には降臨後の異星の神の身の回りの世話役といった役目も果たしている)。
ギリシャ異聞帯崩壊後、ベリルの叛逆によりブリテン異聞帯が異星の神陣営にとって脅威になるとして、破壊工作の遂行のため移動。
クラス:ルーラー
役職:『教授』
CV:伊東健人
ILLUST:本庄雷太
主な登場章:北米
混ぜられた神霊:運命の三女神(=ウルズ&ヴェルザンディ&スクルド)
シャーロック・ホームズシリーズにおける犯罪界の皇帝の若き姿。
大規模特異点にて、異星の神がある目的の為だけに追加召喚した、新たな使徒。
今までの面子以上に利害上の関係性が強く、本人も与えられた権能を悪用して独自行動を行なっていた。
クラス:プリテンダー
役職:『伯爵』
CV:竹内良太
ILLUST:兔ろうと
主な登場章:東京
様々な肩書を名乗り各地を暗躍した稀代の詐欺師。
南米異聞帯のラストにて言及された最後の使徒。ラスプーチン曰く、自分より残酷な手段も使いうるタイプらしい。
奏章の高難易度クエストでは、姿を隠したまま台詞のみ登場。芝居がかった慇懃無礼な敬語口調で話し、道満のコンパチよろしく台詞の端々から自信家な面と悪趣味な性格が漏れ出ている。自身でも悪趣味という自覚はあるらしい。
盈月剣風帖では、道満の真似事を意図的にやってるのだと言及された。
クラス:???
役職:『???』
真の1騎目である異星の神の使徒。
こちらは2部6.5章のネタバレを含みます。
見られる方は自己責任でお願いします。
クラス:???
役職:『???』
異星の神の端末であり異星の使徒達を纏め上げるリーダー格。
こちらは2部5章後編及び2部7章後編のネタバレを含みます。
見られる方は自己責任でお願いします。
協力者
クラス:ビースト
CV:斎藤千和
ILLUST:ワダアルコ
主な登場章:ロシア、北欧、中国、インド、大西洋/ギリシャ、ブリテン、ツングースカ
彼女は『異星の神が召喚した配下の使徒』ではないのだが、牽制目的で「対等の契約」を交わし雇い入れた外部の脅威存在。
主にラスプーチンやクリプターの手伝いを見返り込みで行いつつ、自身の個人的な悲願に向けたリソースの回収を着々と進めている。
ギリシャ異聞帯終盤では、叛逆したベリルを交渉と打算の元で助ける事になり、結果的に陣営とは決裂。ただし、ブリテン異聞帯の描写によると以後も互いに目的のための邪魔はしないという契約は継続中のようだ。
余談
カルデアの者曰く、司祭。アトラス殺し。悪性化身。は異聞帯(クリプター)を監視、先導するための3騎。
???。教授。伯爵。はカルデアを監視、誘導するための3騎らしい。