概要
蘆屋道満が霊基に取り込んでいる悪霊。
道満は自らの構成要素として
- アステカ神話の戦いの女神 イツパパロトル
- スラブ神話の暗黒の神 チェルノボーグ
- 日本伝承における悪霊 悪霊左府
の3つの霊基を吸収し、アルターエゴクラスとして成立している。
真名
平安時代中期の貴族で、『藤原顕光』。
左大臣の座にまで上り詰めたが、藤原道長を権力の座から引きずり降ろそうとし、蘆屋道満と共謀した。しかし計画は失敗、没した顕光は悪霊左府となり道長の家系に呪いを与え続けた。
おはよう顕光殿
……と言っても、ストーリーには全く関わってこないため馴染みのない方々も多いだろう。
しかし、道満を召喚している方々の多くは彼を目にしているのではないか?
「顕光殿、お目覚めを!来たれ、暗黒の帳(とばり)!太陽は此処に生まれ変わる!『狂乱怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)』!!フフフハハハハ、ハァーハハハハァ!!」
そう。道満の宝具『狂瀾怒濤・悪霊左府』の際に毎回召喚される、目玉模様の呪符が付いた黒い人型の怪物が悪霊左府である(黒い太陽の方が悪霊左府と勘違いしていたユーザーも多い)。
この宝具は周回での使い勝手が非常に良く、道満が場に出るたびに何度も発動させられやすい。
そのため、上記の宝具詠唱と相まって顕光殿が叩き起こされるたびに「おはよう顕光殿」「顕光殿が寝不足に」「顕光殿が過労死する」などとネタにされている。しかも、彼の顔面に貼られている特徴的な道満の呪符の目の模様も相俟って、目の下にクマが出来た寝不足顔に見える始末。
顕光殿の明日はどっちだ。
そして……
「顕光殿と共に、この地区(えりあ)ごと暗黒の……」
「……顕光殿?」
『※ 顕光殿は溶岩風呂にて湯治中です』
「――は?」
今まで散々周回で酷使されまくってしまったせいか、2022年水着イベントではとうとう顕光殿が道満の呼び出しをシカトするという珍事が発生した(因みにこの時、顕光殿は地下のマグマ風呂に浸かっていたのだが、そのマグマ風呂を生み出した元凶はかつて本編で道満が召喚し、空想樹に取り込もうとしていた伊吹童子だったりする)。顕光殿が居なくても余裕で乗り切れる程度であったとはいえ、何気に危機的状況でも向こうの都合を優先して強制的に顕光殿を呼び戻さない道満の律儀さが垣間見える。また、その場合、呼び出しに対する選択権は顕光殿にあることになる。
大砲にされた
『風雲からくりイリヤ城』5日目超難関クエスト限定の大砲スキルには、なんと顕光殿御目覚砲というものがあった。全ての大砲スキルはCT1なので、理論上毎ターンも御目覚砲を撃てるが、狙った中央の敵にはダメージなしかつ耐性ダウン付与しない。無論これは果心居士が用意した大砲ではなく、道満が密かに仕掛けたモノである(クエストクリア後のライブコメンタリーより)。