概要
別名として『ゴエティア』ではストロス(Stolos)、アーサー・E・ウェイト編『儀式魔術の書』ではソラス(Solas)が挙げられる。26の軍団を指揮する地獄の大いなる君主。
『ゴエティア』では36番目、『悪魔の偽王国』では末尾にあたる69番目記載の悪魔。
マクレガー・メイザースとアレイスター・クロウリー版の『ゴエティア』では強壮な鴉(Raven、ワタリガラス)、『ゴエティア』写本の一部と『悪魔の偽王国』では夜カラス(Night Raven、ゴイサギの別名)の姿で現れるとされる。
コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』ではフクロウの姿で現れるとされ、第六版に挿入された挿絵では頭に王冠を戴いた足長のフクロウとして表現される。
梟としての姿が有名で、後世のフィクション作品でもこれに則ったものが多い。
召喚者の前では人間の姿もとるという。天文学や、ハーブと貴重な石(Precious Stones、宝石)の効能についての知識に優れ、召喚した者にその知識を授けるという。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はマナデル(Manadel)。
関連イラスト
創作作品におけるストラス
ソロモン72柱の中ではマイナーな部類であるが、以下の作品に登場している。
- ゲーム『女神転生』シリーズの悪魔
- ゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズの敵キャラクター
- アプリゲーム『エレスト』のモンスター→ストラス(エレスト)
- ゲーム『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』の怪人→技のストラス・力のアガレス
- アプリゲーム『メギド72』の登場人物→ストラス(メギド72)
- 漫画『魔入りました!入間くん』の教師→ストラス・スージー
アニメ『ヘルヴァ・ボス』のストラス
地獄世界の貴族であるフクロウの悪魔の男性。
人間世界へのゲートを召喚できる魔導書を所有している。
男性主人公のブリッツに一目惚れして以来ゾッコンで、妻子持ちであるにもかかわらず、魔導書を貸し与えることを条件にブリッツと肉体関係を持っている。
メガテンシリーズのストラス
シリーズ第1作であるFC版『女神転生』に「獣人ソラス」として登場。
しかしその後の出番には恵まれず、悪魔絵師デザインでの出演作はおそらく『真・女神転生デビルサマナー』のみという非常に不遇な悪魔。
登場悪魔数シリーズ最大が売り文句だった『真・女神転生Ⅳ』にも登場していない。
単純な鳥というデザインが他の鳥系の悪魔とかぶるせいであろうか。
関連タグ
悪魔城ドラキュラシリーズのストラス
『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』に雑魚敵として登場。最終エリアとなる深渕にいる。主な攻撃は敵を召喚してくる(氷漬けのようなエリアではエリニュスかデビルを召喚、背景が宇宙のようなエリアではエリニュスかフレイムデーモン)が、近距離ではリップルレーザーのような魔法攻撃もしてくる。
ストラスのソウルを装備すると攻撃力(STR)が下がる代わりに魔力(INT)が上がり、リリスのソウルを装備するよりも魔力の上がり幅が大きいため、ソウルを上限となる9個集めて、難易度ノーマルのまま周回プレーすると、ソウルを駆使した攻撃によっては某哀れなボスを一撃で倒すことが可能で、ボスラッシュモードでは同じやり方で時を操るアイツも一撃で倒すことができる。