概要
開催期間:2021年4月26日(月) 20:30~5月10日(月) 12:59
『Fate/GrandOrder』の期間限定イベントであり、2021年4月26日の公式生放送で詳細が発表された直後、同日の20時半より開幕する事が発表された、久方ぶりとなる"このあとすぐ"な開催イベント。
ゴールデンウィーク恒例のコラボレーションであるが、今回の対象はFGOの子作にして、アプリゲーム配信5周年記念企画の一つであるリズムゲーム『Fate/ Grand Order Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM』。
期間限定ピックアップでは、元作品でナレーターを務めていた謎のサーヴァント、ミス・クレーンが星5キャスターとして実装され、今回の主役である星4フォーリナーの謎のアイドルX〔オルタ〕が配布サーヴァントとして入手できる。
システム
いままではイベントクリアで正式加入していた配布サーヴァントだったが、今回はメインクエスト3節クリアで正式加入と大幅に緩和されている。
また宝具レベルを上げるための2体目以降もメインクエストを進めれば入手できるためハードルは低い。(正確に言うと、メインシナリオのクリアで手に入れられるのは正式加入含めて2騎。残りは別のクエストをクリアする事で入手可能だが、それぞれ低くないレベルの開放条件が付いている。)
今回はアイドル集団をテーマにしているという事もあり、なんと12騎ものサーヴァントに新たな霊衣開放が追加され、その開放権はイベント開催中のみ入手可能となる。
今までと比べて開放数が多いためにマシュの霊衣はメインクエストの報酬で入手できる他、他のサーヴァントの開放権もアイテム不要かつイベント中に限り入手可能な、素材とQP不要で開放できるチケットがある。(入手さえしていれば、イベント終了後はチケットを使うか素材とQPを消費する従来通りの形で解放するか選択可能になる模様。)
また、所々では「アイドルバトル」なる特殊戦闘が導入され、隊列の中心に配置されたサーヴァントには特別なバフ「センター効果」が付与される。
加えて、アイドルXオルタと下記の霊衣解放サーヴァント12騎がセンターを取った場合、戦闘BGMがそれぞれの専用キャラソンに切り替わるという独自の演出が盛り込まれている。
ただしこれら楽曲には著作権が絡んでおり、少なくとも該当BGMが流れるバトルパートを音声有りで配信する事は禁止されているため、注意が必要。
事実上今イベントに限り、ライブ感に乗って楽しめるのは実際にプレイしているユーザーだけの特典となる。
ちなみに、本イベントにて追加の12の霊衣開放権の霊衣名はすべてwaltzで使用された曲の名称からきている。
登場人物
カルデアプロダクション
業界に彗星の如く現れた新星。サーヴァントの力が通じない特異点に対抗すべく、カルデア現地メンバーが立ち上げた芸能事務所。
アイドルの頂点を決める祭典『グレイルライブ』を制覇し、その優勝賞品と思われる聖杯の回収を目指す。
えっちゃんこと謎のヒロインX〔オルタ〕が新たな霊基を得た姿。
同事務所の看板アイドルとして奮闘する事に。
今回のはぐれサーヴァント。登場早々に特異点の特性を身をもって示す。
自分達の窮地を救ったえっちゃんに惚れ込み、カルデアプロ専属のスタイリストとして参加。
マスター兼プレジデント、もといマスPとして特異点攻略に乗り出す。
- マシュ・キリエライト /『Bright Voyager』
社長秘書として参加する傍ら、密かに歌やダンスの練習をしており…?
キャラソンは元作のプロムナード最終曲かつ、主人公&マシュのイメージ曲『Baby,can't wait!』。
∞QUEEN
インフィニット・クイーン、略してムゲジョ。
グレイルライブへの参加権を賭けカルデアプロが挑戦した相手。対戦後えっちゃんの勧誘を受け、新ユニットAxXxS(アクシズ)を結成する。
- メイヴ /『愛しき私の敵対者』
- タマモキャット /『笑顔 glory day』
聖マハトマ歌劇團
名前通りミュージカル調のライブスタイルが売りのアイドルグループ。
舞台上で展開される世界観は観客を強く惹きつけ、視察したカルデアプロがハマりすぎて自滅しかけるほど。
- エレナ・ブラヴァツキー /『それってとってもマハトマね☆』
- アルテラ /『掌の星屑』
- ジャンヌ・ダルク /『Prove』
- 牛若丸 /『サイケデリック流離譚』
夢去りぬ乙女
儚さを全面に押し出したスタイルのアイドルデュオ。
メンバーの能力も関係しているのか周囲一帯を夜に変えたり、しんみりしたムードがエネミーとして実体化する程の影響力を持つ。
ヴィルトゥオーサ
絶対王者と謳われるトップアイドル達。
芸風、行動、ファンクラブ、なにもかもがバラバラな状態ではあるが、「達人」を意味するグループ名に違わず一人一人が圧倒的な実力を誇る。
- ネロ・クラウディウス /『覇嵐蛮嬢ラプソディア』
- 酒呑童子 /『桜歌爛漫』
- エウリュアレ /『mirage』
サブキャラクター
上記のメインキャラクター以外にもアイドルやプロデューサー、振付師、演出スタッフetc.として大勢のサーヴァントがクエストや概念礼装に登場している。
- 少女A
レイシフト直後の主人公&マシュを強引にファンクラブに勧誘しようとしたストリートアイドル。
サーヴァントでもなんでもない所謂モブキャラなのだが、特異点の補助があったとはいえ一般人でありながらサーヴァントを倒すわ、バトル時は女海賊になるわとやたらキャラが立っている。
なお、中森明菜の楽曲に「少女A」というものがあり、彼女の活躍はこの曲を彷彿とさせるとか。
- 音怨(ネオン)
少女Aが推しているデスメタル系アイドルグループ。…というかまんまゴースト系エネミー。
合宿所のオーナーとして弟と一緒に登場。
経営している合宿所はツッコミどころ満載な見た目だが、中身は結構な高級旅館。
グレイルライブの司会進行の他、参加アイドルのインタビューを担当。
アイドルが主役の特異点に居ないわけがなかった。
ライブイベント中で手に入るコマンドコード(帽子)のみの出演、と思いきやイベント後半から突如シナリオに乱入。
『Waltz in the MOONLIGHT/LOSTROOM』関連サーヴァントのうち新規の霊衣がない勢。彼女達は概念礼装のイラストに登場している。
余談
リヨイベント同様「コラボレーション」と呼べるかは微妙な所だが、これは前年度の時点で、被らず下地にできる進行度の他作品がもう無い事を表明している為。
過去イベントの中で最も新霊衣が多いイベントとなった今作であるが、この衣装によって元から持っていた性質に変化が起きた者もいる。
例えば静謐のハサンは、新しい霊衣を身につけてから直接触るだけで相手が死んでしまう猛毒が大きく弱体化し、主人公以外でも魔力的な防護策があれば触れられるようになった。
音痴で知られるネロも何故かここでは歌が上手く忌避反応を示す者がいないことから、静謐の毒のように補正されていると思われる(エリザベートも音痴だが、誰かの為に歌う時だけはとても上手い)。
また、本イベントの詳細が明かされた際、「陳宮メドレー」「センター道満」「レジライブ」といった悪魔のユニットワードがどこからか次々と浮上し、一時期トレンドにもなる珍事も起こった。