概要
宇宙ゴミと和訳されるもので、人類が宇宙へ進出することによって発生し、地球の衛星軌道上を浮遊するゴミのこと。
耐用年数を過ぎて機能停止や事故、故障でコントロールできなくなった人工衛星や打ち上げたロケット、更には宇宙飛行士が落とした手袋や工具も含まれる。
ただし、一般に流れ星とも呼ばれる天然岩石や鉱物・金属などで構成された物体は『流星物質』と呼ばれスペースデブリとは異なる。
スペースデブリはそれぞれが異なる軌道を、秒速3kmから秒速8kmという弾丸以上の速度で周回しているため、回収またはコントロールは実質不可能。
そんなシロモノの総数が増加の一途を辿っているものだから恐ろしい話である。
また、たまに地上まで燃え尽きずに落下してくることがある。
デブリが直撃すれば人間は即あの世行きだが、そもそも人に直撃する確率は非常に低い(時折出回る確率と称するモノは大抵「何もない屋外に棒立ちしてる状態」を想定しおり、実際はビル等建物の中に居るケースも多い事を考慮してない点が指摘されている)。
どちらかといえば宇宙船に当たる方が確率が高く、小さなボルトでも当たればそれこそ命取りになる。
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ゼロ・グラビティ(映画):スペースデブリの恐ろしさがこれでもかと分かる映画。具体的には冒頭の大惨事の元凶である。