ライダー(Fate/strangefake)
ふぇいくのらいだー
※記事作成時に誤って小文字表記が用いられており、イラスト投稿時は「ライダー(Fate/strangeFake)」のタグ使用が推奨される。詳細はタイトルの大文字小文字に誤りがある記事を参照。
トオウ、アナタガ、ワタシノマスターカ
真名 | ペイルライダー |
---|---|
クラス | ライダー |
性別 | その概念は無い |
身長 | 感染、拡散状況によって変化(最小でパルポウイルスと同程度) |
体重 | 感染、拡散状況によって変化(最小でパルポウイルスと同程度) |
出典 | 『ヨハネの黙示録』 |
地域 | 全世界 |
属性 | 中立・中庸 |
ILLUST | 森井しづき |
CV | なし |
※ プロフィールの出典地域は本百科の推測なので注意。
『Fate/strange Fake』に登場するライダークラスのサーヴァント。
偽りの聖杯戦争に召喚された最初のサーヴァントとして、スノーフィールド中央病院の病室で眠り続けている少女、繰丘椿の夢の中に現れ、彼女と(無自覚ながら)契約を交わす。
それすら大いなる計画の一部であるのだが、少女がそれを知る事は決してない。
『ヨハネの黙示録』に示されし『終末の四騎士の蒼き死の担い手』、『ペイルライダー』。
その真の本質は「死そのものの概念」。
「偉大なる主神ガイアの怒り」を体現すべく造られた『終末の四騎士』の1人。
ジェスター・カルトゥーレによれば、その存在は遥かな昔より「星の従僕」と呼ばれる、人類へ仇なす抑止力の存在、すなわち"カウンターガーディアン"だとされる。
天地創造から今日に至るまで、風に、鳥に、水に、人に、ありとあらゆるものに「乗って」世界へ広がり多くの命を死へ追いやる存在としてライダーとしてガイアにより創造された。病は手段の一つに過ぎず、その正体は死そのものの概念。それゆえに『死神』としての側面をも持つ。
そして、『ヨハネの黙示録』において与えられた擬似的な人格=蒼褪めた馬を駆る死の象徴たる騎士、『ペイルライダー』の二つ名がサーヴァントとしての真名となる。
概念そのものであるが故、他のサーヴァントとは戦いの土俵が完全に違っており、スノーフィールドの聖杯戦争における最悪のダークホースとなってしまった。
一人称は「ワタシ」。
英霊どころか人間ですらない、生命体であるかどうかも怪しい異質の存在であり、サーヴァントとして召喚されること自体が大いなるイレギュラーである謎の存在。
人格や感情も聖杯に掛ける望みなども一切持たず、聖杯から与えられた知識によりただ聖杯戦争をシステム的に再現し、ただ椿の望みを叶え、彼女を脅かすものを排除するためにのみ持てる力を淡々と振るい続ける、物言わぬ彼女の防衛機構のような存在。
2巻で魔術師達の使い魔を夢の中に引きずり込み椿が動物を望んだことからスノーフィールド中の動物に感染し引きずり込み、更に3巻では誰も街から出ていかないという願いを受けて街から出て行こうとする人間を全て感染させ精神を支配し引き返らせた。
これによりスノーフィールドは出る事は叶わず来るものは拒まずのある種の牢獄へと化した。
また、動物に感染して以降知能を持ち始めたような描写がある。
定まった形を持たない為、本体を椿の傍らに残しつつ分身を偵察や攻撃に向かわせることも可能。病に感染させた相手の魔力を吸収し昏倒させ、椿が望めば彼女が見る夢の世界へと引きずり込む。
五感どころか本来魔力感知やその他の魔術的な探知でも補足できない。このライダーを認識できるのは、そういったものを超越した高ランクの感知スキルを持った存在くらいである。
「そもそも気付ける者が稀」だが、同作内ではライダーを認識できる者が複数いる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
繰丘椿 | E | A | B | A | C | EX |
保有スキル
対魔力(C) | ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。 |
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騎乗(EX) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。 |
感染(A) | 細菌やウイルスの形状を取った己の分け身を他の生物に感染させる事で、己の領域を広げるスキル。感染者は自らの精神と肉体を支配され、精神が宝具によって生み出された世界へと引き込まれる。時に魔力などを吸収される事もある。 |
無辜の世界(EX) | 「死」や「疫病」に対する人々の恐れが生み出したイメージが色濃く反映されたスキル。イメージがあまりにも雑多な為に召喚時はプレーンな存在になっており、宝具『来たれ、冥き途よ、来たれ』による「冥界」に取り込んだモノによって存在の方向性自体が変化する。劇中では椿の影響を受けた為、穏当。 |
冥界の導き(EX) | 宝具『来たれ、冥き途よ、来たれ』により冥界化した領域へと引き込んだ者の内、味方に対して様々な加護を与えるスキル。ペイルライダー自身が冥界の王という訳ではない為、とある神が持つ『冥界の護り』のスキルとはやや異なる。 |
椿本人を攻撃して排除しようとしても、元となった逸話からして死神と病を持つ少女は一体化しているため、物理的な攻撃はほとんど意味をなさず、手を出した者、出そうと試みた者達は全て漏れなく死亡するのみ。その黒きローブは少女を守るためのものでもあると伝えられている。
ペストやコレラといった特定の病気ではなく、同時にその全てとなる「『病という災厄』の概念」及び「死そのものの概念」であるが故に、人類が持つ「病への怖れ」と「死そのものへの恐れ」がこの世から絶えない限り「それ」にも滅びの概念は無い。
来たれ、冥き途よ、来たれ(ドゥームズデイ・カム)
- ランク:EX
- 種別:対界宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:−
自らの与えた「死」という結果の受け皿として、マスターを起点として疑似的な「冥界」となる結界世界を造り上げる宝具。緊急時は対象を肉体ごと結界内に引き入れる。
マスターのイメージに引き摺られる為、典型的な地獄や天国の様になることもあれば、完全なる虚無として魂を砕く空間となる場合もある。本来はもっと小規模であるが、土地そのものやその他の要素と結びついた結果、現在通常召喚時よりも広い結界を造り出している。
『ヨハネの黙示録』や後述のハデスに由来しているものと思われる。
剣、饑饉、死、獣(かごめ、かごめ)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:99
- 最大捕捉:999
宝具の読み方はマスターによって変化する。
己の結界内において他者に「死」を与える数多の物を具現化させ、その力を行使する。環境が完全に整えば、神話における「終末」を魔力が許す範囲でのみ再現することも可能。しかし椿が黙示録やラグナロクの知識を有さず、地獄も望まなかった為、そのレベルには到らなかった。
名前はヨハネの黙示録にて、黙示録の四騎士が「剣と飢饉と死と地の獣」によって人を殺す権威を与えられたことに由来し、下記の同類達も共通して持っている宝具と思われる。
契約したマスター。「まっくろさん」と呼ばれる。
彼女の願いを反映して夢の世界を作り上げた。初めは機械的に従っているだけだったが、最近では彼女を慰めるような動きをしたりなど、自発的に椿を守ろうとしている。
別陣営のマスターにして、椿に執着するもの。
「呪いが熟すまでもう少し」と意味深な発言をし、一応はガイア側に所属しているペイルライダーにも敵愾心を燃やしている。ただし、こうした彼の勝手な行動にヴァン=フェムは極めて否定的かつ厳しい態度を取っている事から、彼の行動は必ずしも死徒全ての本意では無い事が解る。
黙示録の四騎士の一人。剣を構え、血のような赤い馬に騎乗した姿からその名で呼ばれる。終末の際には人々に戦争を起こさせるとされる。その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『戦』(レッドライダー)。恐らく正義の味方達にとって天敵になるであろう相手。また、戦いの権能を持つアレス(マルス)やアルテラ等と関係があるのかは不明。
黙示録の四騎士の一人。黒い馬に騎乗している事からその名で呼ばれ、終末の際には食料を制限する天秤を持ち、人々に飢饉を齎して苦しめるとされる。その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『飢饉』(ブラックライダー)。天敵は食料難を打開する俵藤太辺りだと思われるが、その宝具すらも制限する可能性を秘める為、一概に天敵とは言い難い。
黙示録の四騎士の一人。頭に冠を被った弓騎士の姿で表され、白き馬に騎乗している事からその名で呼ばれ、終末の際には地上を支配するとされている。その為、恐らくサーヴァントとして召喚された際の真名は『支配』(ホワイトライダー)。天敵は反逆の体現者であるスパルタクス辺りだと思われるが、その行動次第で対抗できるか否かも変化する可能性が高い。
ギリシャ神話の冥界の王。終末の際には側に連れているとされる。
神霊ではあるが、後世のキリスト教世界では黄泉の世界をも指す言葉である。
『Fake』に登場する英雄の多くは冥界に関係した英雄だったりする。
???
7巻にて、残された力を使って椿を守っている際に助力を行った人物。
作中内における描写を鑑みると、その正体は……
更には、同じく力を貸す青年もいるようだが?
「どうやって勝つんだ」と思いたくなるが、作者である成田良悟氏曰く、「第5次聖杯戦争に参戦したサーヴァントの中に1人、相性の関係で手も足も出ずに負ける可能性がある」らしい。
恐らく、ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスの逸話からメドゥーサの事と思われる。
もしくは多重次元防御を展開可能な『全て遠き理想郷』を所持するアーサー王や薬などの財を持つギルガメッシュもペイルライダーに対抗できる可能性も考えられる。
更に付け加えるなら、聖杯探索に出てくる某婦長とは、天敵と言って良い程に相性が悪いと思われる(事実ある作品では非常に恐れていた)。おまけに2019年には前述の名医本人が出てきてしまった。敵視された場合はもちろん、医学の発展の為に病原体のサンプルとして丁重に扱われる場合も殺されまくる可能性があるため彼にとってカルデアは鬼門になると思われるが……
『「Fate/Grand Order」Memorial Movie 2023』では他の騎士たちと共にまさかの出演を果たす。
おそらく絞首台の縄に似たものを首に巻いているのがブラックライダー、王冠のようなものを被っているのがホワイトライダー、剣を持った赤い騎士がレッドライダー、そして大鎌を持っているのがペイルライダーだと推測される(2:23あたり)。